今回はまさかの四月一日&黒モコナ登場で、ぶっ飛びましたわ。
原作の方で侑子が出てきてるとか聞いた気がしましたが、
四月一日やモコナまで絡むとは~。
しかも”今の”四月一日っぽいので、状況を思い出して、
勝手にキュンキュンしちゃいましたよ。
彼らに会えたのは嬉しかった…のですが、
ちょっと微妙な気持ちも同時にあります。
またそれはそのシーンもしくは、最後に書くことにします。
感想がね~、やはり1記事じゃ無理っぽいので、
分割しちゃいますね。
あらすじは公式HPより。
あらすじ 第十七話「…謎の生命体、2号。」
バザー当日。いおりょぎはバザーで売れそうなモノを調達しに、玄琥のもとへ
行くことに―――。「くまのバームクーヘン屋」は、瑞祥がお店の手伝いをし
なければ追いつかない程の、大盛況!銀生までもが、バームクーヘンの配達に
かり出されていた。いおりょぎは、あまりの馴染みっぷりに呆れるものの、
玄琥たちはまったく気にしていない様子で―――!?
「よもぎ保育園、本日バザーで~す。宜しくお願いしま~す」
小鳩が街を走り回っていた前回ラストシーンのその後、ですね。
ビルの間の細い路地を抜けようとしてすっころび…。
何か踏んずけたら、ピコッて音がしました。
子供のおもちゃなんかで、お腹押すとこんな音がするのありますよね。
「ぷにゅ?」
音だけでなく、左手の下に何かの感触があります。

「くっぉぉおおぁぁああ」
文字にし難い乾いた呻き声をあげる青いぬいぐるみが、
左手の下でくしゃくしゃになってます。
…最近、いおりょぎさんって、よく酷い目に遭ってるよね。
「もしかして…いおりょぎ…さん?」
もしかしなくてもそうだから、早く手をどけてあげてよ~。
「いつまでも手をのっけてんじゃねーや!!」
ほら、叱られた。
「どーばー…」
いつものように小鳩に向けて炎を吐く筈が、
いおりょぎさん、目を回してぱったり倒れます。
そんな彼に、道の真ん中でお昼寝ですかと呑気な小鳩。おいおい。
心配してやれや。
「お昼寝じゃねぇぇぇぇ!!」
あは…やっぱ怒ると凶悪顔ですねぇ、いおりょぎさん。
よもぎ保育園の前で小鳩と別行動したいおりょぎさん、
その後、本当に大変な目に遭っていたようです。
おかげでボロボロ。
「とにかく…俺の話を聞け!!」
あら、シェリル風。
小鳩にはすんげー売れそうなモノを持ってきてやるといいましたが…。
「なんつってな…んなもん、ねーよ」
ひ、酷いや、
いおりょぎさんっ。
保育園でずっとぬいぐるみのフリをするのもうんざりなので、
玄琥の所へ行って、バームクーヘンしこたま食うつもりのようです。

