goo blog サービス終了のお知らせ 

山峡に暮らして見れば…

変り行く四季の移ろいを、過ぎ去りし日々の追憶と共に…
 日常感じたことも…

(映画音楽)「ヴェニスの夏の日」

2007-07-02 00:09:35 | 映画音楽
 やっとクチナシの花が咲きましたが、この花を見るとあの映画音楽を思い出します。
      イギリス映画「旅情」の主題歌 「ヴェニスの夏の日」…
      中年のアメリカ女性が旅先で出合ったイタリア人男性との恋…
      突然降ってきた幸せな日々…そんな思いを振り切るように…
      旅立つ彼女を必死に追う彼の手には「くちなしの花」が…
 五十年間の長い歳月…我が青春の残像のように、よくもまぁ忘れもせずにしっかりと覚えていた、ヴェニス駅での感動のラスト・シーンでした。
      ヴェニスの夏の日 (SUMMERTIME IN VENICE)
       http://www.jttk.zaq.ne.jp/babpa300/eiga/venice.html
      監督:デビッド・リーン (1955年)
      出演:キャサリン・ヘプバーン ロッサノ・ブラッツィ

(映画音楽) 「酒とバラの日々」 (同名の映画)

2006-10-21 00:02:55 | 映画音楽
 ヘンリー・マンシーニは「ムーン・リバー」や「ひまわり」など、私も一番好きな作曲家ですが、
この「酒とバラの日々」については、内容がよく判らない映画でした。
 音楽はサウンド・十ラック版のCDがあるのですが、この音楽を聴いただけではよく判らないので少し調べてみました。

 最近は飲酒運転が大きい社会問題になっていますが、この映画はアルコールの誘惑に抗し切れずに人生を狂わされた夫婦の、愛と苦闘の物語なんですね。
 ストリーの結末は判らないので、どんなエンドになったのかは知りません。
 あまり飲めない…と云うよりも飲みたくない…私にはこの「お酒の誘惑」と云うか、魔力がよく判らないのですが…
 
 映画や音楽のタイトルだけ聴いていたら、とても「ハッピーな日々」に思うのですが…
 「七色の美酒」の話をご存知ですか…大正時代…と、思いますが、あの「青踏」の時代…平塚らいてうなど「新しい女」たちが、七つの色を持つ洋酒を飲んで世間で話題になりました。
 比重が違う酒を順次に上手に注げば虹色の酒が出来るのなそうな?…でも難しいらしい…そのパーテンさんは余程のベテランだったのかな…
 こんな話を聞くとお酒って、なにか華やかな幸せを呼んでくるような気分がするのですが…、
 
 でも、最近のニュースを聞くとハッピーどころか…これはもう「凶器」以外の何者でもありません…想像しても恐ろしいです。
 しかも、取り締まるべき立場のPさんまでが…絶句しますね。
 勿論、お酒の効用が全然わからない訳じゃありません。中年の現役時代に深夜勤務をしてた頃、夜勤の為に家で「寝置き」つまり、睡眠の先取りをすることがありました。
 眠くもないのに眠るためには…それはやはりお酒が一番でした。
 5時間ほどぐっすりと眠って…会社でもう少し仮眠を取って…それで辻褄を合わせました。
 こんな時には本当ににアルコール効果100%を実感しました。
 こんな風にすぐ反応する私が酔い冷め運転したらどうなるか…やっぱり少し気が大きくなって…ついついアクセルを踏み込んでしまいました。
 深夜に走っていると目立ってPさんの検問を受けましたが、その頃は「ご苦労はん…気をつけて」で済みました。まだ四十代の頃…高度成長期のお話です。
 勿論、最近は徹底実行です…「乗るなら飲むな 」を…

 映画「酒とバラの日々」の話題のつもりが…とんだ脱線になりました。
  作品情報 - 酒とバラの日々  原題 : Days of Wine and Roses
  製作年 : 1962年  製作国 : アメリカ  配給 : ワーナー・ブラザース配給
  キャスト(役名) -
   Jack Lemmon ジャック・レモン (Joe)
   Lee Remick リー・レミック (Kirsten)
   Charles Bickford チャールス・ビックフォード (Arneson)
   Jack Klugman ジャック・クラッグマン (Hungerford)
   Alan Hewitt アラン・ヘウィト (Leland)

