23話がこぉんな所で終わってるから、
2話連続放送は見る方としては、助かりましたが、
書く方は大変で…。
無理…いっぺんに書くの無理~っ。
頑張って23話だけは書き上げましたが、
最終回分は…明日書けるかなぁ…。
明日書けないとデュラの後になってしまうかも…すみませんっ。
遅れてでもとりあえず、書くつもりです。
あらすじは公式HPより。
あらすじ 第二十三話「…こばとの願い。」
アルバイト中に、怪我をしてしまった藤本を心配した小鳩は、
毎日早朝から藤本の部屋を訪れていた。怪訝そうな藤本をよそに、
小鳩は張り切って藤本のお手伝いをすることに―――。
コンペイトウを“ビン”いっぱいに集める期限が近づき、
焦るいおりょぎを尻目に、小鳩は藤本をお散歩に誘った。
公園に到着したものの、藤本は相変わらず迷惑そうな様子で・・・・・!?
毎朝早くから小鳩は藤本の部屋へ行ってお手伝いしてるようで。
藤本は迷惑そうですけどねぇ…。
でも千歳は小鳩に「気を緩めずにお願いね」なんて言ってます。
目を離したとたんきっと、無理しちゃうから。
藤本をよく分かってるな千歳。
これで小鳩も大義名分が出来た。
上着を着ようとしてる藤本の手助けを小鳩がしようとするところ、
まるで夫婦だよね。にしし。
小鳩が遠足の時の写真を柱に画鋲で止める。
了解も取らず強引なんだけど、けろっとしてるんだよね。
藤本の相手はこのぐらいタフなタイプじやないと務まらないわなぁ。
す、凄い。片時も離れないつもりか小鳩。
図書館や学校にも付いていってるの~?
それは流石にちょっと困るだろう。
「迷惑だと言ったはずだ」
藤本のそんな冷たい言葉にも動じず、
「藤本さんはお散歩したことありますか?」
……あのぅ、会話が成り立ってないんですが。
藤本と一緒に「はぁ?」と私も声に出ちゃったよ。
「お散歩は良いです。楽しいです」
それはお前だけだろうと、藤本といおりょぎさん、同意見のようで。
小鳩は、そう言われても全然怯まない。
いきなり藤本の腕を掴んで、引っ張っていってしまう。
どーしたんだ小鳩。
迷いが無くなって吹っ切れてる感じで…、
怖いもの無しのまっしぐらだな。
千歳は清花に2人の事を電話で報告してる。
誰にだって時間は必要だと千歳。
清花と沖浦もそうだったように。
公園は今、桜が満開なのね。良い散歩コースじゃないですかっ。
ちょっと視線上げて桜を愛でてみなさいよ藤本。
「なんのつもりだ」
なんてバカな事言ってないでさ。
「藤本さんのここ!ずっと、ミーッてなってますから」
くふふ、ミーッ、ね。可愛いな。
小鳩はただ、藤本に楽しくなってもらいたいだけ。
ボートを見つけた小鳩はボートに乗ろうと誘う。
乗ろうってキミ、お金持ってないんじゃ…。
あ…やっぱり。
小鳩のギャグ顔、まんま花澤さんに見えてくるわ。
結局、金は藤本が出したのね。
小鳩はやったことも無いオール漕ぎをかって出て、
そのヘタクソさゆえに水が飛び散ってます。
慣れた感じでそれを避ける藤本が素晴らしい。
こんなへたっぴでは、いつまで経っても戻れません。
漕ぐのを代われという藤本。
「いつまで経っても…」
その言葉に反応して固まる小鳩。
そうなら良いのにってちょっと思ったの?