「イッヒッヒッヒ…」
もぉ~!ずるいよ、いおりょぎさん。
それに困るんだってば!
そうたびたび玄琥のバームクーヘン食べられたら!
そのたびに私も食べたくなるんだからーっ。
相変わらず入り口は変な所にありますね。しかも毎回、場所違うのよね。
我々には見えませんが、これ、いおりょぎさんや銀生には見えるんだよな。
今回は公園のプリン型滑り台の途中をジャンプした所でした。
ゲームの隠し通路みたいだね。
おおおっ店は凄い繁盛してるみたいですね。
客の姿は見えませんが、カットしたものやロングのもの、
様々なオーダーが入り、玄琥が包装したものを瑞祥がせっせと
運んでいます。
いおりょぎさんったらいつの間に店に入ったのか、
バームクーヘンの棒にちょこんと座ってる。
玄琥が時計を確認して、下ろすと姿が見えるという演出は、
良いですね。
カットして売るのは瑞祥のアイディアらしい。
「工夫って大事だな」
そうそう、ちょっと手を加えると、また価値出たりするしね。
瑞祥はバリエーションも増やそうと提案してる。
今度はチョコ味とか。
「悪くないな。おいおいやって行こう」
ほんと、楽しんでるね玄琥と瑞祥。
そんな彼らを見て、馴染んでるなといおりょぎさん。
玄琥だって最初はどうなることかと思ったらしいよ。
でも今はノリノリ。現状を楽しむってのは、良いことだ。
「ハッ…皮肉も通じなくなってやがる」
「あ?」
「なんでもねーよ」
くふふっ良いなぁ。耳に気持ちよいわー、
稲田さんと力也さんの会話。
それにしっかり五百祇と玄琥の関係になってるというか、
会話が自然で二人の間の空気がちゃんと伝わるんだよね。
凄いよなぁ。
「そうそう宅配サービスも始めたんですよぉ」
瑞祥はほんと商売向いてそう。
宅配って…うぁぁぁぁああああああ!!
侑子のミセ!!
「…これ」
うわっ銀生が宅配係なのかよっ。
って、四月一日だぁぁぁ。四月一日が居るぅぅ。
こ、声はちゃんと…福山さんじゃないかっ。さすがっ!!
あ…でもなんか、ちょっとイメージが違いますね。
これ、侑子が居なくなってからのミセですね。
となると、四月一日のイメージ(性格や声の調子)が
ちょっと違ってるのは、分からないでもないけど…。
xxxHOLiCの時と、福山さんの演技(四月一日っぷり)が違うよね。
監督も制作も違うから仕方ないかな。
「俺も昔はバイト三昧の時期もあったよ。我侭な雇い主に
散々振り回されたりしてな」
それは侑子の事ですね。ううっ侑子~。
「話はそれだけか?じゃあ…」
行こうとする銀生に、そうそうと四月一日は笑顔で手招きし、
迷宮の館みたいな所へ行った時の話をし始める。
冷や汗たら…な銀生だけど、それならなんでわざわざ訊いたのか。
四月一日の話に付き合ってやれとか言われてたのかしら。
バームクーヘン屋はただいま休憩時間です。
三人でお茶してるよ。ふふ。
「今のお前たちのあまりのハマりっぷりに、
昔どんな姿をしてたのか、すっかり忘れちまったよ俺は」
と言ういおりょぎさん。
昔の姿も、是非見てみたいんですけどねぇ私は。
この姿も悪くないという玄琥。
毛深い所はちょっとアレだそうですけどね。
瑞祥なんて、生まれた時からずっとこの姿のような気が
してるぐらいだそうで。

「全く…あんな事があったなんて、なんだか夢のようですね」
このしみじみしてる瑞祥の顔が可愛い。
「俺達にとっちゃ、悪夢だがな」
随分と経った気がしている。冷静に考えたら、自分達に勝ち目などなかった。
相手が悪すぎた。一方的にタコ殴りにされたようなもの。
あの時、瑞祥は玄琥を踏んずけていたのだと、今頃判明しました。
過ぎたことだと、玄琥が手を横に振るのだけど、
大きな肉球も可愛い♪と目がそこに行ってしまったわ。
そんな事に腹を立ててる余裕も、あの頃の自分達にはなかった、
と言う玄琥は、おもむろに身体を起したいおりょぎさんに、
何も言うなよと釘を刺す。
いくら納得がいかなくても。掟は掟。
「今はただ、バームクーヘンを焼きながらほとぼりがさめるのを
待つしかないんだよ…」
「…なっ」「ねっ」
と玄琥と瑞祥が可愛く合わせたのに、
「あの時は惜しかった」
なんていういおりょぎさん。
これには玄琥もカチンと来たようで、
「惜しかったじゃ、ねぇ!!」
拳で机をダンッと叩く。
「惜しかったじゃねぇ!!」
「ここは反省するところですよぉ。惜しかったなんてそんな恐ろしいこと、
思うのも口にするのもいけません!!」
あ、ラグの「いけません」が聞けなかったら、こんな所で代わりの人が
バッテンする瑞祥可愛い。
吉野さんの瑞祥っぷりも、可愛くて気に入ってるんです~。
今度天界にたてついたらクマや鳥どころじゃすまなくなる。
「きっと俺はテディベア。そしてコイツは鳥どころか鳥の餌だ!」
「そ、それはイヤっす。自分だけ可愛いキャラなんてズルイですぅ」
ほんと、何一人だけ可愛くしてるのさ。
で、更に落ちてもクマなのね。
クマ姿気に行ってるんだな玄琥ったら。
トラブルは金輪際起すなよと玄琥が更に釘さそうとしたのに、
いおりょぎさんの姿が席から消えています。
って、あああああーっ!!バームクーヘン!
ロングのまんま食ってるぅぅ。
いおりょぎさんの腹って、どうなってるんだろう。
見た目通りじゃないって事なんだよね。

