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えつお日記

作曲家 川崎絵都夫ホームページ連動の日記です! 演劇や合唱・邦楽器のための作品を中心にした仕事日記や日々の雑感です。

〈春の詩集〉の動画をアップしました。

2014年08月12日 | 洋楽
2014年3月26日に近江楽堂で開催された「日フィル協会丸の内支部ミニコンサート」での「春の詩集」の動画をYoutubeにアップしました。
家庭用ビデオカメラでの記録用固定撮影ですが、様子がおわかり頂けるかと思います。



【演奏】
ソプラノ:田中麻理
バイオリン:松本克巳・金本順子
フルート:鈴木あや・滴草幸美・小平里乃・高橋袖莉香(メゾン・ド・フルート)
【作曲】 川崎絵都夫

【各曲タイトル】
1.春はあけぼの 清少納言
2.桜 山村暮鳥
3.空 山村暮鳥
4.風景 純銀もざいく 山村暮鳥
5.いとしい春のあなた達へ  長谷賢一

(家庭用ビデオによる固定アングルの動画です。記録用に撮ったものです。
4曲目の途中11’40”辺りで一瞬音が途切れます。録画時の問題のようです。申し訳ありません)

【歌詞】

1枕草子より     清少納言

春はあけぼの。
やうやうしろくなりゆく山ぎは、
すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

2桜         山村暮鳥

さくらだといふ
春だといふ
一寸、お待ち
どこかに
泣いてる人もあらうに

3空         山村暮鳥

おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平(いわきたいら)の方までゆくんか

4風景 純銀もざいく 山村暮鳥

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ひばりのおしやべり
いちめんのなのはな

いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
やめるはひるのつき
いちめんのなのはな。

5いとしい春のあなた達へ  長谷賢一  

ぼくは たぶん
この道で これからも
つまずいたり ころんだり
ぬかるみにはまって 
動けなくなったりするだろう

でも 土のにおいや
太陽のあたたかさを感じたい
草木のめぶきや
カエルの「おはよう」を聴きたい

いとしい いとしい
春のあなた達が
そこにいるのを
ぼくは知っている

いとしい いとしい
春のあなた達が
ぼくの道に 何度でも 
スタートラインを引いてくれる

走り出す勇気を
与えてくれる

だから ぼくは
この道を 信じて 生きていく


日本フィルハーモニー協会 丸の内支部ブログはこちら

日本大学藝術学部音楽学科フルート専攻生有志のツイッターアカウント(日藝フルート演奏会 ♪ @nuart_fl )
https://twitter.com/nuart_fl

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ジャズライブ

2010年01月09日 | 洋楽
音楽理論の生徒さんでもあるジャズピアニストの津嘉山梢さんのリーダーライブに行って来ました。
カルテットは、アメリカから久しぶりに帰国されたというサックスの山本昌広さんが参加されて、なかなかエキセントリックな感じが良かったです。全曲オリジナルはすごい!


六本木Boston Dreams(名前の通り、ボストンピアノが非常に良かったです)

津嘉山梢さんのブログはこちら

野澤徹也 KICK BACK CAFE ライブ

2009年12月26日 | 洋楽
『野澤徹也meets雅楽+三味線』in KICK BACK CAFE に行ってきました。
写真家・高野加代さん撮影の映像ともコラボレーションされた見た目にも大変美しいステージでした。

若い作曲家の皆さんの作品は、余計な気負いも衒いも感じられない現代音楽で「非常にしなやかな感性を持つ曲」という印象でした。ひと昔前の現代音楽のような気張ったところや既存の音楽に対する反発心や過剰な意識は無く、伸び伸びと邦楽器・雅楽器に対しているという印象でした。
また、僕の「双鳴の曲」は、野沢徹也さん、浅野藍さんのダイナミックかつ繊細な三味線を活かした曲作りを目指しました。三味線では特に難しい速い半音階もカッコ良く颯爽と、そして運動性を追求した後半も熱い演奏をしてもらいました。

