えつお日記

作曲家 川崎絵都夫ホームページ連動の日記です! 演劇や合唱・邦楽器のための作品を中心にした仕事日記や日々の雑感です。

生徒の活躍

2006年06月29日 | 洋楽
6月29日の朝日新聞の朝刊に出ていたRolandの宣伝に 「ナチュラルハイ」
が出ていたようです。(7月1日の日経にも出るそうです)

このグループのメンバー2人のうち、ピアノの「カオルコ」さんは僕が中部音楽芸術院で音大受験生を教えていた時の生徒さんでした。最近ネットを通して「再会」(?)して、メールのやりとりやCDを送ってもらっていました。

長く教える仕事をしているとこういうことが増えて来て、今年の3~4月くらいに資生堂のマキアージュのCMタイアップ曲「My Brand New Eden」でメジャーデビューした山田タマルさん(ボーカル)は、大学で教えていた時の授業の履修生でした。学生の発表の時間には弾き語りを聴かせてくれていて、その後も時々デモCDを送ってくれていました。

映画「3丁目の夕日」で音楽を担当していた佐藤直紀さんは、彼の音大受験の時に和声の指導をしていました。

また、最近CATVで紀行番組のナビゲートなどもしている自作自演ピアニストの日吉真澄さんは、カオルコさんと同じく中部音楽芸術院での作曲の生徒でした。

CD3枚同時リリースでデビューして、今は演劇の音楽や演奏でも活躍するピアニストの稲本響さんも、彼のお父様(クラリネット奏者)とのファミリーコンサートで曲を依頼されたこときっかけに、短い間でしたが作曲のレッスン(のようなもの)をしていたことがあります。

他にも、作・編曲を中心に、いろいろなジャンルで着実に活躍の場を広げる元生徒たちの姿を見ると、いずれもなかなか感慨深いものがあります。みんなすごいな~、と嬉しいやら自分の歳を意識するやら…

フィガロの離婚

2006年06月26日 | 演劇
地人会公演「フィガロの離婚」の粗通しに行く。「人生の中の真実」といった感じの濃密な瞬間もあり、大笑いのシーンもあり…充実しているのに息苦しさは無く、ラストシーンでは爽やかな風まで吹いているように感じました。

何回か歌われる劇中歌は「え??こういうふうに歌うの??」と驚きました。特にケルビーノのソロと、5人で歌う酒場のシーンは見もの(聴きもの?)

写真は1)通し稽古終了後打ち合わせ中の「演出部」の方たち。2)手前は打ち合わせ中の衣装の伊藤さんと演出部、奥は一見学校の授業中のようですが、役者さんへのダメ出し中。3)セットが置いてある稽古場風景

  

マンマドンナ

2006年06月20日 | 洋楽
大城みほさん(ソプラノ)と川崎聖子さん(ピアノ)のユニット「マンマドンナ」のCDの編集作業をしました。
5曲の編集とミキシングで12時間以上かかりましたが、ご近所(^_^;)の下田雄亮君の奮闘で素晴らしい音になりました。
写真は左から下田君の個人スタジオ(豪華!)でミックス中の下田君。横から顔を出す大城みほさん。

   マンマドンナホームページ
 

「スザンナ」

2006年06月19日 | 演劇
「フィガロの離婚」の劇中歌「スザンナ」のキーチェックに稽古場へ。
ソロも5人で歌うシーンも、一番高いキーで問題ないことを確認。役者さんの勘の良さはさすがで、酒場のシーンの歌は数回合わせただけで皆さんがほぼ歌えるようになりました。

邦楽合奏団「宙(そら)」

2006年06月18日 | 邦楽
所沢ミューズの中ホールにて「宙」の第3回定期演奏会があり「蒼き狼の夢」を演奏してもらいました。新進若手指揮者の苫米地英一氏の指揮による素晴らしい演奏でした。
写真はリハーサル風景と打ち上げにて(後列左から合唱団のピアニストさん、団の代表の天野さん、舞台監督の小川忠史さん、前列左から苫米地氏、、川崎、合唱指揮&ソプラノソロの玉山マオさん)



 

  宙ホームページ

「スザンナ」

2006年06月16日 | 演劇
「フィガロの離婚」の劇中歌「スザンナ」の第1稿にO.K.が出る。一安心。アレンジはこれから本番用を仕上げて行きます。
この歌は、ケルビーノのソロ、酒場の全員、アルマヴィーヴァ伯爵が口ずさむ、フェンチェッテが歌う各シーンに出て来ます。

