橘の部屋

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LaLa全サドラマCD「ヴァンパイア騎士」Pureblood CD-PACK 感想その1。

2010-04-03 18:17:34 | 声優さん/ドラマCD
先日届いたLaLa応募者全員サービスの
「ヴァンパイア騎士」Pureblood CD-PACK、本日聴きまして、
早速感想をと思ったのですが、これけっこう長いのよ…。

おまけドラマは短編なのですが、メインドラマ、特にTRACK1が
アニメ1話分くらいありまして…。
えっと、28分48秒です。CM無い分、アニメ1話分より長い…。
それでTRACK1の感想だけで、文字オーバー、ギリです。
他にも書かなきゃいかんものが溜まってるから、
これは簡易感想にしたかったんだけど、
これって、キャストがよだれもんでしょ?
大好きな声優さん達が、絶妙な演技してくれてると、
ここの台詞の言い方が!って言いたいじゃない。
それで結局、いちいち全部拾うハメになり…。
こんなに長くなっちゃった。ううう。

正直、脚本はそんなに面白くないんじゃないかって気がする(すいません)。
でもキャストの演技がねぇ…ほんと聴きものなんですよね~。

そんなわけでとりあえず、TRACK1の感想です。

※ちなみに思い切りネタバレになります。
これから聴かれる方はご注意ください。
 
 
ヴァンパイア騎士オフィシャルファンページ(白泉社)

TRACK1 メインドラマ「あの頃は良かった?」-過ぎ去りし日の授業風景-

理事長が夜刈とナイトクラスの授業風景を盗撮していたようで…。
なにやってるんですかねぇあの人は。
そのVTRを優姫と零に見るようにってことらしい。
これも風紀委員の仕事の一環って…すんごいこじつけじゃないの?
零は深々と溜息です。
「なぁ優姫、ナイトクラスの授業風景なんか特に見たくもないんだが」
「見なかったら話が進まないでしょう?」
くふふふ。優姫の言い方が面白い。
それにしても不機嫌な零ヴォイス、久しぶりだなぁ~宮野く~ん。
零な宮野くん、好きなんだ

一人、寝にはいった零の瞼を優姫が手でこじ開ける。
叶いませんな、この子には。
零も観念して仕事します。
「それではVTR…スタート」
うわ、めっさ嫌そうだなぁぁ~。

「結局このメンバーか」
「そうね」
おぉ藍堂に瑠佳~。久しぶり~。

「今日はあの人の授業だからねぇ。なんせ現役のヴァンパイアハンターだし、
最初の授業があの雰囲気じゃね」
という一条に、
「他の生徒達がボイコットするのも、まぁ無理ないな」
と架院。
うわーんっ待ってたよぉぉ。
ヴァンパイア騎士のキャストはほんとピッタリだし、
それぞれセットで(キャラ+声優さん)とても気に入ってるんだけど、
架院の諏訪部さんは、ほんとツボで。
でも寡黙なタイプだから台詞少なくてねぇ。
男としては、お喋りより寡黙な方が好みなんだけど、
声聞きたい時は、困るよね。登場してても声聴けなかったりして、寂しい。

「つまんなかったら…寝てればいいのに…」
支葵も相変わらずだ~。久しぶりだねぇ。
「出たくないものは、出なくていい。
僕はそこまで皆に強要するつもりはないからね」
「枢様!なんて寛大なお言葉っ!!」
藍堂の枢様らぶっぷりも相変わらずですが、
ふと…これ、ザジとゴーシュ(中の人がね)なんだよなって思ったら、
おかしかった。キャラ180度違うよねぇ。

藍堂はねぇ、ちょっとウザイって思う事もあったんだけど、
福山さんの藍堂はほんとまんまで楽しいし、好きですね。

「へぇクラスの大半の連中が腹痛でも起したか?」
ぐふふっ夜刈な安元さんもカッコ良いんだよなぁ。でれでれ。
「腹痛って…下品ね!」
そうそう、皆川さんの瑠佳も好きなんだぁ。
瑠佳そのものだと思えます。

ナイトクラスの連中は夜刈に反発して授業をボイコットし、
いつもの主要メンバーしか授業に出てないってことらしい。
いっそのこと休校にしようかと言い出す夜刈。
その方が堂々とさぼれるだろう、と。
そんな夜刈に枢が反論し…いや、無感情に淡々と返してるだけですけどね。
敵前逃亡は主義に反するからと言った枢が、
「敵…というのはあくまで例えですが」
と補足すると、
「例えてない、例えてない、めちゃめちゃダイレクトです♪」
って突っ込む藍堂が、すんごい福山さんで笑った。

