匂い

みなさんこんばんは。

最近、街中で花の咲いたキンモクセイをよく見かけます。ちなみに写真は私の実家の庭で花を咲かせていたキンモクセイです。

そのキンモクセイ、私もそうですがみなさんの中でも「芳香剤の匂い」というイメージが強いかと思われます。しかし最近は、スーパーやドラッグストアの芳香剤売り場において、キンモクセイの香りのものはほとんど見なくなりました。

理由を色々調べてみると、かつてインフラがさほど進んでいない時代、トイレも汲み取り式が主流で戸を開けると悪臭を放つトイレが多かった中、トイレの悪臭を消すために、その悪いニオイに負けない強いニオイが必要ということで甘めでかつしっかりしたニオイのキンモクセイが使われたんだそうです。そういった消臭効果もあってか、キンモクセイを植える家が当時は多かったようです。

そんなこともあり、「トイレの香り＝キンモクセイ」というイメージが定着していましたが近年は、生活環境の変化や消臭技術の進歩によって匂いも多様化し、色々な香りの芳香剤を見かけるようになり、結果キンモクセイは姿を消していったようです。

トイレのニオイをやっつける時代から、「香りを楽しむ」時代になったということでしょうか。


わたなべ（か）でした　～それではまた～