お2人の初めての共同作業はケーキカットじゃなくて、
左右一本ずつのオール漕ぎでした
藤本の指示通りやれば、船はスイッと進む。
感動してはしゃぐ小鳩の様子に、藤本の表情も少し緩みます。
やれやれって感じだけどね。
「藤本さん、ちょっとここ、マシになりましたぁ」
眉間のミーッね。
藤本ほベンチに残し、茂みで小鳩といおりょぎさんのは密談です。
「どーいうつもりだ」
今度はいおりょぎさんに言われちゃいました。
藤本に元気になってもらうために、今度は池の魚の餌をゲットしてきたようで…。
それも有料だよね?藤本からお金貰って買いにいったのね…。
いおりょぎさんが言いたいのはそういう事じゃありません。
時間が無い。
分かってるよね小鳩だって。
分かっていてあえて、なのよね。
池に餌を投げ入れてる小鳩の横で、藤本は一人にしてくれと言う。
「ずっと付きまとわれてると落ち着かない」
それは感情的に投げつけられた言葉じゃないから、小鳩も素直に
従いました。寂しそうではありますが。
藤本が離れたら早速コンペイトウ集めに行こうと
いおりょぎさんが熱くなります。
そこに「あらぁ~」と声を掛けられて、
ジタバタとぬいぐるみのフリするいおりょぎさんが笑えます。
琥珀だと分かってすぐ戻るんだけど。
お散歩ですか?良い天気ですものね~と言う琥珀に、
「あーっ!もぉなんだこのほえほえムードはよぉ!」
ほえほえか…確かに
で、ほえほえ同士、説教してやってくれと琥珀に頼むいおりょぎさんですが、
そもそも、ほえほえ同士じゃ説教にはならんやろ。
「願いを忘れて、ふらふらふらふら、ほえほえほえほえとよぉ」
いおりょぎさんの言い方が笑える~っ!!
「忘れてません」
という小鳩に、
「はぁ~あ?」
と耳を手で押し上げながらのこのポーズ、大ウケした~っ。
「私の願いは…決っていますから」
あ…いおりょぎさん固まった。
「へっ当たり前だろーがっ」
あぁ動くいおりょぎさんを見れるのも、あと少しかと思うと、
寂しくなるなぁ。
藤本が向かったのは、よもぎ保育園跡地。
もう基礎部分も除かれて建物のあった場所は窪んでる。
門と滑り台が残ってるのが、却って寂しいね。
藤本も、目を向けるのに勇気が要ったようだでした。
「へっ!なんだよドバトのヤツ!ドバトのくせによ」
「怒ってるんですか?いおりょぎさん」
「おーっ怒ってるよ。…怒っちゃいるけど、あんな顔されちゃあなぁ」
小鳩に弱いしねぇ。そんないおりょぎさんが大好きだよ。
ここの声の落差も、凄く良かった~稲田さんっ。
小鳩は選んだ。
いおりょぎさんは、それをバカな選択だと思っているけど、
起きる事は必然だから、意味の無いことは、ひとつもないのです。
そう、侑子もいつも言ってたようにね。
琥珀も同じことを言う。
そしてこの私も、それはそう思うのよ。
リアルの世界でも、実際そうだなって思う事が多々ありますのでね。
「それは天界だけか?異界の住人にも言えるのか」
おうっ、いおりょぎさんがマジだ。
「どんな存在にも…全てのものに」
「…そうか」
いおりょぎさんと琥珀の会話も良いもんだな。
工事用柵の金網を握り締め、俯く藤本は辛そうだ。
そこに小鳩がまたきちゃいました。
そんな小鳩に藤本はまた冷えた声で訊く。
「どーして…どーして俺に関わる」
感謝して欲しいのか、ありがたいなんて思ってない、
これから思う事もないと、ほんと次から次へと冷たい言葉。
それでももう小鳩は凹んだり彼の事が解らなくなったりしないんだ。
笑顔で返す。藤本が大切な人だからだと。
「大切な人が気になるのは当たり前です」
うっはぁ~告白ですよね、それ。
藤本、もちっとうろたえろよ。
オルガンは清花が預かってるんだって。
そうよね、あれも壊す必要はない。
藤本はどーだっていいなんて言うけど、
