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橘の部屋

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「機動戦士ガンダム00」#24【終わりなき詩】次々と散り逝く命。

2008-03-23 00:24:52 | ガンダム
前回の衝撃からまだ立ち直れて居ない身としては、
退場者続々の今話を見ていても、感覚がもう麻痺して
しまってましたねぇ。
良かったのか、悪かったのか、ですが…
もうなんか皆、生き残るわよっていいながらも、
死地に向かってる感じでしたし、状況が状況ですからね、
もう無理でしょう。
先が見えてましたから、もう良いよ、見たくないよってな
気分でもありましたが、ここまで来たら見届けないわけには
いかないからね。

23話はあまりにショックだったため、アレな記事になりましたが、
今回は一応ザッと書いて行こうと思います。

2年前、刹那がマイスターとして加入した。
まだ子供じゃないかと疑問視する声。
そんな中、一人の男が年齢なんか関係ないと口を挟んだ。
成層圏の向こう側まで狙い撃つ男。
「お前もガンダムで世界を変えたいんだろう?俺もだよ、刹那」
彼は最初から刹那を対等に扱い、認めた。
ロックオン・ストラトス。
それが彼との出会いだった。

壊れた機械のように、その名を呼び続けるハロの音声が重なる。
刹那の脳裏に蘇る、「あの時」の「この時」のロックオンの顔。
体中から吐き出された悲痛な叫びが、私たちの心をも突き破って行くよ。

トレミーに戻った刹那に詰め寄ったのはティエリア。
刹那が地上に降りたから、戦力が分断されたのだと彼を責める。
「何故彼が死ななければならない!」
そんなティエリアの頬をぶつスメラギ。
泣き言を言う暇があるなら手伝えという容赦ない言葉。
そう、まだ終わったわけじゃないんだ。
敵はまだそこにいる。一度引いただけのことなのだから。
悲しみに浸ることも、今の彼らには許されない。

ハロを抱きしめて泣きじゃくるフェルト。
「フェルト、ゴメン、フェルト、ゴメン」
ハロのせいじゃないのに。
そんな風にフェルトをいたわるハロはイイヤツだね。
でも今は…もうハロの声を聴くだけで、辛いよ私は。

国連側も残ったジンクスは11機。被害は大きい。
それでもCB側にしてみれば、まだ11機いるのか、という数。
あまりに不利ですね。
トランザムシステムの弱点を知られていない為、
あれを脅威と捕らえているマネキン大佐とセルゲイ。
撤退を進言するセルゲイにマネキンも同感だが、
司令部は増援を送ると言ってきているらしい。
と、そんなところにのこのこ帰って来たジンクス一機。
コーラサワーです。
「やられちゃいましたぁ~」
心配させおって、とマネキン。
このバカのこと、本気で気に入ってるんですねぇ。

ソーマは完全体の超兵であることに誇りを持っている。
アレルヤを出来損ないの披研体と称して、敵意ムンムンですね。

CB側の状況ですが、キュリオスはなんとか、ヴァーチェも
ナドレでなら出撃可能だが調整に8時間は掛かる。
そこはなんとか6時間でと依頼するスメラギですが、
まともな戦力となるのは、GNアームスとエクシアですが…
ほんとにこれで戦うつもりですかぁ…
それでもティエリアは、スメラギに次の作戦を提示するよう
要請します。
マイスターたちは、戦うことを選びました。

その頃、刹那はロックオンが最後に誰と戦ったのかを
ハロのデータから知りました。
ツヴァイに乗ったアリー・アル・サーチェス。
「あの男がロックオンを!」
両親の仇、恨みを晴らさせろと一度は刹那に銃を向けたロックオンだ。
だが真にその銃を向けるべき相手は、刹那たち子供を使っていた男、
アリーだから…。
「命を投げ出して、仇を討ったのか」
ううん、刹那。違うよ。
ロックオンは仇を討ててない。アリーは多分、まだ生きてる。
だからこそ、余計辛いんだよ。

死を恐れるのは神への冒涜だと、幼い刹那は叩き込まれた。
だが…
「死の果てに神は居ない」
存在することに意義があるんじゃないかというラッセの言葉もよぎる。
存在すること、生きること。
亡くなった者の思いを背負って、世界と向き合う。
「神ではなく、俺が、俺の意思で」

