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お山に別荘を建てる

別荘地購入、別荘建築、別荘ライフの記録です。自分の思い出に
そして別荘建築を考えている方に少しでも参考になれば幸いです

凍結防止ヒーター

2015-11-24 18:56:56 | 別荘建築

 お山の冬は氷点下になります。当然、水は凍ってしまいます。在荘中は暖房するので室内は氷点下になりませんが、室外の配管・床下の配管は氷点下になります。夜間寝静まり水道を使わず、水が流れなくなると配管内は凍結してしまいます。そこで凍結を防止する為に、凍結防止ヒーターを配管に巻きます。


     


凍結防止ヒーターにはサーモスタットが付いていて、5度以下になるとONになり、10度以上でOFFになるそうです(施行監督談)ただ温度感知は誤差が多いらしいです。それで安全性を考慮して5度以下でONに設定しあるそうです(施行監督談)
水道凍結防止ヒーターは一般的なもので1mあたり約13Wの電気を消費します。寒冷地では、この水道凍結防止ヒーターを水道管に対して1.5倍の長さのものを巻き付けるのが一般的です。仮に水道管の長さが2mだとすると水道凍結防止ヒーターは3mになり、この消費電力は13W×3m=39Wということになります。これだけ見ると大したことがないように思われますが、各家庭には平均で10本前後の水道凍結防止ヒーターが使われています。従って、使われている水道凍結防止ヒーターが10本だとした場合その消費電力は、39W×10本=390Wということになりますエアコンの消費電力が約400Wと言われていますので、エアコンを24時間運転しているのと同じ電力消費になります。
別荘不在時も凍結防止ヒーターをON状態にし、蛇口にも凍結防止ヒーターを設置すれば水抜きは不要になります。しかし当然、大量に電力消費します。電気代もかさみますケチなOJISAN、いや地球環境を考えているOJISANは、別荘不在時は凍結防止ヒーターをOFF状態にし、水抜きをして帰宅します。

冬、お山で過ごすには、凍結防止ヒーターは欠かせません。設計士さんから「凍結防止ヒーターの電源ONにして、すぐに水出しした結果、水道管が暖まらない冷え切った状態で通水になり水道管が凍結してしまった」そんな事例が有った言われました。厳寒期は到着して室温が氷点下5度位になっていることがあります。一番にFFファンヒーターを点火し凍結防止ヒーターの電源ONにして、しばらくしてから水出しをするようにしています。

最近は「水抜き不要システム」が普及し始めています。運用実績が積み重ねられ、かなりシステムが確立されてきているようです。近い将来、「まだ水抜きしてるの?ずいぶん古い別荘なんですね」なんて言われてしまうんだろうな~ なんて考えながら水抜き・水出しをしているOJISANでした








別荘水抜き法・チェックシート

2015-11-23 18:56:46 | 別荘建築

 別荘水抜き法を、何度かに分けて紹介しました。管理事務所に水抜きを依頼した場合、料金がかかりますが修理、保証してくれます。自分で水抜きをした場合、料金はかかりませんが失敗した場合、自費で修理しなければなりません。水抜き時のヒューマンエラーをなくすため、チェックシートを作っています。また自宅に帰ってから、「あれ、あそこの栓、締めたかな?」なんて不安になることも・・・ でもチェックシートにチェックが付いていれば安心できます。



こんなシートを自作して使用しています。施行監督さんから、「水抜きをして30分たてば、蛇口を閉めても大丈夫ですよ」と言われました。そうすれば、「次回来荘した時は、不凍バルブを開けるだけで大丈夫です。夜到着しても楽ですよ」と言われ何度か、そのようにしていました。でも水抜きして30分以上待っているのが面倒なので、今は水抜きだけして帰り、水出しは来荘時に行っています。それから冬場は、道路事情から凍結の恐れが少ない昼に到着、帰宅するようにしています。

通水は、意外と楽で蛇口を全部閉め、水抜きバルブを閉め、給湯器の水抜き栓をはめ、不凍バルブを開けるだけです。でも案外、蛇口を締め忘れ水が出ていることもあります。ただ水が出てもシンク等、水を受ける場所があるので大丈夫です。

歳とともに、忘れっぽくなってきました。チェックシートを作る時は、何も考えず作っていました。でも今になってみると作っておいて良かったと思っています。




別荘水抜き法 トイレ・ウォシュレット編

2015-11-22 18:56:10 | 別荘建築

 今日は、トイレ・ウォシュレットの水抜きの紹介です。設計士さんに「ウォシュレットは水抜きしても、故障が多いです。冬場は外して自宅へ持ち帰って頂ければ・・・」なんて言われました。そんなに難しいのかな~OJISANちょっとビビってました。


        


まずウォシュレットの水抜きです。向かって右側にある着脱ボタンを押し、ウォシュレットを外します。便座の上で(水が漏れることがある為)横にして、左側にある、水抜きプラグと、給水フィルター付水抜栓を外します。ウォシュレットの水抜きプラグ側を下にして、便器内に水を捨てます。メーカー取説には水が完全に排水されるのに、2分位かかると記されています。このあとブロアーで水気を飛ばし、水抜き栓を外した穴にもブロアーで空気を送ります。水抜き栓を元に戻し、ウォシュレットを便器に着けます。その後、洗浄スイッチを押し空運転をさせノズル穴にブロアーで空気を吹き付け水気を飛ばします。これでウォシュレット水抜きは完了です。


        


次に便器の水抜きです。レバーを引き水を流します。便器内の水に波紋が無くなるまで、しばらくレバーを引き続けタンク内の水をなるべく抜きます。その後、便器内の水をバケツに抜きます。この時、水を抜きすぎると排水管内からいい香りがしてきますので注意です。


        


タンクの蓋を外し、タンク内のフロートなどが凍結しないよう不凍液をかけます。タンクの下の方には抜けきれない水が残っている場合がありますので、不凍液を多めに流し込みます。次に便器内に不凍液を流し込みます。これを忘れると便器内の残り水が凍結し便器が破壊なんてこともあるそうですので忘れないようにします。

不凍液を使用したほうが確実に凍結防止ができるようですが、施行監督さんから、「寒冷地用ウインドウォッシャー液でも大丈夫です」とアドバイスいただきました。-30度まで凍結しないウインドウォッシャー液 2リットル 198円を使用しています。不凍液は高いようです。それに浄化槽に流れた時、バクテリアさんにウインドウォッシャー液のほうが、優しいかな?