「って、食うなーっ!!ウチの大切な商品だぞ!!」
怒る玄琥とのカットが楽しかったです。
土産は一箱しかくれなかったらしく、
「ケチくせぇクマだ」
と文句言いつつ戻るいおりょぎさん。
あれ一本食っちまったくせに、何いってるんだよーっ。
この贅沢ものが!!
甘いもの食った後はしょっぱいモンが食べたいと、
いおりょぎさんが思い浮かべるのは、
ラーメンにフランクフルトにエビフライ。焼き鳥、ねぎま…。
ほーんと食い意地張ってるよなぁ。
「どっかにねぇかな…しょっぱいモン。…ねぇよな。」
ここの言い方が物凄く自然で笑った。
稲田さんもいおりょぎさんとすっかり一体になってるよなぁ。
大好きな黒鋼声を今、思い出せないよ。
「ははっは…やっぱ醤油味も良いが、
今の気分は塩味を利かせたモンが良いな」
そんな贅沢いいつつ滑り台のところに戻りました。
今回は入り口も出口も一緒なのね。
「そうだなぁ、こう胃にガツ~ンと来る…」
と夢見た時に、サッカーボールがガツーンと。くふふふ。
バチが当たったんだと思いまふ。
「ったくガキどもってのは、どいつもこいつも!
ボールとジャレあって何が楽しいんだ」
これも自分勝手な言い草ですよね。
ほらほら、だからまたバチがあたるんだって。
洗濯もののシーツが風で飛んできて、いおりょぎさんにかぶる。
そこから顔を出したつもりが…空飛んでました。
いや、ちょっと有り得ないでしょ。
いおりょぎさんは一応ぬいぐるみだし軽いかもですが、
バームクーヘンは重いよ?
魔法の絨毯と化したシーツ。飛んでる画はメルヘンです。
「なんだこりゃー」
松田優作氏ですか?
近くに居たカラスが飛んできました。
「おいっダメだ。これは俺様のおやつだ!
バームクーヘンは、お前らにはまだ早ぇんだよ」
と叫ぶいおりょぎさん。
カラス4羽はシーツの四隅を咥えてひっぱります。
そこで少々トランポリン状態になったいおりょぎさん。
死んでもバームクーヘンを離さないって…凄い執念だね。
死んだら食えないよ?
で、魔法の絨毯もどきのシーツから落下。
ここって翔堂家?
庭の池に落ちそうになって、炎を下に向けて吐いて、
なんとか身体は落ちずにキープしてますが、
ずっと吐き続けれるものでもないわよね…。
「火じゃなくて違うモン吐きそうだ」
ほら~だから食いすぎなんだってば!!
燃料切れで炎が止まり、池ぽちゃ。
ちゃんとお尻から浮いてくる所がリアルだ。
落ちる瞬間、バームクーヘンを突き飛ばして池に落ちないよう
守る所が素晴らしい。
で、鯉も4匹。ぷぷぷ。
やっぱこれは戒めなのでは?
水を吸って重い身体で、歩き始めるいおりょぎさん。
今度は雨が降ってきました。
「弱り目に祟り目かよ」
そう呟いた時、いおりょぎさんはコインランドリーを発見。
あれなら一発で乾くと、パンクっぽい兄ちゃんの洗濯ものに
まぎれてみました。
うひゃあ~。それ、なかなか勇気あるわね。
あうあう言ってるいおりょぎさんが可愛い。
んで乾いたは良いが、足がくがくのようで。
「で、ここはどこだ?」
迷子ですかーっ。
で、路地に座り込んだいおりょぎさん。腹減った~とお腹鳴らしてます。
どんな胃袋してるんですかっ。
あぁ洗濯槽でぐるぐるされたのは、あれは体力消耗するかもしれんからなぁ。
バームクーヘンを食おうかと一瞬思ってしまったらしいが、
これは帰ってからゆっくり味わうためのもの、と自らを諌めます。
「お使い帰りに我慢出来なくなったガキじゃあるまいしぃ~あぁ~」
ふらふらと箱に近づくいおりょぎさん。
ダメだダメだと頭を振ったところで、どこから良いにおいがしてきました。
「こっこの美味そうな匂いは…」
匂いを辿っていくと…
ええええーっ黒モコナ!?
うわーん、モコナぁぁ。

