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島根県庁林業課林業普及スタッフからのお知らせ

「きのこがいっぱい」中山間フェア

2015年11月04日 | 森林・林業関係の情報

 島根県中山間地域研究センター恒例の「中山間フェアinいーなん」で、今年もきのこをテーマにしたイベントが実施され、たくさんの来場者で賑わいました。

 毎年秋になると、地元飯南町ではコウタケなど野生きのこも話題になり、この時期のテーマとしてはぴったりです。

 

開会の様子(ゆるきゃら「いーにゃん」さんも盛り上げに一役)

赤来中・飯南高のみなさんによる吹奏楽もとても良かったです。

 

 今回の「きのこがいっぱいin CHU-SAN-KAN」パート2では、まず、農林中央金庫目黒分室調理長一色憲治氏による「きのこはもっとおいしくなる」と題した講演を聴講しました。

 一色氏は、農林水産省のゲストハウスで各県の特産品を用いた日本料理を提供する、若き料理長で、全国日本調理技能士連合会の常務理事も務めていらっしゃいます。

 伝統的な日本料理のお品書き(先附、お椀、造り、焼き物、煮物、蒸し物、揚げ物、食事)に沿った、きのこを使用したレシピは、参加者のみなさんの大変良い参考になったのではないでしょうか。

 調理のコツや、コウタケの保存方法などの質疑応答などもたくさん飛び交いました。

産地紹介では、邑南町の田中シメジ工場の田中浩二氏から、ブナシメジのPRがありました。

 田中シメジ工場さんは、水にこだわり、大株で食べ応えのあるブナシメジを生産しておられ、パッケージのオオサンショウウオの絵が目印です。

 屋外テントでの即売会でもすぐに完売でした。

 続いて、JA島根いわみ中央地区本部原木乾椎茸生産組合組合長奥本一徳氏による、原木乾椎茸のPRがありました。

 いわみ中央地区は、県内で最も乾椎茸を生産されており、乾椎茸品評会でも、毎年多くの生産者が表彰される優良産地です。

 近年は、椎茸価格の下落や、高齢化、原木不足等で、生産には厳しい環境が続いていますが、人工ほだ場を造成されるなど、新たな取り組みにもチャレンジしてがんばっていらっしゃいます。

 乾椎茸は、うまみ成分を有し、味は申し分なく、健康食品でもあり、みなさんもっと食べましょう。

 最後は、中山間地域研究センター冨川専門研究員による「野生きのこ」の講話です。

 県内で栽培されるきのこと、その天然ものを比較しながらの紹介が、とても新鮮でわかりやすく、おもしろい話でした。

 毒きのこはもちろんですが、鑑定できない野生きのこも絶対に食べてはいけません。

 

 最後に林業普及スタッフも今回のイベントに併せて、美味しまね認証きのこや、しまねで栽培されているきのこの産地マップを製作し、配布しました。

 「しまねきのこマップ」は島根県林業改良普及協会が、中山間地域研究センターや、各産地の協力を得て発行しました。

 お問い合わせは林業普及スタッフ(0852-22-5162)まで。

 

 

 

 



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