ピアノの話し

2006年06月11日 | 演劇
フィガロの離婚のソング作曲継続中にもかかわらず(?)夜はシアター1010ミニシアターでの「ピアノの話し」観劇。中西和久さんとピアニストの佐々木洋子さんによる「コンサートドラマ」。ベートーベンの「月光ソナタ」全曲もあり見応え、聴き応えがありました。終演後少々立ち話をして帰ってきました。
秋の「中西和久のエノケン」の地方公演に向けて、早めに練習を再開したいとのことでした。

フィガロの離婚

2006年06月10日 | 演劇
青森の劇団支木のミュージカル公演「なまげNEGOのネプタプネ」の初日を気にしつつ、7月8日初日の地人会公演「フィガロの離婚」の顔合わせ&読み稽古へ。
早くも熱気溢れる読み稽古と役者さんの話しから、舞台にかける熱い思いが伝わって来ました。急ぎのソングの作曲が必要で、稽古終了後に早速打ち合わせ。楽しい舞台になる予感。
地人会の制作の方から「おやつ」で出して頂いた「元祖カレーパン」が美味。特にパンの部分のもっちり感が……深川常磐町に明治10年創業の「名花堂(現在の『カトレア』)」のカレーパンだそうです。

急ぎの直しと青年団

2006年06月07日 | 演劇
昼間は、急ぎの直しが出てしまった市民ミュージカルと市民演劇の仕事。(青年劇場の「ケプラー~あこがれの星海航路」の練馬文化センタ-での学校鑑賞公演には行けず…)

夜は「朗読劇/ドルチッシモ・カンタービレ」でお世話になった青年団所属の演出家・工藤千夏さんの御案内で、埼玉県富士見市の『キラリ☆ふじみ』から御招待頂いた演劇公演、青年団「動物園再ゝゝゝ襲撃」観劇。

わかってはいるものの、いわゆる「劇的」に何かが始まったり起きたりする「演劇」に慣れてしまっていて始まってからしばらくは戸惑うが、20分過ぎくらいからドンドン引き込まれて行く。
ただ、ラストシーンで今までと全く異なる「絶叫シーン」がありビックリ。繊細な小さい音を聴くのに慣れた耳に大音響が鳴り響くような(演劇的な)衝撃があり、??。
アフタートークというのがあり、この芝居そのものが舞台美術家の金杉忠男さんの残したメモからの構成だった事を知り、納得。

会場には文学座の坂口芳貞さん、文学座の俳優さん方、朗読劇に出演されていた方々、スタッフの方々などいらして御挨拶。雑踏と駅行きのバスの時間もありゆっくりお話出来ませんでした。10日ほど前に「エノケン」公演を終えた京楽座の中西さんとはバスでも御一緒で、食事をしてから帰りました。

弁慶

2006年06月06日 | 邦楽
三重県の邦楽合奏団「真珠(あらたま)」の今回の委嘱は『弁慶をテーマにした大合奏曲』を、ということなので、頂いた資料以外に図書館でいろいろ探す。

御存じの方も多いと思いますが、現在出回っている「弁慶」の逸話の大部分は、弁慶の没後だいぶ経ってから「義経記」に書かれたものが元になっているようです。書かれた当時、既に各地に残っていた「伝説」をまとめた部分も多いそうです。

…ということは、史実としての読み込みというよりは、このようなある意味「悲劇のヒーロー」をなぜ多くの人が必要とし、また感情移入して時代を超えて語り継いで来たのか、ということに注目して各章のタイトルを考えて、まとめていく方が良さそうです。

魔法使い

2006年06月03日 | 雑感
6月2日、3日と久しぶりに連続して個人レッスン三昧。一日5~6人のレッスンですが、なかなかハード。対位法やフーガ・変奏曲は、説明も直しもとても楽しいのですが、最近は週末の仕事があって、連続2日間のレッスンは久しぶり。「こんなにキツかったかな~」と思いました。
受験生は相変わらず非常に熱心。天候不順も関係有るのか、体調を崩している生徒さんもいますが総じて順調。

写真は自宅リビングを浮遊する「魔法使い人形」(昔仕事で行ったウィーン土産。ウィーンは大好きな作曲家がたくさん住んでいたり生まれたりした場所で、リフレッシュにもなるし時々来ようと思ってから、はや○○年。う~ん…)