「藍堂…」
「はいっ!なんでしょう枢様」
この2人のやりとり、ほんとおもろいよね。
「授業中は静かにしないといけないな」
「あ…はいっ…」
そんな2人を見ていた夜刈が、枢を随分ヤル気のあるクラス長だと
皮肉っぽく称し、藍堂は枢の犬かと笑う。
はい、そのとおりー。
藍堂は不満のようですけどね。

倫理の授業が設けられているのは、彼らがヴァンパイアだからだそうで。
人と共存していくには、確かに必要ですよね。

人間の良い所は?と訊かれて、
藍堂は、血が美味しいところだと答える。
架院、瑠佳もまぁそこは同感。
どうせなら可愛い女の子が良いという藍堂に瑠佳が
「なにそれ」
と返したものだから、だったら瑠佳はあの眼鏡でも良いのかと藍堂が訊く。
優姫のクラスの委員長ね、瑠佳命!だもんな、彼。
「さぁ!瑠佳しゃん!僕の血を存分に吸いたまえ!なぁんて迫られたらどうする?」
ひゃあ~、藍堂が委員長の真似したのかビックリした。
さすが福山さん、なんでもやるな。凄いや。

「ええっ?なんか嫌だわ。死んでも要らない。たとえ美味しくても」
酷っ!委員長、ご愁傷様~。
「俺だったら、眼をつぶって吸っちゃうかな。委員長しか選択肢なかったら」
と支葵。
「逆に未練も何もない委員長が相手なら、干からびるまで吸えると思う」
うわぁ…莉磨ぁ~。
「こらこら、可哀想だから」
一条の言い方が可愛い。

おぅ…そういえば、この組み合わせはハントとアンだ…。
すいません、ちょいとテガミバチ引きずってて、つい反応しちゃいます。
「あいつなら、瑠佳に血を吸われるなら干からびても本望とかいいそうだがな」
うんうん分かってるね架院。
「どうなんだ?瑠佳」
くはぁ~っこっちがドキドキするよっ。
瑠佳ならぬ流架さんに早く聞かせなきゃっ。
(流架さんとは諏訪部さんらぶ仲間でもあり)
架院の瑠佳との絡み台詞は流架さん的にも美味しいよねぇ。
羨ましい…。

なんで委員長の血を吸う方向に話がいってるんだと瑠佳が抗議。
さてその後の皆の反応は?と思ったら、
零がVTR止めちゃった。
くだらなさすぎる、こんなもの全部見る必要ないってね。
授業というよりただの雑談になってると、優姫も認めてますが…。
それより零がムカついてるのは夜刈が彼らを放置してる事。
零をしごく時は半端なく厳しかったようで。

貴族のくせに低レベルな会話だと夜刈に言われ、
課題自体がくだらないから本気になれないんだと藍堂と瑠佳が反発。
「ほぅ?だったらお前らが思うところのヴァンパイアの貴族的価値観
とやらをを並べて見ろ」
と夜刈は、さっきからヤル気なさそうな架院、支葵、莉磨を名指しにする。
「え?俺?」
あ…なんか可愛いや架院。
「え?…もっとヤル気の無い人が後ろにいるじゃん」
支葵~っそれ言っちゃダメだからっ!!
「支葵、危ないから触れちゃダメ。ぽっきんチョコあげるから」
すかさず莉磨が止めたよ。でもお菓子で止めるってどんだけ子供扱い…。
このコンビも好きなんだよねぇ。

例え飢えていても、誰彼かまわず襲うような浅ましい真似はしない
という瑠佳はカッコ良い。
その通りと同意した藍堂は、莉磨にしら~と見られてます。
あっそうだったね。夜、見回りの優姫と出くわして、
彼女の血を吸おうとしたことありましたねぇ。

さて皆の貴族的価値観とやらですが…。

一条の場合。
たかが趣味、たかが娯楽といっても貴族的こだわりで突き詰めたい。
近い将来、存在する全ての漫画と落語を制覇する。

えーっと、どうリアクションすれば…。

支葵の場合。
ぽっきんチョコ親善大使になる。

そこまで聴いて、彼らに倫理の課題を与えようってのが無理なのかもと
思う夜刈。
ええーっ2人聴いただけで止めちゃうの?
他のメンツのも聴きたかったんですけど私っ。

「そう思うなら、この授業自体、失くしたらどうですかね?」
と架院。藍堂もそうだそうだと賛同。
瑠佳も夜刈の授業を受けるのは時間の無駄だと言い出しました。
それはこっちもだと夜刈が返す。
険悪ムードだなぁ。
そこに一条が、自分達は夜刈の何倍も生きるのだから、
たまには無駄に見えることもやっても良いのではと口を挟む。
そして枢に同意を求めるも返事はなく…。
「もしかして寝てるの?」
起きてはいたようですが、退屈してるようで藍堂と瑠佳が慌てる…と。