ブラスバンドの指揮者の福田滋さんや評論家の西耕平さん、若い作曲家の方々ともお話し出来て楽しいひとときを過ごさせてもらいました。


写真は本番風景です(携帯での不鮮明な写真で恐縮です)

坂本弁護士追悼コンサート

2009年12月16日 | 洋楽
日フィル協会の今野強さん主催の「坂本弁護士没後20年追悼コンサート」に出席しました。
Vn.松本克巳(日フィル) Fl.真鍋恵子(日フィル) Pf.依田正史 のみなさんによる演奏はどの曲も思いのこもった素晴らしい演奏でした。

バイオリンの松本さんが坂本弁護士と親友だったわけですが、あまりにも理不尽な仕打ちに対する多くの方々の思いを三人の演奏家が真摯に、そして曲によっては残されて生きている我々の気持ちも含めて演奏されていました。

チラシはこちら


ウィーンフィルは伝統芸能…?

2009年10月21日 | 洋楽
2009年10月13日に、仙台で「ウィーンフィルのメンバー11人のアンサンブルと箏・三味線の合奏」の演奏会を終えて早くも1週間経ちましたが、その時に聞いた話しです。

メンバーのうちの何人かは、父・祖父や叔父・叔母などもウィーンフィルのメンバーだったそうで、これは日本で言えば「歌舞伎役者の家系」に匹敵するそうです。

子どもの頃から楽器に慣れ親しみ、周りの人たちもいつもクラシックやシュトラウスのワルツを弾いていで、クラシックのレパートリーに関しては膨大な曲が手の内に入っています。そして子どもの頃からの鍛錬・訓練により(一見)さらさらっと弾けてしまう、というところも「伝統芸能」っぽいように思いました。なるほど、、、、

根来加奈 Sop.リサイタル in新潟

2009年10月04日 | 洋楽
10月4日の新潟・りゅ~とぴあ「能楽堂」での「根来加奈ソプラノリサイタル」の写真を頂いたのでアップします。
ギター&ヴァイオリン伴奏による声楽のリサイタルで、第2部に僕の「のはらうた」15曲を演奏して頂きました。歌と器楽のとても良い響きと丁寧な表現で素晴らしい演奏会でした。
(演奏会の詳細は根来加奈HP内の「今までのコンサート履歴」をご参照下さい。

  

(左)本プログラム終了後、舞台上でご挨拶…その間に松羽目が開いて…(中)まだお話し中(右)アンコール演奏(「じかん」)

春が来たよおやぢコンサートVol.43

2009年04月29日 | 洋楽
春が来たよおやぢコンサートVol.43に行って来ました。

前半は、Vn.松本克巳 琵琶 田原順子 Pf中島彩の3人の演奏家によるバラエティに富んだプログラム、そして後半は、これがお目当ての方も多い「料理長・神谷のおばちゃん監修・製作の豪華手作り料理による交流会」

僕の曲は琵琶とバイオリンによる二重奏、そしてバイオリンとピアノによる「バイオリンと薔薇のロマンス」を演奏して頂きました。二曲は随分スタイルは異なるのですが、いずれも川崎絵都夫らしさが出ているように、自分では感じましたが…

  演奏の様子

  
古民家「おやぢ」の内部(梁)    中庭に場所を移しての交流会



Naxos…

2008年12月11日 | 洋楽
仕事場入り口ディスプレー

久しぶりの日記です…

僕が知らなかっただけなんですが、いつのまにかNAXOSのミュージックライブラリーがすごいことになっていますね。月額1800円くらいでNAXOSの2万枚以上のCDが聴き放題…しかもCD音質で。(但しストリーミング再生のみ)

NAXOS Music Liblary

自分の鑑賞用はもちろん、レッスンで生徒に聴いてもらう音源としても活用し始めました。楽器法でベルクのVn.協奏曲のことに触れた時に、試しに検索したところすぐに出てきたし、ルトスワフスキの曲など現代曲やバロック以前の曲もなかなか充実しています。