あれが大切な物だってこと、小鳩は分かってます。
まだプリプリしてる藤本なのに、後ろを歩く小鳩はクスクス笑います。
「藤本さんといおりょぎさんって、そっくりだと思って。
いつも怒ってるところとか」
そういわれてみりゃそーだな。
いつも連れてるぬいぐるみか?と聞き返す藤本。
「はい」
と堂々と応えるところが素晴らしい。
「でも、本当はとっても良い方なんです」
うん…キミと会って、変わったみたいですけどね。
良い方になったのは、キミのおかげかもしれない。
くふふっ。公園でくしゃみしてるいおりょぎさんが可愛いっ。
そろそろ帰るかと言ったいおりょぎさんが、琥珀に訊く、
「お前も、選んだんだよな?幸せか?」
いやぁん、いおりょぎさんっ!その声、とっても男前~っ。
「はい」
と応える琥珀の、心からの笑顔が良いねぇ。
アパートに戻って来た小鳩と藤本。
洗濯物の話をしたところで、うしゃぎさんのあの不気味な笑い声が聞こえ、
小鳩の元に一輪の花-多分ガーベラだよね?-が降りてきました。
それが手のひらの上でクルクル回り、やがてパンッとはじけて消えました。
わずかな間の後、小鳩の表情は穏やかなそれに変わります。
全てを受け入れたような、仏な顔だね。
「藤本さん…明日はご一緒出来ません」
もう…時間切れなんだね。
それは有り難い、やっと解放される。
そんな言葉が最後なの?と悲しくなったのに、
「藤本さんが喜んでくれると私も嬉しいです」
そんな言葉を吐くなんて…小鳩…
翌日、藤本が病院で薬を貰っている頃、
小鳩は千歳にお別れの挨拶をしていました。
「落ち着いたら、連絡を頂戴」
そう言われて言葉に詰まる小鳩が…。
辛いなぁ。
いおりょぎさんは部屋で一人思い出していた。
コンペイトウが集まらなければ小鳩は…。
それが分かってて、小鳩は選んだ。
『自分がどうなっても良いのか』
頷く小鳩にバカかと言ったいおりょぎさん。
『バカでしょうか?』
聞き返したあの時の小鳩に、
今また彼は言ってやる。
「バカだよ」と。
「百点満点のバカだ」
千歳への挨拶を済ました小鳩が、部屋に戻ってました。
「行くか」
といおりょぎさん。
先の展開が想像出来るから、悲しくなっちゃったよ。
アパートを振り返り、藤本の部屋の窓へと視線を向ける。
まだ戻ってきていないんだな。
「ま、いいのかこれで」
うん、そうかもしれないね。
いおりょぎさんが小鳩に一つ訊く。
何もしないでただ傍にいるだけってのは、辛くないのか、と。
ただ傍に居ることが、とっても凄い事なのだと小鳩は応える。
傍に居たいのに居ることが出来なくなった、
その経験があるからこそ、そう思えるのかな。
暗くなってアパートに戻って来た藤本は、小鳩の部屋の電気が
付いてないことに気付く。
千歳から話を聞いて飛びしていきました。
小鳩といおりょぎさんは公園のお山の上で待ってました。
うしゃぎさんがふわふわと降りてきましたよ。
小首傾げて瓶を見せろの合図。
小鳩が鞄から出したそれは一杯にはなっていなくて、
うしゃぎさんは首を横に振る。
「ちょっと待ってくれ!こいつは頑張った」
瓶に飛び乗って、うしゃぎさんに訴えるいおりょぎさん
「ちょっとバカでドジで間抜けで、
明るいのと素直なだけが撮り得なヤツだが、
人間にしちゃ上等なんだよ。ほんっとに上等な魂持ってんだよ!」
この訴え…声には眼が潤んだよいおりょぎさん…稲田さん。
凄い気持ちこもってるんだもん。
「だから頼む!こいつを消すなんてことを…消すなんてことを…」
いおりょぎさん乗っけたまま、瓶を手前に戻す小鳩。
こんな時ですが、いおりょぎさんの振り向きポーズが愛らしい。
「いおりょぎさん。うしゃぎさんが困ってるじゃないですか」
小鳩はとうに覚悟決めてるんだもの、強いよなぁ。