国連軍の方には援護部隊が合流となりましたが、
なんかこれがまた頑丈そうなヤツで…

「そうすか、刹那たちは戦う方を選んだんすか」とリヒティ。
「覚悟決めておけよ」とラッセに言われ、
「おっかねーの」と応える。
この後に及んでリヒティは、こんなだから頼りない男にしか
映ってなかったんだよ、私には。ゴメンね、リヒティ。

天国の両親とロックオンに宛てたというフェルトの手紙をきっかけに、
それぞれの過去を話すクルーたち。
実はみんな、色々訳ありだったんですね。
守秘義務があったから、こんな話をするのは初めてのこと。
良い雰囲気になるのは、フラグ立つから喜べないよ。
守秘義務も今更ね、なんて言葉も出てますから、
彼らももう本気で覚悟したのだろうし。

ティエリアをナドレで出撃させることに不安を感じているアレルヤ。
ナドレはトライアルシステムもなく、粒子貯蔵量も少ないのだそうだ。
それでもロックオンの仇を討たねばならないというティエリア。
ほんと、変わったよねキミ。
熱くならない方が良いと、アレルヤが心配しますが、
それにも「そうはいかない」なんて返してますし…。
今、キミの頭の中って、「当初の計画の遂行」より
「ロックオンの仇討ち」の方が完全に比重大きいでしょ。

ハロを抱えて損傷の酷いデュナメスを眺めてる刹那。
そこにフェルトがやってきました。
そしてロックオンへの手紙をコックピットのシートに置く。
それだけで泣けてきました。
手紙を書く人がいないという刹那に、寂しいねとフェルト。
だが刹那は、寂しいのはアイツだ、と言う。
「だからハロ、傍にいてやってくれ。
ロックオン・ストラトスの傍に」

ダメだって、刹那。これ以上泣かせないでくれよ、私を。
そしてハロをコックピットに向けて投げる。
コックピットでハロをキャッチしたフェルトも
「いてあげてハロ」と瞳を潤ませる。
「リョウカイ、リョウカイ」
BGMがまた泣かせるんだよなぁ。
そこへ敵の接近を告げる警報音。
ほんと、悲しみに浸る時間を与えてくれません。
フェルトと刹那は持ち場へと急ぎます。

国連軍の増援部隊。その中心であるデカイ機体は、モビルアーマー。
操縦しているのはアレハンドロです。
まだ射程距離範囲外だと思っていたスメラギですが、
なんと発射された粒子ビームがまっすぐにトレミーへと向かってきます。
リヒティが必死で避けましたが、凄い恐怖ですアレ。
もうこうなると、嫌な予感どころの騒ぎじゃありません。
ラッセの「覚悟しとけ」は我々にも向けられていたんだ。

ソーマの相手はハレルヤ。まだ死にたくないからって、
勝手に入れ替わってました。
ティエリアの方はコーラサワーですね。
アレハンドロのモビルアーマーへは、ラッセと刹那が向かいますが、
全く歯が立ちません。
その圧倒的なビームは、目の前のGNアームスを気にすることなく、
遙か遠方のトレミーへと撃たれ、今度の被害は甚大。
メディカルルームがやられ、ドクター逝去。
GNフィールドの展開が不能となりました。
もうオシマイですね。

怒りのティエリアはトランザム発動。
コーラサワーのジンクスに向かうが、またしてもモビルアーマーの
ビームが放たれて、ティエリアの邪魔をする。
よろめいたナドレをめった撃ちするジンクスたち。
それでもまだ死ねないと呟くティエリア。
「計画のためにも…そして、
ロックオンのためにも!!」
まるで先週のシーンの再現ですね。
対峙するコーラサワーとティエリア。
こちらは文字通りの相打ちです。
戦闘不能となり、互いに弾き飛ばされて流れていくジンクスとナドレ。
数秒後には、2機とも爆発するのでしょうか。

