みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

独り言と独語症、その違いは・・、

2012-09-19 | 独語症 , 舌

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独語症とは

相手がいないのに、独り言をしゃべり続ける。

周りに人が居ても居なくても、ぶつぶつと、あるいは大きな声で独り言を言い続ける。

・・という症状です。(独語症は、統合性失調症の一つと言われています)

私たちも、時に、独り言を言ったりしますが、

独り言と独語症とは、どこが違うのでしょうか? 

 

Mさんのお嬢さんは、その違いを、次のように説明してくれました。

 

「母は、ふつうの独り言を言うこともあるし、

独語症の独り言を言うこともあるんです。

独り言と独語症と、どこが違うかって言うと、

母が独り言を言っている場合は、

『お母さん、今、なんて言ったの?』って聞くと、

『ああ、・・今ね、「砂糖が足りない」って言ったの』

って、ちゃんと答えるんですよ。

でも、独語症でべらべらしゃべっている時は、

『お母さん、今、何を話していたの?』って聞くと、

『えぇっ?・・私、何も言ってないよ。何か話していた?』

って、自分が何かしゃべっていたこと自体を認識していないんです」

 

「なるほど、ねえ。

分かりやすい説明だわねぇ。

つまり、独り言の場合は、自分がしゃべっていることが意識できる。

しかし、独語症の場合は、自分がしゃべっていること自体、意識できない。

何をしゃべっているかも、もちろん認識出来ない。

そういうことなのね」

 

「そうです。・・そして、

独語症が始まる前に、必ず母は、

指を左右に振って何か字を書くような動作をするんです。

この動作が始まると、「あ,独語症が始まるな」って分かるんです」

 

・・確か・・、独語症の解説に、

「独語症の発症者には、チック症状が見られる」という一文があって、

Tさんには、”足先を左右に振る”というチック症状が見られました。

Mさんが ”手指を左右に振る” というのも、チック症状の一つかもしれません。

 

もし、独語症が、無意識の中で行われる発声” であるならば、

以前、独語症を発していた頃のTさんの「舌」が、自動運動的に強烈に動いていた現象も、あながち無関係とは言い切れない。

また、独語症と、Mさんの舌、Tさんの舌の特殊性(・・舌の根元部分が浮いて、舌の奥が上がっている状態・・)との間には、何らかの因果関係が認められるかもしれない。

 

独り言と独語症、その違いがより理解できたことで、

Miz 整体の独語症への取り組みが一歩、前進できたように思いました。


      ~~まだ、この続きがあります。

 


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