「すまん、小鳩」
謝らないでと小鳩が言う。そう、いおりょぎさんが謝る事ではない。
小鳩が自分で決めたことなのだから。
「ありがとうございます、いおりょぎさん」
そして小鳩はうしゃぎさんに向かって帽子を取ろうとしましたが、
うしゃぎさんが何かを察して上へ消えます。
近づく足音は藤本のもの。
「なにやってんだ」
とまた怒ってます。
どこへ行くつもりだと訊く藤本に分からないとしか応えられない小鳩。
「ふざけてんのか」
「最後まで怒られました」
「当たり前だ。何も言わないで消えるなんて、どういうつもりだ」
頭を下げて謝る小鳩に、自分の言った事が気に障ったのかと
情けない顔で訊く藤本。
八つ当たりして傷つけてた自覚はあるわけね。
ほんと不器用なんだから。
全然違うと思い切り否定する小鳩ですが、じゃあ何故と訊かれたら
応えようがない。
そこに…
「契約だからだよ」
いおりょぎさん、喋っちゃいました。
どこだときょろきょろする藤本に、
「ここだよ、ここ。鞄の上」
藤本が視線合わせたら、
「よっ」
っていういおりょぎさんが好きだ。
藤本もびっくりはしてるが、取り乱さないのが凄いね。
ま、そこら辺を見込んで、いおりょぎさんもバラしたんだろうけど。
それでちゃんと教えてやるのか、藤本に。
小鳩の帽子の秘密。耳かと思ってましたが、王冠とは驚いた。
お姫様かよと思ったら、死んでる証拠だそうで。
昔なら輪っかで表現ですよね。あれは天使か。
でも死んだ人の図にもよく付けたよね。
CLAMP的にあれはダサイのかな。それで王冠?
小鳩は死んだが、今彼女の魂はどの世界にも属してない。
それはいおりょぎさん達の戦争のとばっちりをくらったせいで、なのね?
どの命でもない曖昧な存在。
でも神との契約で一度だけ生まれ変わり、生き直すチャンスが与えられた。
けれど小鳩は契約より、残された時間を藤本といる事を選んだ。
よって契約は破棄された。
「だから私は、消えないといけないんです」
「嘘だろ、おい!」
お山を登って藤本が小鳩の元へと近づく。
小鳩を取り囲む透明な壁が、2人を隔てます。
藤本の傍に居られてとても幸せだったという小鳩。
「ダメですね。最後は笑っていたかったのに」
ぼろぼろと涙を零す小鳩。
壁をはさんで手と手を合わせる…だなんて、
ツバサを思い出したよ。
「藤本さんは、私の大切な人です。これのでも…これからも…ずっと」
その言葉に藤本の中の何かが反応した。
「行くな」
藤本の思いの強さなのか、透明な壁-というか素材はガラスみたい-が割れました。
す、すげぇな、藤本。
そして藤本から飛び出してきたのはコンペイトウの親分。
ほら、飴とかで袋の中に一個だけ入ってる大玉たいな…。
…ふざけてる場合じゃないでしょっ。
コンペイトウの塊のようなものが、小鳩の瓶に入ると溶けて緑色の
液体みたいになって、瓶いっぱいになりました。
おおっこれでノルマ達成なんじゃないのかい?
小鳩の願いは変わった。でも契約は変えられない。
行きたかった所へ行くという契約は。
だから今ここで達成しても、叶えられる願いは最初の願いであり、
この場に留まることはないわけだ。
藤本のコンペイトウは暖かい。
でもそれ、癒したのはキミなんだよ小鳩。
これじゃあまるで呪いだといおりょぎさん。
この世界に転生してやってくれと、うしゃぎさんに頼むけど、
うしゃぎさんに融通なんかききません。
炎まで吐いちゃういおりょぎさん、必死だね。
一番長く傍に居たのに何も出来ないと、自分を責めてたいおりょぎさん。
『でも起きることが全て必然なら…』
と琥珀が言った。そう必然ならば…。
そこに希望もあるよね。
いよいよ小鳩は行くべきところへ飛ばされます。
藤本が抱きしめた瞬間、
花びらとなって散った…。
小鳩ぉーっ!!