「なんだ?あの謎の生命体は」
いや、貴方に言われたくないでしょうモコナも。
ってところでAパート終了。
ここまでで6270文字。
あと3000文字位で、Bパート書くのは…無理だよねぇ。
ごめんなさいね~、最近、分割ばっかで。
Bパート感想は、明日中にUP予定です。
UPしたらまたリンク貼りますね。
【2010.2.11 PM3:00】
Bパート感想UPしました♪
「こばと。」#17-2【…謎の生命体、2号。】堂元、それは愛の力だね。
原作の方で侑子が出てきてるとか聞いた気がしましたが、
四月一日やモコナまで絡むとは~。
しかも”今の”四月一日っぽいので、状況を思い出して、
勝手にキュンキュンしちゃいましたよ。
彼らに会えたのは嬉しかった…のですが、
ちょっと微妙な気持ちも同時にあります。
またそれはそのシーンもしくは、最後に書くことにします。
感想がね~、やはり1記事じゃ無理っぽいので、
分割しちゃいますね。
あらすじは公式HPより。
あらすじ 第十七話「…謎の生命体、2号。」
バザー当日。いおりょぎはバザーで売れそうなモノを調達しに、玄琥のもとへ
行くことに―――。「くまのバームクーヘン屋」は、瑞祥がお店の手伝いをし
なければ追いつかない程の、大盛況!銀生までもが、バームクーヘンの配達に
かり出されていた。いおりょぎは、あまりの馴染みっぷりに呆れるものの、
玄琥たちはまったく気にしていない様子で―――!?
「よもぎ保育園、本日バザーで~す。宜しくお願いしま~す」
小鳩が街を走り回っていた前回ラストシーンのその後、ですね。
ビルの間の細い路地を抜けようとしてすっころび…。
何か踏んずけたら、ピコッて音がしました。

子供のおもちゃなんかで、お腹押すとこんな音がするのありますよね。

「ぷにゅ?」
音だけでなく、左手の下に何かの感触があります。

「くっぉぉおおぁぁああ」
文字にし難い乾いた呻き声をあげる青いぬいぐるみが、
左手の下でくしゃくしゃになってます。

「もしかして…いおりょぎ…さん?」
もしかしなくてもそうだから、早く手をどけてあげてよ~。

「いつまでも手をのっけてんじゃねーや!!」
ほら、叱られた。
「どーばー…」
いつものように小鳩に向けて炎を吐く筈が、
いおりょぎさん、目を回してぱったり倒れます。
そんな彼に、道の真ん中でお昼寝ですかと呑気な小鳩。おいおい。
心配してやれや。