  スタッフ - 監督  lake Edwards ブレイク・エドワーズ
        音楽  Henry Mancini ヘンリー・マンシーニ
        作曲  Henry Mancini ヘンリー・マンシーニ
        作詞  Johnny Mercer ジョニー・マーサー


(映画音楽)「奥様お手をどうぞ」(映画「皇帝円舞曲」)

2006-10-19 00:04:05 | 映画音楽
 映画「皇帝円舞曲」は」私が18歳頃に大阪スバル座で見ました。
 それにしてもこれほど印象が薄い映画はないと思います。ストリーもよく判りませんでしたが しかしビング・クロスビーと云う歌手兼男優の名前とこの曲だけはしっかりと覚えて帰りました。
 この映画は初期に見た映画だったので勿論、後から見た「旅愁」のジョーン・フオンティーンの名も存在もは知りませんでした。
  「I kiss your Hand, Madame」
 映画『皇帝円舞曲』の挿入歌に使用されたこの曲は、ビング・クロスビーの魅力的な歌声と共に私の耳に焼きつきました。彼の映画はこの後で『ホワイト・クリスマス』(1954年)を私もリアルで見ましたが、共演のダニー・ケイやヴェラ・エレンとの意気もぴったりして、パラマウント社が誇るヴィスタヴィジョンの大画面と共に素晴らしかったと思います。
1977年に74歳で他界するまその存在は大きく、生涯で57本の映画に出演、1700曲以上をレコーディングしたそうです。

 本題のこの映画ですが…
蓄音機のセールスのため愛犬のバトンズと共にオーストリアに来たアメリカ人セールスマン、ヴァージル。バトンズが伯爵令嬢ジョハンナの飼い犬シェラザーデと恋に落ちたことが縁で、ヴァージルとジョハンナも恋に落ち、二人は結婚の約束を交わす。しかし、身分の違う二人の結婚を皇帝が許すはずもなく…
                      (資料より)
 と云うコミカル・コメディのようでした。
 ところでこの曲は本来はコンチネンタル・タンゴの名曲ですが、映画ではスロー・ワルツみたいな感じのように思ったのですが、遠い記憶なので定かではありません。
 
 映画の舞台となるオーストリアのアルプスのシーンは、主にカナディアン・ロッキーでロケするなど珍しく贅沢なつくりだったそうです。
 この映画はアメリカでは観客からは好評を博して、何百万ドルもの収益を上げる大ヒットを記録し、48年度の全米興行収入第7位に輝いたとかです。
 アカデミー賞ではミュージカル映画音楽賞と、カラー衣装デザイン賞の2部門にノミネートされましたが受賞は逸したようです。
 この作品は私が洋画の世界に足を踏み入れて 間もなく見た映画ですので…消化不良の代表作の一つでしたが、音楽だけは私のメモリーにしっかりと、記憶出来ただけでも良かったです。

   皇帝円舞曲 (The Emperor Waltz)
 製作: 1947年 パラマウント・スタジオ チャールズ・ブラケット
 監督: ビリー・ワイルダー
 出演: ビング・クロスビー ジョーン・フォンティーン

 

〔映画音楽)「巴里のアメリカ人」

2006-10-18 00:01:55 | 映画音楽
 私とジョージ・ガーシュインとの接点は…結構古い割合に…あまり深くないようです。
 彼の音楽に接したのは以前にも書きましたが、ダイナ・ショアの「サマータイム」を聴いてからですが、その頃は映画「ポギーとぺス」はまだ製作される前で、舞台で歌われた音楽だけ先行してヒットしました。
 「巴里のアメリカ人」はガーシュインの音楽よりも、どちらか云うとジーン・ケリーとレスリー・キャロンの踊りの方に関心があったのですが、映画は観る機会がないまま現在に至っていました。
 しかし先日「リリー」のブログを作っていて、急にこの映画が気になって来てやっと見ることになりました。
 ジーン・ケリーは「錨を上げて」や「雨に唄えば」で初めて見て以来…これ、五十年ほど前の話です。
 レスリー・キャロンは名前と歌だけは知っていたのですが、実際に彼女の映画を見るのは割合と新しく昨秋の「恋の手ほどき」以来です。