(ちなみにベルクのVn.協奏曲は「基本的に十二音技法で書かれているのに、Vn.の調弦の通りの完全五度のG-D-A-Eという音列で曲が始まること/オーケストレーションの室内楽的な響き」などに触れるために取り上げています)

好きな曲なのに古いレコードしかなく、Amazon.comで検索しても全集の中にしか入っていないらしいアンドレ・ジョリベのフルートソロの曲やフルート協奏曲もすぐ聴けて、拍子抜けしました~。

楽譜のことでピアニストの方から質問を受けたヤナーチェクのVn.ソナタも何種類もあったし。

また、セザール・フランクのPf.協奏曲のことを生徒さんが言っていたので検索したついでに、学生時代、バドミントン部で一緒だったオルガン科の先輩さん(現在は大きなホールの専属オルガニストです)が練習していたフランクのオルガン曲「Pastorale E Dur, Op. 19」を探したところありました。

まぁそこまでは、ちょっと珍しい曲でもCD化されているんだな~、と気持ちよく聴いたのですが、何とその曲のピアノリダクション(ピアノで演奏出来るように編曲したもの)の音源まであって、ものすごく驚きました。

オルガンならではの、ふわっとした雰囲気は無くなりますが、和音の変化や曲の構成はこちらの方が良くわかりました。何よりも、その曲の楽譜を手に入れたもののオルガンなど触れることが出来ずに、下手なピアノでたどたどしく弾いていた頃のことを思い出して、ものすごく懐かしかったです。

このサイトが無かったら、こんなCDがあることを知らずに死んでしまったのでは、と思いました。(そういう物があるという予想さえしないので、そもそも探しもしなかっただろうから…(^_^;)

そう言えば小学館の大百科事典が、会員登録も不要で全て無料で見られるようにもなっていて、いやはやネットの世界はすごいことになっているな、と思った次第です。

Yahoo!大百科事典


松本克巳さん・CD録音

2007年08月28日 | 洋楽
8月27日~28日

日フィルのバイオリン奏者として活躍されている松本克巳さんの4枚目のCDの録音が、秩父ミューズパーク音楽ホールでありました。

バッハとヴィタリのシャコンヌ、ベートーベンのスプリングソナタ、貴志康一の小品2曲、そして僕の「花舞」と盛り沢山の収録曲目です。

発売日が決まり次第、詳細をblogでご紹介します。

録音前に立ち寄った、その名も「音楽寺」で。左からバイオリンの松本さん、ピアノの相馬さん、譜めくりの竹内さん


録音風景







アカデミア→和田珈琲店→ヤマハ

2007年05月22日 | 洋楽
久しぶりに時間に追われずに、本郷のアカデミアミュージックへ。最近気に入っている(今までその魅力に気が付かなかったと言うべきかも)スカルラッティのソナタや、最初の目的のベリオのセクエンツァのスコア、さらに文化座の芝居で使うかも知れないイザイの無伴奏バイオリンソナタの楽譜、フランスのソルフェ教材(新曲視唱)も購入。

思い立って、十年振りくらいに本郷三丁目の「和田珈琲店」へ。浅炒りの豆を超粗挽きにして大量に使いサッと落とす、という贅沢なアメリカンコーヒーで有名な店。飲んだ瞬間「あ、これだった!」

何のことはない、ずっと飲みたかったコーヒーがこれだったことに気がつきました。最初に飲んだのは二十年以上前になりますが、その時と同じ味、香りが蘇りました。感動。

その後池袋のヤマハへ。ここも久しぶり。委嘱作品のための勉強用にギター関連の楽譜、フランスの新曲視唱教材、同じくフランスの和声の教材、それからMANUEL PRATIQUE pour l'approche des styles,de Bach a Ravelも見つけ、思わず購入。

こんなの、僕が学生の頃にはヤマハには全然在庫は有りませんでした。時代は変わった?