「お昼寝じゃねぇぇぇぇ!!」
あは…やっぱ怒ると凶悪顔ですねぇ、いおりょぎさん。
よもぎ保育園の前で小鳩と別行動したいおりょぎさん、
その後、本当に大変な目に遭っていたようです。
おかげでボロボロ。
「とにかく…俺の話を聞け!!」
あら、シェリル風。

小鳩にはすんげー売れそうなモノを持ってきてやるといいましたが…。
「なんつってな…んなもん、ねーよ」
ひ、酷いや、

保育園でずっとぬいぐるみのフリをするのもうんざりなので、
玄琥の所へ行って、バームクーヘンしこたま食うつもりのようです。

「イッヒッヒッヒ…」
もぉ~!ずるいよ、いおりょぎさん。
それに困るんだってば!

そうたびたび玄琥のバームクーヘン食べられたら!
そのたびに私も食べたくなるんだからーっ。

相変わらず入り口は変な所にありますね。しかも毎回、場所違うのよね。
我々には見えませんが、これ、いおりょぎさんや銀生には見えるんだよな。
今回は公園のプリン型滑り台の途中をジャンプした所でした。
ゲームの隠し通路みたいだね。

おおおっ店は凄い繁盛してるみたいですね。
客の姿は見えませんが、カットしたものやロングのもの、
様々なオーダーが入り、玄琥が包装したものを瑞祥がせっせと
運んでいます。
いおりょぎさんったらいつの間に店に入ったのか、
バームクーヘンの棒にちょこんと座ってる。
玄琥が時計を確認して、下ろすと姿が見えるという演出は、
良いですね。

カットして売るのは瑞祥のアイディアらしい。
「工夫って大事だな」
そうそう、ちょっと手を加えると、また価値出たりするしね。
瑞祥はバリエーションも増やそうと提案してる。
今度はチョコ味とか。
「悪くないな。おいおいやって行こう」
ほんと、楽しんでるね玄琥と瑞祥。
そんな彼らを見て、馴染んでるなといおりょぎさん。
玄琥だって最初はどうなることかと思ったらしいよ。
でも今はノリノリ。現状を楽しむってのは、良いことだ。
「ハッ…皮肉も通じなくなってやがる」
「あ?」
「なんでもねーよ」
くふふっ良いなぁ。耳に気持ちよいわー、

それにしっかり五百祇と玄琥の関係になってるというか、
会話が自然で二人の間の空気がちゃんと伝わるんだよね。
凄いよなぁ。
「そうそう宅配サービスも始めたんですよぉ」
瑞祥はほんと商売向いてそう。
宅配って…うぁぁぁぁああああああ!!
侑子のミセ!!
「…これ」
うわっ銀生が宅配係なのかよっ。

って、四月一日だぁぁぁ。四月一日が居るぅぅ。

こ、声はちゃんと…福山さんじゃないかっ。さすがっ!!

あ…でもなんか、ちょっとイメージが違いますね。

これ、侑子が居なくなってからのミセですね。
となると、四月一日のイメージ(性格や声の調子)が
ちょっと違ってるのは、分からないでもないけど…。
xxxHOLiCの時と、福山さんの演技(四月一日っぷり)が違うよね。
監督も制作も違うから仕方ないかな。
「俺も昔はバイト三昧の時期もあったよ。我侭な雇い主に
散々振り回されたりしてな」
それは侑子の事ですね。ううっ侑子~。