切ないよぉ。
うしゃぎさんの笑い声が、すっごく腹立たしいね。
では続きは最終回の感想で…。
2話連続放送は見る方としては、助かりましたが、
書く方は大変で…。
無理…いっぺんに書くの無理~っ。
頑張って23話だけは書き上げましたが、
最終回分は…明日書けるかなぁ…。
明日書けないとデュラの後になってしまうかも…すみませんっ。
遅れてでもとりあえず、書くつもりです。
あらすじは公式HPより。
あらすじ 第二十三話「…こばとの願い。」
アルバイト中に、怪我をしてしまった藤本を心配した小鳩は、
毎日早朝から藤本の部屋を訪れていた。怪訝そうな藤本をよそに、
小鳩は張り切って藤本のお手伝いをすることに―――。
コンペイトウを“ビン”いっぱいに集める期限が近づき、
焦るいおりょぎを尻目に、小鳩は藤本をお散歩に誘った。
公園に到着したものの、藤本は相変わらず迷惑そうな様子で・・・・・!?
毎朝早くから小鳩は藤本の部屋へ行ってお手伝いしてるようで。
藤本は迷惑そうですけどねぇ…。
でも千歳は小鳩に「気を緩めずにお願いね」なんて言ってます。
目を離したとたんきっと、無理しちゃうから。
藤本をよく分かってるな千歳。
これで小鳩も大義名分が出来た。
上着を着ようとしてる藤本の手助けを小鳩がしようとするところ、
まるで夫婦だよね。にしし。
小鳩が遠足の時の写真を柱に画鋲で止める。
了解も取らず強引なんだけど、けろっとしてるんだよね。
藤本の相手はこのぐらいタフなタイプじやないと務まらないわなぁ。
す、凄い。片時も離れないつもりか小鳩。
図書館や学校にも付いていってるの~?
それは流石にちょっと困るだろう。
「迷惑だと言ったはずだ」
藤本のそんな冷たい言葉にも動じず、
「藤本さんはお散歩したことありますか?」
……あのぅ、会話が成り立ってないんですが。
藤本と一緒に「はぁ?」と私も声に出ちゃったよ。
「お散歩は良いです。楽しいです」
それはお前だけだろうと、藤本といおりょぎさん、同意見のようで。
小鳩は、そう言われても全然怯まない。
いきなり藤本の腕を掴んで、引っ張っていってしまう。
どーしたんだ小鳩。
迷いが無くなって吹っ切れてる感じで…、
怖いもの無しのまっしぐらだな。
千歳は清花に2人の事を電話で報告してる。
誰にだって時間は必要だと千歳。
清花と沖浦もそうだったように。
公園は今、桜が満開なのね。良い散歩コースじゃないですかっ。
ちょっと視線上げて桜を愛でてみなさいよ藤本。
「なんのつもりだ」
なんてバカな事言ってないでさ。
「藤本さんのここ!ずっと、ミーッてなってますから」
くふふ、ミーッ、ね。可愛いな。
小鳩はただ、藤本に楽しくなってもらいたいだけ。
ボートを見つけた小鳩はボートに乗ろうと誘う。
乗ろうってキミ、お金持ってないんじゃ…。
あ…やっぱり。
小鳩のギャグ顔、まんま花澤さんに見えてくるわ。
結局、金は藤本が出したのね。
小鳩はやったことも無いオール漕ぎをかって出て、
そのヘタクソさゆえに水が飛び散ってます。
慣れた感じでそれを避ける藤本が素晴らしい。
こんなへたっぴでは、いつまで経っても戻れません。
漕ぐのを代われという藤本。
「いつまで経っても…」
その言葉に反応して固まる小鳩。
そうなら良いのにってちょっと思ったの?