 先日のブログで私は彼女のことを「美人タイプとは云いませんが…可愛いい感じのスターだった」と書きましたが、映画の中でもヒロインのリズ(レスリー・キャロン)のことを、セリフの中で「美人じゃないけど…チャーミング…」と云う風に表現していましたが、このあたりは感じ方に大差ないようで安心しました
 
 ストリー自体は大きな展開はないしシンプルでしたが、見所はなんと云ってもラストの売れない画家ジェリー(ジーン・ケリー)と香水店に勤める女性リズ(レスリー・キャロン)のダンス・シーンでしょう。
 お互いに惹かれながらも別離が迫った二人が描く幻想…17分以上と云うこのダンス・シーンは「パリのアメリカ人」の演奏時間と、ほぼ一緒ですのでこの長い一曲分を完全に踊り切った訳で凄いことだと思います。
 この音楽は私もCDとかは持っていないので、某オーケストラの演奏録音をダウン・ロードした曲を、時々聴いていますが18分と結構長いので、メロディも部分的に聴き覚えがあるな…と云う程度です。
 それに気になることが一つ出て来ました…画家ジェリーの後援者を買って出た、ミロと云う女性…誰でしたっけ…脇役でしたから聞いても私が知らないスターだったかも…気になります。
 ご存知の方…お教え下さい。
 
 私の長年の思い違い…私は有名な「グランド・キャニオン」の中の「山道を行く」と云う曲をガーシュインの曲だ…と思い込んでいましたが、実は作曲はグロフェと云う人でした。
 それが何故混線したのか?と云うと、それは、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」の編曲を手伝った人物だったからだそうです。
 若い頃に京都は北白川から大津方面へ向かうため、峠を喘ぎながら登る時に携帯ラジオから、この曲が流れて来るととても勇気づけられました。
 グロフェは大作曲家ガーシュインの大成功の影の人…ジャズとクラシックの橋渡しをした人だそうでしたが、往年の名曲「山道を行く」は永遠に不滅かと思います。

 元気溌溂としたジーン・ケリーの演技やダンスを見ていると…「巴里のアメリカ人」と共にMGMミュージカルの原点とも云うべき…アノ映画も見たくなりました。

(映画音楽)「二人でお茶を」(同名の映画)

2006-10-17 00:03:55 | 映画音楽
 この映画自体は私はよく知らないし、ドリス・ディが初めて出た映画…ぐらいの知識しかありませでした。でも音楽だけは今でも、心に残ってしっかりと焼きついいます。
 この歌は私が若かりし頃にいつも聴いていた、あるローカルラジオ局の音楽番組のテーマ音楽でした。
 それはドリス・ディの歌ではなくてピアノ演奏でしたが、それがまたシンプルでよかったようです。
 以前に記事で書いたかも判りませんが、その番組はハガキによるリクエスト形式で、放送時間が午後3時ごろ…と半端だったのか、聴く人が余程少なかったのか、大抵のリクエストは放送してくれました。
 名前は本名でも良かったのですが、番組に面白さを持たすためにハガキには、本名を記載するという条件付でニック・ネームの使用が認められていました。

 このネームが各人いろいろ工夫して名乗りましたが、その内にネームから人物をそれぞれ勝手にイメージしたり、思い浮かべたり…そんな思いがお互いに高まって、今で云う「オフ会」を開きました。
 夢にまで見た憧れの君に会えて…お互いに良かったね…と、得心して再会を約して別れました。あの頃は私はまだ十代…メンバーには三十代位の「おばさま」もいましたが、私はこの年代の人の方が馴染みやすかったように思います。
 と云うのは私も自分の姉ぐらいの年代なら結構、話の辻褄をあわすことが出来たからです。
 ドリス・ディの歌は私のCDの中でも一番多いし、聴くといつでも青春時代に戻れるハッピーな歌ばかりです。
 
  「二人でお茶を」   1950’  アメリカ映画   98分  ワーナー
       監督   ディッド・バトラー
       出演   ドリス・デイ   ゴードン・マクレー  ジーン・ネルソン

  (写真…砂漠 靴… あの名作のラスト・シーン…思い出しました)



〔映画音楽)「ブラームス・ハンガリー舞曲第5番」〔映画「チャップリンの独裁者」)