あっ零がまたぶちっと切っちゃったよ。
「ほんとに時間の無駄だ」
まだあと30分位、続きがあるようですが、零が早送りしちゃいました。
送った先では瑠佳が怒ってました。
飛ばした部分で一体何があったのかと優姫も冷や汗。
ちなみに隠しカメラの件は、枢と夜刈は知ってるそうな。
それでいてこの内容なのかと零は呆れてる~。

今度はヴァンパイアとしての倫理、価値観って話になりました。
「そんなの!純血の君に尽きるに決ってる!」
と藍堂。瑠佳も同意。
そんな彼らを見て、結束が固いと感じる夜刈。
それとも純血種への恐れなのか。

純血種が価値観の基準ならば、そこを説明しろと夜刈。
始祖から一切人と混ざらず続いてるのが純血種。
その王となったのが玖蘭家。
今は君主制が廃止され、元老院がヴァンパイア社会を統治しているが…
と説明する一条の横から、藍堂が、
「我らが従うべきは、枢様を置いて他にありません!」
力入ってるわー。瑠佳もね。
強くて綺麗で頭も良くて優しくて完璧、偉大な事をなさる方だと絶賛。
いやー、君には架院が似合ってると思うんだけどねー瑠佳。
「瑠佳。それ、子供の時とほぼ同じ台詞だぞ」
架院が突っ込む~。
もしそうなら幼い時から枢への気持ちは揺ぎ無いものなのだと
返す瑠佳。筋金入りです。架院…これは手ごわいですね。
君の気持ちが報われる時は来るのだろうか。

「瑠佳、君には…感謝しているよ」
「本当ですか?枢様」
幸せ過ぎて目眩起しちゃったよ、おい。
「おい、大丈夫か」
ちゃんと架院が受け止めたのね~っ。音だけですが、映像浮かんじゃう。
僕は僕は?な藍堂が可愛い。
「君は一度、僕と友達になるのを断っただろう?」
「あ゛…あの時はっ!!」
「取り返しの付かない事をしちゃったね」
と支葵が言えば、
「やっぱり、子供の頃からおばかさんだったのね」
と莉磨も言う言う。

「んっんんーっ!!なんて事をしたんだぁぁ。
姉さん達に、英(はな)ちゃんは賢いわね、可愛いわねっておだてられて
調子に乗って!そして、純血種がなんだ!とかさ、うっかり思っちゃったんだぁ。
あああ~もし時間を巻き戻せるなら、あの日に帰りたいっ」
福山さんっ!面白すぎぃぃぃ。

このやりとりを見ていた零は、先生を取り合う幼稚園児だと
彼らを捉えました。ははは。

時間を巻き戻せなくても、藍堂の枢を思う気持ちは誰にも負けないよと
一条がフォロー。良い人だ~と思ったところで、
藍堂が枢コレクションを眺めてうっとりしてる事をバラしましたね。
枢コレクションって、枢が曲げたスプーンとか握りつぶした万年筆とか
肘をついただけのクッションカバー、です。これは引くよね。

「皆、そんなドン引きしなくても大丈夫」
と枢。今度持ち込んだら同室の架院が始末する手はずになってるそうな。
「はい。ま…心得ています」
そこまで黙って聴いていた夜刈が。
忠誠心からは外れてるような感じるんだがと口を開く。

「廃品回収の藍堂先輩撃沈!完全に遊ばれてますねー」
ちょっ!優姫!廃品回収って!…上手い事言うね、君。
一条の笑顔が真っ黒に見えるという零も、良い眼をしてますよ。

自分達は枢の誘いでこの黒主学園に入ったという一条に、
理事長の言う、人間とヴァンパイアの共存する社会の実現のため、
そんな崇高な理由で彼らが集ったとは思えないと夜刈。
どう取ろうが自由、だけど自分達は誰一人、ここに来たことを後悔していない。
純血の君が望むなら従うまで。枢のいく所なら、どこへでも。
莉磨と支葵は、枢というより一条に付いてくって感じですね。