お2人の初めての共同作業はケーキカットじゃなくて、
左右一本ずつのオール漕ぎでした
藤本の指示通りやれば、船はスイッと進む。
感動してはしゃぐ小鳩の様子に、藤本の表情も少し緩みます。
やれやれって感じだけどね。
「藤本さん、ちょっとここ、マシになりましたぁ」
眉間のミーッね。
藤本ほベンチに残し、茂みで小鳩といおりょぎさんのは密談です。
「どーいうつもりだ」
今度はいおりょぎさんに言われちゃいました。
藤本に元気になってもらうために、今度は池の魚の餌をゲットしてきたようで…。
それも有料だよね?藤本からお金貰って買いにいったのね…。
いおりょぎさんが言いたいのはそういう事じゃありません。
時間が無い。
分かってるよね小鳩だって。
分かっていてあえて、なのよね。
池に餌を投げ入れてる小鳩の横で、藤本は一人にしてくれと言う。
「ずっと付きまとわれてると落ち着かない」
それは感情的に投げつけられた言葉じゃないから、小鳩も素直に
従いました。寂しそうではありますが。
藤本が離れたら早速コンペイトウ集めに行こうと
いおりょぎさんが熱くなります。
そこに「あらぁ~」と声を掛けられて、
ジタバタとぬいぐるみのフリするいおりょぎさんが笑えます。
琥珀だと分かってすぐ戻るんだけど。
お散歩ですか?良い天気ですものね~と言う琥珀に、
「あーっ!もぉなんだこのほえほえムードはよぉ!」
ほえほえか…確かに
で、ほえほえ同士、説教してやってくれと琥珀に頼むいおりょぎさんですが、
そもそも、ほえほえ同士じゃ説教にはならんやろ。
「願いを忘れて、ふらふらふらふら、ほえほえほえほえとよぉ」
いおりょぎさんの言い方が笑える~っ!!
「忘れてません」
という小鳩に、
「はぁ~あ?」
と耳を手で押し上げながらのこのポーズ、大ウケした~っ。
「私の願いは…決っていますから」
あ…いおりょぎさん固まった。
「へっ当たり前だろーがっ」
あぁ動くいおりょぎさんを見れるのも、あと少しかと思うと、
寂しくなるなぁ。
藤本が向かったのは、よもぎ保育園跡地。
もう基礎部分も除かれて建物のあった場所は窪んでる。
門と滑り台が残ってるのが、却って寂しいね。
藤本も、目を向けるのに勇気が要ったようだでした。
「へっ!なんだよドバトのヤツ!ドバトのくせによ」
「怒ってるんですか?いおりょぎさん」
「おーっ怒ってるよ。…怒っちゃいるけど、あんな顔されちゃあなぁ」
小鳩に弱いしねぇ。そんないおりょぎさんが大好きだよ。
ここの声の落差も、凄く良かった~稲田さんっ。
小鳩は選んだ。
いおりょぎさんは、それをバカな選択だと思っているけど、
起きる事は必然だから、意味の無いことは、ひとつもないのです。
そう、侑子もいつも言ってたようにね。
琥珀も同じことを言う。
そしてこの私も、それはそう思うのよ。
リアルの世界でも、実際そうだなって思う事が多々ありますのでね。
「それは天界だけか?異界の住人にも言えるのか」
おうっ、いおりょぎさんがマジだ。
「どんな存在にも…全てのものに」
「…そうか」
いおりょぎさんと琥珀の会話も良いもんだな。
工事用柵の金網を握り締め、俯く藤本は辛そうだ。
そこに小鳩がまたきちゃいました。
そんな小鳩に藤本はまた冷えた声で訊く。
「どーして…どーして俺に関わる」
感謝して欲しいのか、ありがたいなんて思ってない、
これから思う事もないと、ほんと次から次へと冷たい言葉。
それでももう小鳩は凹んだり彼の事が解らなくなったりしないんだ。
笑顔で返す。藤本が大切な人だからだと。
「大切な人が気になるのは当たり前です」
うっはぁ~告白ですよね、それ。
藤本、もちっとうろたえろよ。
オルガンは清花が預かってるんだって。
そうよね、あれも壊す必要はない。
藤本はどーだっていいなんて言うけど、
あれが大切な物だってこと、小鳩は分かってます。
まだプリプリしてる藤本なのに、後ろを歩く小鳩はクスクス笑います。
「藤本さんといおりょぎさんって、そっくりだと思って。
いつも怒ってるところとか」
そういわれてみりゃそーだな。
いつも連れてるぬいぐるみか?と聞き返す藤本。
「はい」
と堂々と応えるところが素晴らしい。
「でも、本当はとっても良い方なんです」
うん…キミと会って、変わったみたいですけどね。
良い方になったのは、キミのおかげかもしれない。
くふふっ。公園でくしゃみしてるいおりょぎさんが可愛いっ。
そろそろ帰るかと言ったいおりょぎさんが、琥珀に訊く、
「お前も、選んだんだよな?幸せか?」
いやぁん、いおりょぎさんっ!その声、とっても男前~っ。