2006-10-16 00:05:21 | 映画音楽
 全然畑違いなんですが…ブラームスのハンガリー舞曲は沢山あって、なにか20曲ほどあるらしいです。
 でも、その中で私が知っているのは第5番だけ…と云うよりも、この曲だけが私のブラームスのすべてだからです。
 チャップリンの映画は時々あっと思うような、思いがけない音楽を聞かせてくれるので気を抜けないのですが、この前に見た「独裁者」の中でも使われていました。
 理容師の彼が散髪している場面だったと思うですが、この曲は大昔に『ブラームスはお好き』らしい先生がいて、ピアノで繰り返し聴かされたので、冒頭の部分だけ覚えてしまいました。
 この曲はジプシー系の人たちの舞踊音楽だそうですが、ジプシーと云えばついスペインあたりを想像してしまうのは、どうも I・バーグマンの「誰が為に鐘は鳴る」を見た影響のようですが、ハンガリーにもジプシーが住んでいたのですね。
 と云う訳で「主題曲」と云うよりも「挿入曲」ですが、この名曲にも私の「100選」の中に入って戴きました。
  大抵の方はご存知と思いますが、レコード…じゃない…CDの試聴は… 
  http://www.ongen.net/search_detail_track/track_id/tr0000522343/

 またまた脱線しますが…フランソワーズ・サガンの小説に「ブラームスはお好き」という作品がありますね。
 私は彼女の十八歳での文壇デビュー作「悲しみよ こんにちわ」(1954)の書評を、新聞で読んで彼女に興味を持ってこの小説をリアルで読みました。
 そのときの感想…「フランスにはなんてまぁ…オマセな少女がいるもんだ…」当時は映画にハマッテいた私は、映画化されることを切望していたのですが…
 
 ジーン・セバーグの主演で映画が出来た頃には、私のシネマ熱はすでに冷めていました。そしてDVDで映画を見たのは…あれから数十年後…昨年のことでした。
 
 「離婚」「事故」「アルコール」「薬物」と、私生活でも奔放でなにかと話題が多かった、サガン女史の他界は2004年9月24日のことでしたが、彼女の早すぎる逝去にシラク大統領は最大級の賛辞をもって彼女を悼みました。
 これらの作品の翻訳者として有名だった朝吹登水子さんが、後を追うように亡くなられたのは奇しくも、一年後の2005年9月4日のこと…私は一つの時代の終焉をしみじみと感じました。
 早速「悲しみよ こんにちは」を再読してブログで、私なりの追悼記事を書きました。
 
 サガンの作品は第一作しか読んでいなかった私は、ふと思いついて今頃になってから第二作の「ある微笑」(1956)を読むことにしました。
 それから「一年ののち」(1958)そのあとで「ブラームスはお好き」(1959)と云う順番ですから「ブラームスはお好き」はずい分先になりそうですね。

それよりも映画「さよならをもう一度」を見た方が早いゾ…イングリット・バーグマン&イブ・モンタン…と思ってレンタル・ショップへ行ったけれども…ない!慌てない、慌てない、そのうちにいずれは…

 それにしても何故サガンなのか…ですが…実は年齢が彼女も私も同年令なんですよ。彼女が第一作を書いたのも私がその読んだのも、まだ十代末期のことでした。
 同年令の有名人にはE・プレスリーがいます。彼の「ハート・ブレーク・ホテル」など…メロデイも日本語歌詞のはしくれなら一応は覚えていますが…何故か熱中出来ませんでした。
 なによりも音楽や映画自体に疲れていたようですね。
 あの頃のエネルギーを持続してたら、ひょっとしたらプレスリーやロカビリーのフアンかも判りません。
 
 ブラームスがサガンやプレスリーにまで脱線してしまいましたが、当分はサガンの「隠れフアン」でありたい…と思っています。
          〔写真はまだ今でも憧れの…フランソワーズ・サガンです)





〈映画音楽〉「愛のロマンス」〈映画「血と砂」「禁じられた遊び」)