純血種はその気になれば、軍勢を作ることもたやすいと聴くが
なるほど…と夜刈は思ったようですね。
「分かっていただけましたか?そうですねぇ…藍堂流に言えば、
枢様らぶ…という事です」
一条ったら~。
真顔でハートマークつけてるらしいです。莉磨&支葵いわく。

-軍勢どころか、ただの変な仲良しグループじゃねぇか。
くふふ。夜刈の心の呟きが…。

「ハートマークは必要なのか」
「要らないよ」
架院と枢のリアクションが笑える。
そうだこれがヴァンパイアの境地というものなのだと燃える藍堂。
ちょっとウザイ
「藍堂…もう復活したんだ」
あ…枢もちょっと迷惑そう。
「はい!(キラキラキラッ)枢様を称えるのは僕の役目でもありますし
純血の君は他にもいらっしゃいますが、枢様ほど皆に慕われてるお方は
いらっしゃいませんっ。なっ瑠佳」
「ええ!枢様ほど素晴らしい方は居ないわ。枢様はとてもお綺麗で
頭もよくてお優しくてお強くて完璧で必ず偉大な事をなさる方なのだから!」
瑠佳、さっきとまた台詞同じっすね。
藍堂は架院にも、枢らぶを語れと強要。
「らぶって…おい…」
「はぁ(溜息)。架院…僕の事についてなんか、語ることも特にないだろう?
でも、何をどう語っても、僕は君の素直な気持ちをしっかりと
受け止めてみせるけれど」
うっはぁ~そんな思わせぶりにまったり言われたら答えられないよーっ
と思ったのですが、架院ったら、
「寮長のそういうどっちとも取れる微妙な言い回しが俺としては…。
けどまぁ、そんな些細な事はともかく、寮長が命ずるなら、
俺はどんな事でも実行するまでですよ」
カッコ良いなぁ架院。
そうそう、藍堂や瑠佳は枢に心酔してるけれど、架院はちょっと違うんだよね。
こう…信頼している上司に付いて行く部下って雰囲気。
盲目になってるわけじゃないから、そこはちょっと…と思う事は、
ちゃんと言えちゃうような。そこが良いよなって思う。

「ありがとう。よく覚えておくよ。沈黙していれば、
言質を取られる事も無かったと後悔する日が来ないと良いね」
「…怖いですから止めてください…」
「冗談だよ。…多分」
ひぃえ~っ。

-こいつ…けっこう苦労性だな。
そうなのよー。けっこう貧乏くじ引いてる気がしますよ。

次は莉磨の番だと言う藍堂の言葉に、なんだかガラスの割れる音が重なる。
枢は全員分の痒い賛美を聞かなきゃいけないのかと藍堂に問う一条。
夜刈に挑戦状をたたきつけられているのだから、答えに窮して負けるわけに
いかないと藍堂と瑠佳は鼻息荒い。

あ、藍堂と瑠佳は単位なしになっちゃったよ。

莉磨の賛辞には微妙に引っ掛かる所があって笑えました。
支葵の番になりましたが、考え込んでて時間かかそう。
一条が割り込んで一句。
「純血種、寛大なフリを、たまにする。既に臨界点、見た目裏腹。
純血種の怖さと外面の良さの危いバランスがかもし出す非凡な何かを表してみたよ」
「おぉ上手いですね。特に解釈が絶妙でヤバイ番長…いえ、寮長像そのものです」
と架院。

「思いついた…」
お、支葵がようやくまとまったようですよ。
「その姿は思わず触れたくなるほどすっとしていて、
その味わいはいつもどおりだと思わせる時もあれば、
たまに想像以上にうっとりすることもあって、酷い場合もあるけど、
それがまた奥が深いというか…」
それってひょっとして…
あ、やっぱりぽっきんチョコに例えてた。

最後に藍堂が語ろうとしたら、窓ガラスにヒビが入りました。
ははは。平静保ってるけど、めっちゃ苛付いてるんだな枢。
本当にキレちゃう前に架院が藍堂を黙らせるといい、
瑠佳ももう勝負はついたと言う。
夜刈はもう自分達の信念に負けて、言葉も出ないのだろう、と。
「あぁ俺の常識に納まりきらないお前らの有様には、掛ける言葉もねーよ」

どうして枢は今日は我慢しているのか、と支葵が疑問を抱く。
優姫に何か言われたんじゃないかと架院。
いやいや、カメラ回ってるせいですよね。
それを優姫が見ると思うと、カッコ悪いことは出来ませんわよね。