「はい」
と応える琥珀の、心からの笑顔が良いねぇ。
アパートに戻って来た小鳩と藤本。
洗濯物の話をしたところで、うしゃぎさんのあの不気味な笑い声が聞こえ、
小鳩の元に一輪の花-多分ガーベラだよね?-が降りてきました。
それが手のひらの上でクルクル回り、やがてパンッとはじけて消えました。
わずかな間の後、小鳩の表情は穏やかなそれに変わります。
全てを受け入れたような、仏な顔だね。
「藤本さん…明日はご一緒出来ません」
もう…時間切れなんだね。
それは有り難い、やっと解放される。
そんな言葉が最後なの?と悲しくなったのに、
「藤本さんが喜んでくれると私も嬉しいです」
そんな言葉を吐くなんて…小鳩…
翌日、藤本が病院で薬を貰っている頃、
小鳩は千歳にお別れの挨拶をしていました。
「落ち着いたら、連絡を頂戴」
そう言われて言葉に詰まる小鳩が…。
辛いなぁ。
いおりょぎさんは部屋で一人思い出していた。
コンペイトウが集まらなければ小鳩は…。
それが分かってて、小鳩は選んだ。
『自分がどうなっても良いのか』
頷く小鳩にバカかと言ったいおりょぎさん。
『バカでしょうか?』
聞き返したあの時の小鳩に、
今また彼は言ってやる。
「バカだよ」と。
「百点満点のバカだ」
千歳への挨拶を済ました小鳩が、部屋に戻ってました。
「行くか」
といおりょぎさん。
先の展開が想像出来るから、悲しくなっちゃったよ。
アパートを振り返り、藤本の部屋の窓へと視線を向ける。
まだ戻ってきていないんだな。
「ま、いいのかこれで」
うん、そうかもしれないね。
いおりょぎさんが小鳩に一つ訊く。
何もしないでただ傍にいるだけってのは、辛くないのか、と。
ただ傍に居ることが、とっても凄い事なのだと小鳩は応える。
傍に居たいのに居ることが出来なくなった、
その経験があるからこそ、そう思えるのかな。
暗くなってアパートに戻って来た藤本は、小鳩の部屋の電気が
付いてないことに気付く。
千歳から話を聞いて飛びしていきました。
小鳩といおりょぎさんは公園のお山の上で待ってました。
うしゃぎさんがふわふわと降りてきましたよ。
小首傾げて瓶を見せろの合図。
小鳩が鞄から出したそれは一杯にはなっていなくて、
うしゃぎさんは首を横に振る。
「ちょっと待ってくれ!こいつは頑張った」
瓶に飛び乗って、うしゃぎさんに訴えるいおりょぎさん
「ちょっとバカでドジで間抜けで、
明るいのと素直なだけが撮り得なヤツだが、
人間にしちゃ上等なんだよ。ほんっとに上等な魂持ってんだよ!」
この訴え…声には眼が潤んだよいおりょぎさん…稲田さん。
凄い気持ちこもってるんだもん。
「だから頼む!こいつを消すなんてことを…消すなんてことを…」
いおりょぎさん乗っけたまま、瓶を手前に戻す小鳩。
こんな時ですが、いおりょぎさんの振り向きポーズが愛らしい。
「いおりょぎさん。うしゃぎさんが困ってるじゃないですか」
小鳩はとうに覚悟決めてるんだもの、強いよなぁ。
「すまん、小鳩」
謝らないでと小鳩が言う。そう、いおりょぎさんが謝る事ではない。
小鳩が自分で決めたことなのだから。
「ありがとうございます、いおりょぎさん」
そして小鳩はうしゃぎさんに向かって帽子を取ろうとしましたが、
うしゃぎさんが何かを察して上へ消えます。
近づく足音は藤本のもの。
「なにやってんだ」
とまた怒ってます。
どこへ行くつもりだと訊く藤本に分からないとしか応えられない小鳩。
「ふざけてんのか」
「最後まで怒られました」
「当たり前だ。何も言わないで消えるなんて、どういうつもりだ」
頭を下げて謝る小鳩に、自分の言った事が気に障ったのかと
情けない顔で訊く藤本。
八つ当たりして傷つけてた自覚はあるわけね。
ほんと不器用なんだから。
全然違うと思い切り否定する小鳩ですが、じゃあ何故と訊かれたら
応えようがない。
そこに…
「契約だからだよ」
いおりょぎさん、喋っちゃいました。
どこだときょろきょろする藤本に、
「ここだよ、ここ。鞄の上」
藤本が視線合わせたら、
「よっ」
っていういおりょぎさんが好きだ。
藤本もびっくりはしてるが、取り乱さないのが凄いね。
ま、そこら辺を見込んで、いおりょぎさんもバラしたんだろうけど。
それでちゃんと教えてやるのか、藤本に。
小鳩の帽子の秘密。耳かと思ってましたが、王冠とは驚いた。
お姫様かよと思ったら、死んでる証拠だそうで。
昔なら輪っかで表現ですよね。あれは天使か。
でも死んだ人の図にもよく付けたよね。
CLAMP的にあれはダサイのかな。それで王冠?