「話はそれだけか?じゃあ…」
行こうとする銀生に、そうそうと四月一日は笑顔で手招きし、
迷宮の館みたいな所へ行った時の話をし始める。
冷や汗たら…な銀生だけど、それならなんでわざわざ訊いたのか。
四月一日の話に付き合ってやれとか言われてたのかしら。
バームクーヘン屋はただいま休憩時間です。
三人でお茶してるよ。ふふ。
「今のお前たちのあまりのハマりっぷりに、
昔どんな姿をしてたのか、すっかり忘れちまったよ俺は」
と言ういおりょぎさん。
昔の姿も、是非見てみたいんですけどねぇ私は。
この姿も悪くないという玄琥。
毛深い所はちょっとアレだそうですけどね。
瑞祥なんて、生まれた時からずっとこの姿のような気が
してるぐらいだそうで。

「全く…あんな事があったなんて、なんだか夢のようですね」
このしみじみしてる瑞祥の顔が可愛い。

「俺達にとっちゃ、悪夢だがな」
随分と経った気がしている。冷静に考えたら、自分達に勝ち目などなかった。
相手が悪すぎた。一方的にタコ殴りにされたようなもの。
あの時、瑞祥は玄琥を踏んずけていたのだと、今頃判明しました。
過ぎたことだと、玄琥が手を横に振るのだけど、
大きな肉球も可愛い♪と目がそこに行ってしまったわ。

そんな事に腹を立ててる余裕も、あの頃の自分達にはなかった、
と言う玄琥は、おもむろに身体を起したいおりょぎさんに、
何も言うなよと釘を刺す。
いくら納得がいかなくても。掟は掟。
「今はただ、バームクーヘンを焼きながらほとぼりがさめるのを
待つしかないんだよ…」
「…なっ」「ねっ」
と玄琥と瑞祥が可愛く合わせたのに、
「あの時は惜しかった」
なんていういおりょぎさん。
これには玄琥もカチンと来たようで、
「惜しかったじゃ、ねぇ!!」
拳で机をダンッと叩く。

「惜しかったじゃねぇ!!」
「ここは反省するところですよぉ。惜しかったなんてそんな恐ろしいこと、
思うのも口にするのもいけません!!」
あ、ラグの「いけません」が聞けなかったら、こんな所で代わりの人が

バッテンする瑞祥可愛い。
吉野さんの瑞祥っぷりも、可愛くて気に入ってるんです~。

今度天界にたてついたらクマや鳥どころじゃすまなくなる。
「きっと俺はテディベア。そしてコイツは鳥どころか鳥の餌だ!」
「そ、それはイヤっす。自分だけ可愛いキャラなんてズルイですぅ」
ほんと、何一人だけ可愛くしてるのさ。
で、更に落ちてもクマなのね。
クマ姿気に行ってるんだな玄琥ったら。
トラブルは金輪際起すなよと玄琥が更に釘さそうとしたのに、
いおりょぎさんの姿が席から消えています。
って、あああああーっ!!バームクーヘン!
ロングのまんま食ってるぅぅ。

いおりょぎさんの腹って、どうなってるんだろう。
見た目通りじゃないって事なんだよね。

「って、食うなーっ!!ウチの大切な商品だぞ!!」
怒る玄琥とのカットが楽しかったです。
土産は一箱しかくれなかったらしく、
「ケチくせぇクマだ」
と文句言いつつ戻るいおりょぎさん。
あれ一本食っちまったくせに、何いってるんだよーっ。
この贅沢ものが!!

