三月一日渓流が解禁した。
二年半前の10月に高崎さんに誘われて神之川へ釣り&川飯へ出かけたことを
思い出した。
(当時の記事)
https://blog.goo.ne.jp/fatbob1985/e/e8ba347edfe9392a2aa2ee82d956ad6c
今年は早々に川に出かけようかとも思っていたが、春の山歩き向けに鈍った
体を少しでも鍛えようとトレーニングを始めた矢先に太ももとお尻の筋肉を
痛めてしまった(泣)
これで春先の山も川もちょっとお預け~
神之川、釣りに行けないなら仕方がない・・・飲んでしまえ!
となりました。(チャンチャン♫)
フライの雑誌(2017-18秋冬号)が出版された。
私が思うに釣り雑誌の中では他とは一線を画す、硬派の一冊だ。
人間と魚を取り巻く環境問題を取り上げたり、時には釣り人のルールと
マナーに鋭く切り込んだりと、楽しさだけでなく常に問題意識を持ち、
何かを問いかけてくるような一面を持つフライフィッシングの雑誌だ。
(あくまで個人の感想です)
この素晴らしい本も今年の30周年を機に、超・不定期刊になるという。
「丹沢物語」の著者で私の数少ない知人でもある碓井昭司氏が久しぶりに
寄稿しているのを知って予約購入した。
今後は単行本中心の出版活動へ注力してゆくらしいが、このような雑誌を読む
機会が減るのは何とも寂しいものがある。
禁漁直前の渓流へ釣りに出かけることになり、恐縮にも朝7時に自宅まで迎えに来ていただいた。
まずは高崎さんの庭でもある小渓流へと車を飛ばす。
現地に到着後、林道に沿って下流へ歩き続け、入渓してからは交互に前後入れ替わりつつ、
流れを遡り、堰堤を超えながら釣り上がった。
間もなく高崎さんが15㎝ほどのヤマメを釣り上げたが、写真を撮ろうとした矢先に逃亡されて
しまい無念~。
私はというと、一度 だけ ”チャポン” とフライに食いついたヤマメ?がいたが、合わせる前に
「ウウッ、まずい」と言ったかは定かでないが一瞬にして吐き出されてしまい釣れなかった。
てな訳で、この小渓での釣りは切り上げて一路神ノ川へ。
途中、ガケ崩れ通行止めの表示を横目で見ながら大量の土石や流木が寄せてある道を不安に
かられながらも慎重に進むこと?分、何とか予定地点に無事辿り着けた。
しかし、度重なる台風の爪痕は大きくて元の川を土石が埋め尽くし、林道が新たな流れとなり
その様子は一変していた。
コンクリートは破壊され、土手は無残にえぐられ、元の景色が想像できない程。
水の恐ろしい程の力をまざまざと見せつけられた。
こんな状況ではヤマメや川虫はおろか、川の中のすべてが流されたはず。
釣りになりようもない中、せっかく来たのだからと身支度して流れに入る。
先を行く高崎さんは慣れたもので強い流れや大石を身軽に乗り越え
ながらポイントを攻め上がって行く。
私も後に続き丁寧にポイントをたたきながら釣り上がれども、全く当たりが無い。
やはり魚も何もかも流されてしまったのだ。
寂し~い・・・・・。無念さを飲み込みここで納竿。
時刻は丁度正午。そうとなればなんといっても川飯です!
(釣りに来ているのか、食べに来ているのか分からない昨今ですが・・・)
高崎さんは私がまだ下準備をしているのに、あっという間にこの通り。
まずは、ガーリックでパンチを効かせたナス焼きと麻婆春雨で乾杯~!!
私は持参した豚肉を焼き始めました。
が、しか~し調理途中でガソリンストーブが失火したため、後半は高崎さんのガスストーブを
借りる次第に。(毎度、火器が不調でお世話になりますです)
やっとできましたよ~ん。豚肩ロースのスペアリブソース漬け焼き、レタスとミニトマト添え。
おおっと、忘れもの!
ジャガリコのサラダ味とじゃがバター味で作った即席ポテトサラダを脇に置いたままでした。
横に盛り合わせてこれで完成!!またまたカンパ~イ、ビールもチューハイも進む進む。
ほどよく満たされた後は、高崎さんお勧めのラーメン。
ネギと卵を入れて二丁出来上がり、まいう~!
腹が満たされれば人間誰でも眠くなるもの。川の流れる林道脇に陣取った川飯処で一睡。
アアッ、危ないーっ!!
てな訳なく、川飯処は我らが駐車スペースの隣でやした。
寝ながら空を見上げると、今日はまだまだいい天気。天候には恵まれました。
辺りは土石に流木、ガードレールも埋まっていました。
復旧工事にはどれほどの人手と期間そしてお金がかかるのだろう。
ここにあった美しい渓流に魚達が戻ってくるには三年ほどかかるという。
午睡から覚めると青空も無くなり、山には雲がかかり始めていました。
そろそろ帰り支度の時間です。
道端にはホトトギスが一輪。
すぐ傍には繋がって咲くものも、良く見かけるホトトギスとはチョット姿が違うような?
ちがう種類ですかね。
帰り道、道志川に立ち寄ると鮎の友釣り師の姿がチラホラ。
魚は流されて居なかったので釣りにはならなかったが、気持ちの良い景色と美味しい空気、
心地よい渓の音、そしてなんと言っても旨い川飯とお酒に友との語らい!
楽しくて美味しくてやめられません。
