みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

舌の変位によって、のどに圧迫感が・・?

2012-09-25 | 独語症 , 舌

独語症の話はおしまいにしよう、と思っていたのですが・・、

昨日来室したTさんが、

1「仰向けに寝ると、喉の上の方が圧迫される感じがある」

2「睡眠中、のど奥で「グゎッ」という音がして、びっくりして目覚める」

3「舌を、口の外にペロペロッと出す癖が、最近多くなった」

という症状を訴えました。

 

それって、もしかして、舌が浮いている症状?

 

で、口内を調べてみると、

下側の歯ぐきに歪みがあって、右奥歯ぐきが内側に寄り、

舌が、右奥歯(歯ぐき)に圧迫されている状態でした。

・・舌が、右歯ぐきに押されて、やや浮き上がっている状況・・。

 

TさんやHさんの事例(前ブログを参照)を思い出し、

「舌が浮き上がっていると、独り言が多くなる」という因果関係があるかどうか、興味があったので、

Tさんにお聞きしました。

 

「最近、独り言が多くなっていませんか?」

「あります、あります。

退職して、一人の時間が多くなったせいか、

何んにも考えないでぼーっとしている時、独り言を言ってるんです。

特に、運転中はペラペラ、ペラペラしゃべっていて、

あら私、独語症じゃないかしかしら?って、疑っちゃうほどです」

 

Tさんの独り言は、一人の時間が多くなったせいなのだろうか?

舌がやや浮いているために、ことばの意識コントロールがやや弱まっていて、つい自然発声をしてしまうせいなのだろうか?

そのどちらも、あり・・・か?

 

右下の奥歯が内側に出張っているという変位がある場合、

歯ぐきの付け根(下顎)の変形がそのベースにあるので、

下顎の変形を、アゴラインに沿って修整するという手技を行います。

当然、顎関節にもその影響が及びます。

修整中に、Tさんが突然、声をあげました。

「あ、今、耳鳴りが止まった!」

~~そういえば、Tさん、「常時、耳鳴りがある」って言ってましたっけ。

~~耳鳴りは、下顎関節の変位の影響を受けていることもあり・・か?

 

さて、一連の修整手技をワンクール終了して、

Tさんの下歯ぐきを調べてみると、改善が認められました。

なので、舌の中心ラインに軽い圧を加えて・・

セルフムービング・ワークという特殊な手技を行なって終了。

舌が浮いている状態は、かなり改善しているように感じました。

 

この後、Tさんにはベッドに仰向けに寝ていただいたのですが、

ベッドの上のTさん、・・一呼吸後に、

「あ、喉の圧迫感がなくなっています」と言いました。

すぐには、ピンと来なくって、

「・・はぁっ?・・」って反芻したあと、頭がまとまりました。

「・・・あぁ、そんなこと、おっしゃってましたね。

多分、今までは舌が浮いていたので、仰向けになると、舌が喉の通路を狭めていたのかもしれませんね」

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  →→ 

<舌が浮いていると、仰向きに寝た時、舌が喉の通路を圧迫することも・・>     

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さて、Tさんは、次のような症状を訴えていました、ね。

1「仰向けに寝ると、喉の上の方が圧迫される感じがある」

2「睡眠中、のど奥で「グゎッ」という音がして、びっくりして目覚める」

3「舌を、口の外にペロペロッと出す癖が、最近多くなった」

の3つ。このほかに、

4「独り言が多くなった」・・も・・?

 

次回、Tさんが来室した時、

上の症状のうち、どの項目に改善がみられるでしょうか?

・・・・Tさんの報告が楽しみのような、不安のような・・。 


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