デュナメスの太陽炉に不具合がある。
接続状況に問題があるようだから、
フェルトに見てくるように告げるクリス。
少々不審に思いつつも「急いで」の声に従うフェルト。
クリス…貴女…。
「今の嘘でしょ」
フェルトが出て行くとクリスに訊ねるリヒティ。
うん…見え見えだよクリス。
向かってきたジンクス一機の対処のため、
コンテナを切り離したスメラギ。
これが運命の分かれ道なんだよね。
そのジンクスはトレミーの操縦室のまん前に現れて…
いやぁぁぁぁぁ~っ!!
そんな位置から撃たれたら!!
クリスを庇うリヒティが男らしくて…。

大破した操縦室でクリスを抱きしめてるリヒティの右腕は
一部吹き飛んで、ボロボロで、でも人間のソレではありませんでした。
義手、どころじゃない、腰の辺りもあらわになってるけど、そこも…。
体半分が機械でした。
両親が死んだ時に、彼も同じ場所に居たのですね。
彼も巻き込まれ、運良く助かったけど体半分失ったんだ。
こんな体になって生きてるのか死んでいるのかわからなかったという
リヒティ。
陽気に振舞いながら、貴方ホントはそんなことを思っていたのね。
知らなかった。そんな重い過去と、傷を抱えていたなんて。
「バカね私。すぐ近くにこんな良い男いるじゃない」
「ほんとっすよ」

そんな言葉を返すリヒティの声が、とても苦しそうで…。
「見る眼、ないね」
「ほん…と…」
眼を閉じた彼からは、もう声を聞くことは出来ない。
宇宙空間へと流れて行こうとする体を掴み、抱き寄せるクリス。
胸が痛いよ、リヒティ。
すっかり貴方のこと誤解してました。
ホントはこんなに良い男だったんだね。

スメラギの必死の呼びかけに応えるクリス。
その声が苦しげだから、もしやとは思ったんだけどね
リヒティの眼にはクリスは無傷に見えていただろう。
彼がクリスを守れたと満足に逝けたとしたら、それは幸せなこと。
彼女の背には機体の破片が剣のように深々と刺さっていました。
「もうちょっとお洒落に気を使ってね」
そんな言葉をフェルトに残すクリス。
「ロックオンの分まで生きてね」
そう、フェルトは約束したのだから。
「お願い、世界を変えて、お願い」
その言葉を最後に、トレミーが爆発した。

攻撃が効かないなら懐に飛び込む。
そんな自殺行為なことしてくれてるラッセ。
「忌々しいイオリア・シュヘンベルグの亡霊どもめ」
アレハンドロ、ほんと小者臭がぷんぷんしてます。
「エクシア。刹那・F・セイエイ。目標を駆逐する」

―で、続くですよ

あまりな展開に泣いてるどころではありませんでした。
結局、マイスターは刹那以外みんな死ぬとか、
そういう展開ですか?
んで2期はメンバー変わって…とか?
アレルヤはまだ大丈夫だけど、ティエリアは、
今日のあの様子だとヤバイでしょ?
それにアレハンドロのモビルアーマーには、
太刀打ち出来ない気が…。
トレミーも失って、みんな死んじゃって。
残ってるのはスメラギとフェルトとおやっさんだけ。
アレハンドロとのバトルが続けば、ラッセも怪しいしなぁ。

悲しみに浸る時間がなくとも、ロックオンの死の原因を調べ、
また彼のことを思い出して胸を痛めてる刹那の姿が見れたのは
良かったです。
そしてリヒティがこんなに化けるとは思ってなかったから、
驚いた。切なかったよ。
今日はリヒティにかなり持っていかれた感じですよね。

正直言うと、あの位置から撃たれて2人の損傷があの程度ってのは
疑問でしたけどね。あれだけ大破してるのに、五体ほぼ満足って
ありえないでしょう。
でもドラマが欲しいから、あそこは口が聞ける状態でなくては
ならないもんね。体吹っ飛んでしまっていたら無理だもんね。
第一、土6じゃあまりグロい体もさらけられないし。
…なんてことを淡々と思えるのも、麻痺しちゃった証拠だな。

23話が怖くてまた見直せないでいるのに、
24話は冷静に見れてる自分が変な感じでした。
次回最後まで、見届けます。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんばんは~ (しのぶん)
2008-03-27 23:12:43
たちばなさん、遅くなりました~。