ギターとソプラノの曲

2007年05月21日 | 洋楽
ソプラノの根来加奈さんから委嘱を受けている「ギターとソプラノヴォカリーズのための曲」の作曲のために、根来さんと2時間半ほど打ち合わせ。コロラトゥーラの声についてのレクチャーも交えて。

ルチアーノ・ベリオの「セクエンツァ3(←原題は数字がローマ数字です)」の話しになり、久しぶりに「レコード(LP)」をかける。作曲者の夫人のキャシー・バーバリアンの超絶技巧もさることながら、こういう一見ドライな表現を駆使できる曲にして欲しい、とのこと。

ギターの技法や曲も復習して早速スケッチを取り始める。アカデミアミュージックにセクエンツァのスコアの在庫があるということで店まで買いに行くことにする。

合唱練習→根来加奈リサイタル

2006年10月15日 | 洋楽
呑気布袋の合唱練習で浜松町の東芝ビルへ。大変よく練習して頂いていて、スムーズに5曲の練習が進みました。特に、男声、女声が入り乱れて大騒ぎの曲では、歓声、嬌声、笑い声などの入れ方を決められて一安心。指導(指揮)をしていたので写真は撮れませんでした。

写真は東芝ビル入り口付近と、駅から見えたモノレール

 


その後「根来加奈ソプラノリサイタル」の15時からのリハーサルに立ち会うため、東京駅近くの東京建物八重洲ホールへ。
西洋のお城の中のひと部屋に招かれたような、こじんまりと美しいホールでした。クリームとブラウンの内装、ロウソクを模した控えめなシャンデリアも大変きれいで目の保養になりました。
ギターとバイオリンの伴奏で、僕の「のはらうた」からの6曲を含む多彩なプログラム。大変充実したコンサートでした。ほぼ満員のお客さんが大いに雰囲気を盛り上げて下さいました。

打ち上げは関係者5人でこじんまりと。じっくりお話しが出来てなかなか良かったです。御来場のお客さま、演奏及びスタッフ、そしてお手伝いの皆様、ありがとうございました。

ホール側壁の照明


リハーサル中の根来加奈さんと大野元毅さん


同じく、左から飯島多恵さん、根来加奈さん、大野元毅さん


終演後のお三人…お疲れさまでした!(撮影西野信一氏)

詩人の恋

2006年07月26日 | 洋楽
滞留中の大量事務を一部片付けてから作曲スケッチ。夕方から作曲レッスン。
梅雨明けがこんなに遅くなるとは思いませんでした。今日は日射しが強かったですが、また週末は雨模様とか…。数年に1回は梅雨明けが8月にずれ込んでいるようですが、グズグズ天気は夏らしくなくてやや拍子抜けですね…。

レッスンで、シューマンの「詩人の恋」の1、2曲目の分析をしました。和声やメロディ・リズムなどの詩(言葉)との絶妙な関係に、分析しながら感動。フィッシャーディスカウの30年前の録音が素晴らしく、これまた感銘を受けながらのレッスンでした。
生徒持参のCDのピアノはエッシェンバッハ。僕の昔のFMのライブ録音カセットのピアノはホロヴィッツ。どちらもスゴい。

國越健司先生

2006年07月02日 | 洋楽
生徒3人の和声学レッスンをこれから國越健司先生に見て頂くために、一緒に先生のお宅まで行く。一通りの自己紹介後、レッスンへの導入として鍵盤ハーモニーなどをして頂き、僕は見学。自分の受験時を思いだし、とても懐かしい。部屋も同じだし…。

國越先生は現在洗足学園大学の客員教授ですが、僕が受験の時に大変お世話になった先生です。パリ国立高等音楽院で正統的なエクリチュールを勉強されて帰国後、教授活動をされています。
ちなみに先生の名前でgoogleなどの検索をすると「國越健司氏に和声(対位法、楽曲分析等々)を師事」という多数の記事が出て来ます。