ひと冬、経過して大きな失敗はありません。一度、長男が水抜きをして、ウインドウォッシャー液の入れる量が少なかったのか、タンク内の残り水と、便器内が少し凍結して、氷が室温で溶けるまで1時間ほど通水しないことがありました。それ以降、ウインドウォッシャー液は多めに入れるようにしています(2リットル 198円ですから)それから、シャワー・蛇口編で排水トラップにウインドウォッシャー液を入れるのを書き忘れていました。

設計士さんが心配していたウォシュレットの故障は、今のところありませんでもなれた頃が危ないとよく言われます。気を抜かないよう頑張ります。





別荘水抜き法 シャワー・蛇口編

2015-11-21 18:55:00 | 別荘建築

 2回にわたり別荘水抜き法についてお話しました。不凍バルブを閉め、排水バルブを開けて、全蛇口を開け、水道管内の水を抜いて、給湯器水抜きネジを外してしまえば、水抜きは終了!あ~ら簡単 ま~これだけ忘れなければ水道管破裂は起きないでしょうが、これだけだと細々した問題が生じます。


        


トイレ手洗いの蛇口です。蛇口先端に水が飛び散らないようにメッシュが付属されています。メッシュに付着した水は表面張力で水が抜けにくいようです。他の別荘でメッシュが凍結、変形して水が飛び散るアクシデントがあったそうです。確実にメッシュから水を抜くため、パソコン掃除用のブロアーでメッシュに空気を吹き付け水を飛ばします。


        


次にキッチンシンクと洗面所混合栓に付いているシャワーです。混合水栓はレバーを上げ、水側・お湯側に確実に空気が入るようレバーを回します。そして問題はシャワー蛇腹ホース内の水です。下の水抜き栓を空けて蛇腹ホース内の水を確実に抜きます。ホースがたわむので意外と難しいです。シャワーヘッドもブロアーで空気を吹き付け水を飛ばします。


        


浴室の混合栓です。設計の段階から「サーモスタットの付いた混合栓は絶体故障するから、一番構造のシンプルな混合栓にします」と設計士さんに言われました。水側・お湯側に付いている水抜き栓を空け混合栓内の水を確実に抜きます。真ん中にある水抜き栓は、シャワー用です。シャワーヘッドを外し、口で思いっきりホースに息を吹きかけ水を抜きます。


          


意外と忘れやすいのが、洗濯機給水栓です。洗濯機給水ホースを外し蛇口を空け、弁を何度か押し確実に空気を入れます。洗濯機は一度脱水を回し水が残っていないようにしておきます。夏場は使用したタオルは洗って干して帰るのですが、冬場はなるべく洗濯しないようにしています。

蛇口に水分が残らないように心がけています。パソコン掃除用のブロアーは意外と使えると思います。今のところ大きな失敗はありません。一度だけ浴室シャワーホース内に水が残っていて一部凍結し水が出ないことがありました。浴室暖房機を作動させ30分位でシャワーが使えるようになりました。次回はトイレ・ウォシュレットについてです。



別荘水抜き法・給湯器編

2015-11-20 18:56:53 | 別荘建築

 今日は給湯器の水抜きについて話します。OJISANお山のおうち給湯器は、灯油給湯器です。200リットルタンク式でFF暖房機と共有です。灯油は別荘地管理会社が経営しているガソリンスタンドから配達してくれます。今年1月に給油してもらい配達料込みで1リットル100円弱だったと思います。埼玉と比べると高いのかな?配達料込みの値段がよくわかりませんが、電話1本で給油しといてもらえるので楽です。


        



まず室内のコントロールパネルで電源をOFFします。不凍バルブを閉め、排水バルブを空け水道管内の水を抜きます。次に灯油給湯器の水抜きです。3箇所、排水用のネジがあります。これを外します。これで給湯器の水抜きは終了です。


          


意外と簡単そうですよね  でも実際はネジが小さくて外しづらいんですそれから、水が抜けやすくするためか斜めにネジが切られています。通水時には外したネジを入れるのですが、これまた角度があり難しく、苦戦します。厳寒期で指先がかじかんでいる時はなおさらです。
でもしょせんネジ3個ですから、なんとかなります。
しかし、これは給湯だけで浴槽とつながっていないから、追い焚きができないから、ネジ3つで済むそうです。追い焚き機能が付いていると、追い焚きをして配管内の水を抜いたり、いろいろ手間がかかるそうです。
設計士さんから、「追い焚き機能をつけると、凍結でどうしても故障しやすくなるので追い焚き機能は無しにさせてください」と設計初期から言われました。別荘ですので毎日、浴室を使用しませんから追い焚き機能は無くても、暖かいお湯を足せば、なんとかなります。別荘ですから入浴する人ごとに、お湯を変えるのも有りかな?

不凍バルブを閉め、排水バルブを空け水道管内の水を抜き、灯油給湯器の水抜きをして、屋外作業は終わりです。次回から室内作業に移ります。