>成層圏の向こう側まで狙い撃つ男。
今頃コードネームの意味を納得したワタクシです<遅っ

>ハロはイイヤツだね。

オレンジハロは癒し系ですね。フェルト、刹那、ハロのシーン、しみじみしてましたね・・・。

>このバカのこと、本気で気に入ってるんですねぇ。

ことばの端々に愛を感じました。

>ロックオンは仇を討ててない。アリーは多分、まだ生きてる。

そうなんですよ!アリーの機体を逸れてるように見えましたもの。

>ゴメンね、リヒティ。

私も同じ気持ちです。リヒティがこんなにいい男だったとは・・クリス同様見る目なかったっすよ<リヒティ口調
いや~、二人のあのシーンには泣けました。

>あれだけ大破してるのに、五体ほぼ満足って
ありえないでしょう。

確かに・・・。クリスなんてほぼ無事に見えたので、最後に吐血してこっちがビックリしましたし(なんか唐突だったから)。
いや~容赦なくドンドン退場者が出てきてダメージがでかいっすよ・・・何人生き残れるのでしょうか。病み上がりにはちょっときつい展開です~。
返信する
TBありがとうございます。 (五遷・主簿)
2008-03-28 22:46:28
はじめまして、五遷・主簿といいます。以後お見知りおきを。

>アリーは多分、まだ生きてる。
 第2期で何人MIAが生存確認されるのですかね? 死んだと悲しんだ瞬間が凄く哀しいと思わせる戦争アニメって(汗)。。。

>アレハンドロ、ほんと小者臭がぷんぷんしてます。
 「ロミジュリ」のオフィーリア以来だな。世界の監視者が豹変して物語の破壊者になり下がったのは…。

>…なんてことを淡々と思えるのも、麻痺しちゃった証拠だな。
 第2期に備えての提案。相互リンクして記事やコメント等で意見交換して正常な精神を保つと言うのはいかがでしょうか?
返信する
私も気づかず…(汗) (たちばな)
2008-03-29 18:13:03
しのぶんさん こんばんは~
レスが大変遅くなってしまってごめんなさい。

ストラトス=成層圏っての、私も気づいて
なかったのですよー。しのぶんさんに言われて、
そゆこと~って。

癒し系オレンジハロ、私も欲しいよマジで。

>クリスなんてほぼ無事に見えたので、最後に吐血してこっちがビックリしましたし(なんか唐突だったから)。

ですよねぇ。
リヒティがクリスを守れたと誤解したまま逝けた
のはほんとに良かった。
そう思わせたクリスも良い女だったなと、後から
思いましたよ。フェルトのことを最後まで気にする
姉さんなとことかもね。
切なかったですねー、このシーンは。

さて、1期最終話をリアルで見てしまいましたが…
凄く心臓に悪かった。そして、涙はもう枯れました。
感想は、なるべく早くUPしたいところです。

返信する
ありがとうございます。 (たちばな)
2008-03-29 18:24:22
五遷・主簿さま 初めまして。
TBではいつもお世話になっております。
コメントありがとうございます。

実は今リアルで最終話を見たところなんですが、
ちと思考停止状態だったり…。

>「ロミジュリ」のオフィーリア以来だな。世界の監視者が豹変して物語の破壊者になり下がったのは…。

これ、記事の方で書かれてるのを見て、
あぁオフィーリア!確かに!と思いました。
彼女の豹変っぷりは、怖かったですよね。
でもアレハンドロより風格があって、
ラスボスらしくて良かったですよ。
アレハンドロには、ちょっとがっかりですね。

相互リンクのお話、大変嬉しく有り難く思うのですが、実は諸事情で来月あたりから
アニメブログを続ける事が出来なくなりそう
なのです。
休日などで余裕があれば、お気に入りアニメの
数本くらいは、少しでもコメントしたいとは
思っていますが、これまでのように時間を掛けて
書けなくなりそうなのです。
こんな状態ですので、せっかくお話頂いたのに
申し訳けありません。

また環境が変わり、可能になりましたら、
その時はまた、宜しくお願いいたします。
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