2006-10-15 00:21:50 | 映画音楽
映画「血と砂」の主題歌「愛のロマンス」と云うのを、聴いてみて…えぇ…これって「禁じられた遊び」の主題歌と違うの…?と思いました。
 それも歌詞が入っていて…これ何語…英語ではないらしい…、
 「血と砂」はかって全世界の女性の憧れの的になった…と云う、ルドルフ・ヴァレンチノ(注1)の作品で知られた映画でした。これはスペインの闘牛士とスペイン娘〈ジプシーかも…?〉との恋物語…と云うことはスペイン語…???
 その後に製作されたリメイク版だそうです。キャストはタイロン・パワー(注2)とリタ・ヘイワーズ…と聴いて私は息を呑みました。
 タイロン・パワーは名前ぐらいは知っていましたが、当時はあまり関心はありませんでしたが、リタ・ヘイワーズならしっかり覚えてました。
 私が十七歳頃…義兄に連れられて京都宝塚劇場で見たのが、彼女がスチャート・グレンジャーと共演した「情炎の女サロメ」でした。
 この作品は旧約聖書の物語ですが最大の見せ場…サロメの舞踊シーン…凄く官能的なスタイルで、預言者ヨハネの生首が載った皿を片手に、踊るシーンは鬼気迫るというか…今でも目について離れません。
 アメリカ人らしからぬエキゾチックな感じの彼女は、スペイン人の血を引いていて見るからに南国的 開放的な雰囲気で、マリリン・モンローの出現以前は官能派女優No1だったと云うのも理解出来ました。
 そのリタ・ヘイワーズの映画主題歌…南国スペインの香り…禁じられた遊びの主題歌も、スペイン古謡が原曲だったと聞いてやっと理解出来ました。
 「血と砂」は観ていないから判りませんが、「禁じられた遊び」はリアルで見たし戦争の悲惨さが身に沁みる作品でした。

 (注1)
 ルドルフ・ヴァレンチノの芸と恋の遍歴を描いた映画「ヴァレンチノ」は、私が始めて見たアメリカ映画でした。しかしヴァレンチノ役のアンソニー・デキスターよりも、相手役のエリノア・パーカーに心奪われました。
 
 (注2)
タイロン・パワーは丁度その頃「ミシシッピーの賭博師」と云う映画の予告編で見て、そのまま忘れていました。
 しかし半世紀後の昨年になってからDVDでジャズ音楽家のエディ・デューチンを主人公とした、映画「愛情物語」を見て大いに感動して彼を見直しました。
 





 

〈映画音楽) 「ハイ・リリー・ハイロー」〈映画「リリー」)

2006-10-13 00:01:57 | 映画音楽
 この懐かしいメロディを聴いたのは何十年ぶりだろう…これは、昨年に見たMGMミュージカル映画の集大成とも云うべき、「ザッツ・エンターティメント」のブロローグに流れていた音楽でした。
 ミュージカル映画の名作「パリのアメリカ人」で彗星のごとく現れて、ジーン・ケリーと共演して注目を集めた、レスリー・キャロンが主演したアメリカ映画「リリー」の主題歌です。
 「パリの…」で達者なダンス・シーンを見せた彼女は、おそらく50年代のユージカルとしては、最後の作品と思われる「恋の手ほどき」に出て、少し「晩生」(おくて)のパリジェンヌを演じました。
 
 孤児のリリーは魔術師の一座に拾われて、炊事番として巡業について回ります。女たらしの魔術師と秘かにリリーをを想いながら、口に出せない人形遣いの青年…二人の男性の間でリリーの心は揺れ動くのですが…

 フランスの田舎町を舞台に繰り広げられた、感動の物語でしたが私はこの映画を観ていないので、映画自体にコメントすることは出来ません。
 しかし主題歌の「ハイ・リリー・ハイロー」は、彼女の可愛い声でラジオなどで何度も耳にしましたので、メロディは今でも覚えています。
 彼女の相手役をしたメル・ファラーは、後年のなってオードリー・ヘップバーンの旦那になった大スターでしたが、この頃はまだ若かったし駆け出しだったように想います。
  レスリー・キャロン…美人タイプとは云いませんが…
  可愛いい感じのスターだったと思います。
 
 この主題歌…気になる方は…明るーい軽やかーな歌ですよ!
    http://www.jttk.zaq.ne.jp/babpa300/eiga/haiririihairoo.html
 で聴いてください。
    主題歌原題 Hi lili hi lo