架院は枢の脳内パラメーターをかなり把握していると零が感心してます。

おもむろに夜刈に謝る枢。
全てクラス長として至らない自分が悪いのだ、と。
それを聴いて慌てた藍堂が反論しようと勢いづけた口を、架院が押さえる。
「すみません。コイツ今日はもう早退させます」
至らないのは自分だと瑠佳が言えば、
この状況で半分遊んでいた自分が悪いと一条。

そんな中、枢は藍堂に最後の機会を与える。
「藍堂、何を語るつもりだったのかな?」
枢はいつも自分達を気に掛けてくれて、
叱る時もお仕置きに愛がこもってるという藍堂。
ってことで、お仕置きで頭に乗せられたバケツは永遠の宝物らしい。
「あれ…そんなに嬉しかったんだ」
「はい!この前はだっこして寝てみました。あのブリキの冷たさが
つれない枢様っぽくて…」
「藍堂…ちょっと来てくれるかな」
「あ…はい…」
藍堂…

「懲りないわね」
と言う瑠佳に架院は、
「俺なんか近頃、こいつ寮長をおちょくりたくて
わざとやってるんじゃないかとさえ思う時もある」
あぁ…分からんでもないが、彼は真面目に言ってるのよね、あれ。
枢は藍堂連れてフレームアウト。優姫には見せれないもんねぇ。

ピシッピシッパシンパシン…
「…見えなくても何が起きたか丸分かりだな」
と零。
えっと…頬を平手打ち…とか?
席に戻った藍堂は頬が赤くて鼻血を押さえてるらしい。
やっぱぶたれたんだな。
今のは枢の方に同情するという夜刈。
「それはどうも」
あ、私も
「藍堂、尊敬する気持ちも、その命がけの価値観も分かった。
だがな…ほどほどだ…ほどほど…な?」
くふふふふっ。良いな、安元さんその「ほどほどだ」って言い方。

藍堂への仕打ちを見て、みんな大人しくなったみたい。
遊びの時間は終わったから授業に集中したいだけだと枢。
はいと頷く瑠佳&架院、うんと頷く支葵&莉磨。
「なるほど…恐怖政治、これが実態か」
それに異を唱えたのは一条。
「先生、ちょっと違います。枢は物凄い照れ屋さんで、みんなもそれを
分かってるからこれ以上、枢をいじるのは止めたんです。
わ…枢?その眼止めてくれる?怖いから…」
「一条、君とは一度、ゆっくり話し合った方が良いみたいだ」
ひぃぃぃ~っ。

「あ~っ分かった分かった。照れ屋な玖蘭君は、これ以上照れ隠しに
恐怖を巻き散らさない…」
と言いかけた夜刈に被るように、藍堂が、
「そうか!さっきのも激しいけれど照れ隠しだったの…うひゃっ!」
「またまた…ご挨拶だな」
…ナイフが飛んだらしいです。
教室内に一気に戦慄が走ってると優姫が興奮気味に実況。
キミ、楽しんでるな。
誰が投げたのかってことで、巻き戻してスロー再生してる零。
スローでも見分けつかないスピードのようで。
純血種ですからねぇ。

ナイフは藍堂の頬をかすめて髪を少し切ったらしく
ハラハラと藍堂の髪が落ちる。そして夜刈の本に刺さった、と。
そして録画は切れている。誰かが意図的に切ったようで。
ま、彼しかいませんよね。
本当は夜刈にではなく、この授業をカリキュラムに入れた
理事長に対しての抗議かもしれないと推測する零。
隠しカメラがある事を枢は知ってるわけですから。

これでミッション終了、零は寮に帰って寝るといって
さっさと出て行ってしまう。

あ…これで終わりかと思いきや、続きがあった。

「本にわざわざ、厚い鉄板を仕込んで来る、
とてもヤル気のある先生で嬉しいです」
「図星刺されたからって、軽く半分貫通させやがって。
ったく、面倒臭い生徒だ。あまり悪ふざけが過ぎると、
単位不足でいつまでも卒業出来なくなるぞ」
「優姫が卒業する時に、卒業出来れば良いですよ。
さて…先生?僕はさっきの誤解を解きたいんですが。
照れてないって言いたいのは、分かりませんか?」
「枢?逆効果…」
「一条…煩い」
ひぃぃぃぃ~っ。
音声はノイズバリバリで…心霊現象起きてるみたいな…。
余計怖い~っ。

いやはや、ほんと皆さんのキャラっぷりが楽しかった~。

※4/8追記:感想その2UPしてますが、文字ギリでリンク貼れません。ごめんなさい。


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