小鳩は死んだが、今彼女の魂はどの世界にも属してない。
それはいおりょぎさん達の戦争のとばっちりをくらったせいで、なのね?
どの命でもない曖昧な存在。
でも神との契約で一度だけ生まれ変わり、生き直すチャンスが与えられた。
けれど小鳩は契約より、残された時間を藤本といる事を選んだ。
よって契約は破棄された。
「だから私は、消えないといけないんです」
「嘘だろ、おい!」
お山を登って藤本が小鳩の元へと近づく。
小鳩を取り囲む透明な壁が、2人を隔てます。
藤本の傍に居られてとても幸せだったという小鳩。
「ダメですね。最後は笑っていたかったのに」
ぼろぼろと涙を零す小鳩。
壁をはさんで手と手を合わせる…だなんて、
ツバサを思い出したよ。
「藤本さんは、私の大切な人です。これのでも…これからも…ずっと」
その言葉に藤本の中の何かが反応した。
「行くな」
藤本の思いの強さなのか、透明な壁-というか素材はガラスみたい-が割れました。
す、すげぇな、藤本。
そして藤本から飛び出してきたのはコンペイトウの親分。
ほら、飴とかで袋の中に一個だけ入ってる大玉たいな…。
…ふざけてる場合じゃないでしょっ。
コンペイトウの塊のようなものが、小鳩の瓶に入ると溶けて緑色の
液体みたいになって、瓶いっぱいになりました。
おおっこれでノルマ達成なんじゃないのかい?
小鳩の願いは変わった。でも契約は変えられない。
行きたかった所へ行くという契約は。
だから今ここで達成しても、叶えられる願いは最初の願いであり、
この場に留まることはないわけだ。
藤本のコンペイトウは暖かい。
でもそれ、癒したのはキミなんだよ小鳩。
これじゃあまるで呪いだといおりょぎさん。
この世界に転生してやってくれと、うしゃぎさんに頼むけど、
うしゃぎさんに融通なんかききません。
炎まで吐いちゃういおりょぎさん、必死だね。
一番長く傍に居たのに何も出来ないと、自分を責めてたいおりょぎさん。
『でも起きることが全て必然なら…』
と琥珀が言った。そう必然ならば…。
そこに希望もあるよね。
いよいよ小鳩は行くべきところへ飛ばされます。
藤本が抱きしめた瞬間、
花びらとなって散った…。
小鳩ぉーっ!!
切ないよぉ。
うしゃぎさんの笑い声が、すっごく腹立たしいね。
では続きは最終回の感想で…。
コメントありがとうございます。
「こぱと。」最後の2話は、じ~んと来ましたね。
感想、ほんとはもっとじっくり書きたかったのですが、
今週は書かなきゃいけないものがラッシュで、思う存分書いてる時間が無かったのが心残りです。
時間出来たらまとめみたいのを書きたい~。
しかし…もう春の新番組も始まりますよね…。
あうう。