高崎さん、今回もガイドありがとうございました!!
次は秋の山歩きですかね、またよろしくお願いします!!!
瑞牆の森で久しぶりにロッドを握りチビイワナを釣ったことで、眠っていた釣り心に
少しばかり火が着いた。
あれ以来再びぐずついた天気の毎日だったがこの2日間は夏日が戻ったように蒸し暑い。
それならばとロッドとウエーダー、ベストなどを車に積んで丹沢方面に向かって走り出した。
駐車スペースには車が4台、バイクが4台停まっていた。
造園業の軽トラは、少しあとに来た2台の仲間の車と一緒にゲートを開けて奥へ走り去って
行った。お仕事ご苦労様です。測量関係者の車も後から1台入って行ったっけ。
毎日のように降った雨で、水量は多めで以前訪れた時よりもたっぷり流れている。
すぐ下へ降りて流れに入り、枝を避けるため逆手でロッドを振る。
最初は歪んだ弧を描いてラインが飛んでいたが、少し経つとまあそこそこに振れた。
しかしハッチも無い川面からはフライに食いついてくるものは無かった。
入渓点があまりに安直なので、林道に上がり上流へ向かって歩きながら堰堤下や降りやすい斜面を
下ってフライを流してみるが、気配が全くない。
先行者もいるだろうが、ヤマメ自体が居ないのでは?
しばらく遡行するが、何度キャストを繰り返し、違うラインで流しても反応が無い。
渓と林道を行ったり来たりしていると、急にサルらしき声が大騒ぎしている。
行く手の林道わきの繁みの辺り。敵(熊とか)でも近くに居るのだろうか。
先へ進むのが不安になってきて、当たりも無いことを理由に早々と帰ることにした。
狩猟禁止区域だから野生動物にとっては棲みやすいのだろうな。
車に戻り着替えているとシャツの左袖に赤いシミが。
ええっ!とシャツを脱ぐと左腕に大きな出血が(ヒル!!)
他にはと確認すると先に脱いだ靴下の上ゴムの一部にも赤黒いシミが。
ズボンをまくると、やられてました。右ふくらはぎに大きな血のあとが。
足元に目をやると、居ました!憎き山ビルがもぞもぞ動いていました。
これたぶん私の身体から落ちた奴に違いない。
迷わず処刑してやりました。
ちょっと意気込んで来たのに、釣果はゼロ。成果はヒル2匹!!
禁漁まであと半月余り、もっともっと上流か源流部に行けたら釣れるのかな~。
最近、釣り離れしていて解禁日どころかシーズン中全くロッドを振らないことが続いている。
だいぶ前の話になりますが、転職を図り職探しをしていた時、こんな時しか行けない!と
3月1日平日の解禁日に早戸川へ繰り出しました。
他の釣り人を見かけない渓で独りフライロッドを振っていると、カメラを抱えた人が足早に
近づいてきたのです。
見知らぬ人「釣れますか?」
私「水量も少なめ、水温も低めでまだ釣れませ~ん」
見知らぬ人「東京新聞の〇〇と言います、写真撮らせてもらっていいですか?」
私「ええっ!私をですか?」
見知らぬ人「お願いします」
てな具合で見せる魚も無いのに初心者の私が被写体になってしまいました。
しかもなんと、3日後の東京新聞神奈川版に「渓流シーズン到来」の見出しと共にその時の写真が
掲載されたのです。
ちょっと最後のコメントは違っているけどな~。
拡大しても誰だか分かりません。
そしてこの後分かったのですが、〇〇さんは東京新聞に1997年から10年間連載されていた
「渡良瀬友情」というフォトエッセーで渡良瀬遊水地の美しい自然と保護を写真を通して訴え
続けていた著名なカメラマンだったのです。驚きー~~。
チャンチャン。
皆さん、昨日のニュースをご覧になっただろうか。
秋田県田沢湖にしか生息していず、絶滅種となっていたクニマスが
山梨県の西湖で発見されたというビッグニュースを!
あの釣りキチ三平でも登場した幻の魚である。
現地ではクロマスと呼ばれていたそうで、春秋の釣りで有名なヒメマスの
輝くような銀色の体色と比べると色が黒く異なる魚種だったようです。
ヒメマスは紅鮭の陸封型で通常釣れるのは20㎝台、大きくて一尺ほどです。
まれに大型の釣れることがあり、中禅寺湖畔の「たびや食堂」にはご主人が
つり上げた50㎝位の剥製が飾ってあります。
その身はサーモンピンクで刺身から塩焼き、ムニエルと軽い食味ながらその
味は淡水魚中文句無く一番と言われています。
<以前、西湖で釣ったヒメマスです>
私も嘗ては西湖に通ったことがあります。
早朝の湖にボートを浮かべ、ボートの縁に竿を数本固定してボートを揺らし
ながらひたすらあたりを待つのです。
ヒメマスはヒットすると引くのではなく、「食い上げ」と言って水面に向かって
泳ぎ上がってくるので、錘の重さで頭を垂れていた竿先がピンと伸びきって
しまうのです。
面白いあたりでしょ、最初は戸惑ったものです。
時々間違ってヘラブナが掛かったり、釣れたヒメマスをブラックバスが食い
ついた時はすごい引きで、「これはいつもの釣りだ」と思ったものです。
しばらく西湖が注目されてしまうのでしょうが、早くいつもの静かな西湖に
戻ることを祈っています。
そしてクニマスの保護も真剣に考えたいですね。