甘いもの食った後はしょっぱいモンが食べたいと、
いおりょぎさんが思い浮かべるのは、
ラーメンにフランクフルトにエビフライ。焼き鳥、ねぎま…。
ほーんと食い意地張ってるよなぁ。

「どっかにねぇかな…しょっぱいモン。…ねぇよな。」
ここの言い方が物凄く自然で笑った。
稲田さんもいおりょぎさんとすっかり一体になってるよなぁ。
大好きな黒鋼声を今、思い出せないよ。

「ははっは…やっぱ醤油味も良いが、
今の気分は塩味を利かせたモンが良いな」
そんな贅沢いいつつ滑り台のところに戻りました。
今回は入り口も出口も一緒なのね。
「そうだなぁ、こう胃にガツ~ンと来る…」
と夢見た時に、サッカーボールがガツーンと。くふふふ。
バチが当たったんだと思いまふ。

「ったくガキどもってのは、どいつもこいつも!
ボールとジャレあって何が楽しいんだ」
これも自分勝手な言い草ですよね。
ほらほら、だからまたバチがあたるんだって。
洗濯もののシーツが風で飛んできて、いおりょぎさんにかぶる。
そこから顔を出したつもりが…空飛んでました。
いや、ちょっと有り得ないでしょ。

いおりょぎさんは一応ぬいぐるみだし軽いかもですが、
バームクーヘンは重いよ?
魔法の絨毯と化したシーツ。飛んでる画はメルヘンです。
「なんだこりゃー」
松田優作氏ですか?
近くに居たカラスが飛んできました。
「おいっダメだ。これは俺様のおやつだ!
バームクーヘンは、お前らにはまだ早ぇんだよ」
と叫ぶいおりょぎさん。
カラス4羽はシーツの四隅を咥えてひっぱります。
そこで少々トランポリン状態になったいおりょぎさん。
死んでもバームクーヘンを離さないって…凄い執念だね。
死んだら食えないよ?
で、魔法の絨毯もどきのシーツから落下。
ここって翔堂家?
庭の池に落ちそうになって、炎を下に向けて吐いて、
なんとか身体は落ちずにキープしてますが、
ずっと吐き続けれるものでもないわよね…。
「火じゃなくて違うモン吐きそうだ」
ほら~だから食いすぎなんだってば!!
燃料切れで炎が止まり、池ぽちゃ。
ちゃんとお尻から浮いてくる所がリアルだ。
落ちる瞬間、バームクーヘンを突き飛ばして池に落ちないよう
守る所が素晴らしい。
で、鯉も4匹。ぷぷぷ。
やっぱこれは戒めなのでは?
水を吸って重い身体で、歩き始めるいおりょぎさん。
今度は雨が降ってきました。
「弱り目に祟り目かよ」
そう呟いた時、いおりょぎさんはコインランドリーを発見。
あれなら一発で乾くと、パンクっぽい兄ちゃんの洗濯ものに
まぎれてみました。
うひゃあ~。それ、なかなか勇気あるわね。
あうあう言ってるいおりょぎさんが可愛い。

んで乾いたは良いが、足がくがくのようで。
「で、ここはどこだ?」
迷子ですかーっ。
で、路地に座り込んだいおりょぎさん。腹減った~とお腹鳴らしてます。

あぁ洗濯槽でぐるぐるされたのは、あれは体力消耗するかもしれんからなぁ。
バームクーヘンを食おうかと一瞬思ってしまったらしいが、
これは帰ってからゆっくり味わうためのもの、と自らを諌めます。
「お使い帰りに我慢出来なくなったガキじゃあるまいしぃ~あぁ~」
ふらふらと箱に近づくいおりょぎさん。
ダメだダメだと頭を振ったところで、どこから良いにおいがしてきました。
「こっこの美味そうな匂いは…」
匂いを辿っていくと…
ええええーっ黒モコナ!?
うわーん、モコナぁぁ。

「なんだ?あの謎の生命体は」
いや、貴方に言われたくないでしょうモコナも。
ってところでAパート終了。
ここまでで6270文字。
あと3000文字位で、Bパート書くのは…無理だよねぇ。
ごめんなさいね~、最近、分割ばっかで。
Bパート感想は、明日中にUP予定です。
UPしたらまたリンク貼りますね。
【2010.2.11 PM3:00】
Bパート感想UPしました♪
「こばと。」#17-2【…謎の生命体、2号。】堂元、それは愛の力だね。