4月中旬の中禅寺湖はまだ冬のようだった。
アルバイト先のN氏、K氏とN氏の友人F氏に管理人の4人でトラウト狙いで繰り出した。フルチョイスシステムの初代セリカGTに男4人を詰め込んでの釣り旅がスタートした。

中善寺湖畔に着いたのは深夜。道が悪いため車を置いて阿世潟キャンプ場を目指すが、ここで真の闇に遭遇したのです。生憎、月の無い夜だったので1メートルと離れていないところを歩いている隣の人が全く見えないのです。声の聞こえる方に目を凝らしても何も見えず、ただ真っ黒なだけ。まるで目をつぶっているのと同じ状態だった。怖かったなぁ。
この頃はまだ三角テントが一般的で、右のようなドームテントは珍しかったっけ。

釣り疲れた時は大地で寝るのが一番。陽が昇っても寒くてシュラフにくるまって寝るの図。

ザックもバックパックが主流で、よく売った覚えがある。ポイント移動で歩いているだけで気持ちよかったのを覚えている。澄み切った湖水が印象的だった。ちなみに被っているのはこれまた良く売れていたアポロキャップっす。

おおっ!つつっ、釣れた!!!
残ね~ん、これはF氏がルアーで釣ったサクラマスでした。○ボだったのでいかにも自分が釣ったかのようにサクラちゃんをお借りして写真に収まったものなのです。

釣れなかった時は、諦めも肝心。Sonyのラジカセ聞きながら一服。これまた最高。(管理人は今は非喫煙者です)

夏はやっぱりTerrestrial。でもってantかな。エルクやウルフで決めたいんだけど、beeやbeetle、caterpillarも巻いてみる? でも毛や産毛がはえてたり、ツルッとかコロンとしてるのは何か苦手なんだなあ。結局、定番スタンダードで攻めることになるのかな。
先週下見したM川へ着いたのは10時、超遅~い出撃です。ベストとウエーダーを着て川に降り立つと風が・・・。リーダーとティペットが結びにくいよー。最近目も衰え気味なのでフライを結ぶのも一苦労なのである。上流に向かい浅めの川を遡るがライズどころか魚影が全く見えない。この辺りは下流なのでこんなものだろうとドライフライを流しながら進むと程なく大堰堤に行く手を阻まれた。 あれっ地図には堰堤マークなかったのにな。仕方なくそそくさと林道に上がり、車でゲートへ向かうと平日にも拘わらず3台が駐車していました。車だけでは釣り人かハイカーか又は山菜採りかは判断つかないので、気にせずままよと林道をあるきながら入渓点を探す。途中の小堰堤やプールを横目に15分程で降り口がみつかり川に入った。
なかなかよい落ち込みや小さなプールが連続しているが、どこも反応はない。「あそこは今は魚影がうすいよ、かなり上まで行けばいるけどね・・・」と言った友人の言葉が身にしみた。でも本当は岩陰に潜んでいて、へたっぴいな腕前のお陰でフライを食べそこなった幸運な魚がいたんだろうな。
行けども行けども空しくなるだけ。今日は早々に諦めて納干とした。帰り道、曲がり角から突然黒い物体が突進してきたのです。思わず腰のフォールディングナイフに指がかかったが散歩中にリードを解かれた黒のラブラドルで事なきを得た。あーあ熊でなくてよかったっす。
近々の釣行に備えて渓の下見に出掛けた。丹沢のM川付近を彷徨き、車を降りては川に降り立って水量やポイントをチェックした。途中、隧道出口にかなり古いクラウンを停めて柵に腰を掛けている男が一人。一見強面の風貌で、一人で奥へ進むのは躊躇うほどのフェロモンを発散していた。おおっこわ、怖~い。
ゲートに着いて車を降りる。さっきの男が気になり、来た方向を振り返りつつ林道を歩きはじめた。
2、30分林道を登って折り返し、今日の下見は終了とした。帰り道にまだその男はいた。ただの暇人なのか、何かの取引相手待ち?