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橘の部屋

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「続 夏目友人帳」#13【人と妖-1】大好きな先生の寝息も聞きおさめかぁ(泣)

2009-03-31 23:58:36 | 夏目友人帳
うわーん終わっちゃったよ。
毎週の癒しがぁ~楽しみがぁ~。
動く先生にもう会えないなんて寂しすぎるっ。

またまた長くなりました。前半と後半に分けます。
TBは出来ましたら前半の方にお願いします。
コメントはどちらでもOKですよー。

※注意:橘は原作ファンでもあり、しばしば原作との比較が本文中に出てきちゃいます。
そういうのが、お嫌な方は先に進まれませんようお願いいたします


冒頭は夏目による前回のあらすじ。
-カイを追っていたのは妖怪だけじゃなかった。
「あの子には近づかない方が良い」
カイが妖怪だと夏目に告げる名取。
「普通の人間のふりをしていられる程、強い力を持っている。
私は、あれを退治するために来た」
おや、先生が来てますね。じっと見てる眼が良いわ。
実は原作ではここにはいないのですよ。
またこんなところにもスタッフ愛かしら。
とことん出番増やしてるな。

退治するという言葉にショックを受ける夏目。
どんよりと皆のところへ戻ります。
おや、ここも変えてきましたね。
原作ではカイが追ってきてて、それに気づいて名取が夏目から離れるんだ。
夏目とは喧嘩したくないからこの件から手を引いてくれといい、
詳しくは後日話す、今は時間がない、アレが来るから-と。
「アレ」という言葉も夏目にはずしりと来るのです。
アレが妖だと気づかないフリをしてやり過ごし、以後近づかないことだと言って
名取は姿を消す。
そこにカイが現れるのですが、カイ=妖怪と聞かされたことで、
夏目の心情も影響して、その登場がちょっとおどろおどろしてるのよ。
夏目の顔も引き攣ってるしね。

アニメでは戻って来た夏目を見て、駆けていくカイが可愛い。
「夏目!良かった、無事だったんだね」
この笑顔は反則だなぁ。
「夏目が心配だったんだ」
その言葉に顔を緩める夏目。
カイのその気持ちは本当だし、嬉しいから。
「ありがとう」
とカイの頭を撫でる夏目を、先生が斑な眼(ちょっと細めて見極める感じの)で見てるのが、また良いなぁ。

その日の夕飯、ぼ~として箸が進まぬ夏目を、塔子さんが心配する。
滋さんも「何かあったのか?」と。
これもオリジナルです。
ちゃんと家族のシーンも入れるのが良いな。

-カイは妖怪なんだろうか。退治されるべき存在なんだろうか。

「♪ん~~ぷぅ~」
わーん、待ってました!先生の寝息だ~っ。
最後に聞けて嬉しいよぉぉぉねぇ李胡さん。

-多軌にはなんて話そうか。俺はもうカイに会わない方が良いんだろうか。

あ…怖い夢はカットですね。

原作と違って、名取の台詞を直接聞いた先生、
翌朝夏目と町を歩きながら「アイツが妖ものだったとはなぁ」と口を切ります。
原作では前夜、夏目から聞かされて騙されたと悔しがるんですけどね。
で、何も感じなかったのかと夏目に責められるけど、
それだけの大物だってことなんですよね。

どーするつもりだと先生。
「ま、どーせお前のことだ、関わって面倒なことになるのだろうが」
「うるさいなぁ」
「うるさいとはなんだ。心配してやってるというのに」
ふふ、ほんとアニメの先生は原作以上に心配性。
見上げて怒ってる顔が可愛いなぁ。
先生がもっと早く気づいていればこんなことにはならなかったと
責める夏目。
「へっ!お前のチンケな匂いを嗅ぎなれて、鼻が鈍ったのだ」
「チンケとは何だ」
「チンケはチンケだ」
「チンケって言うな!」
あぁもぉ…可愛いなこの二人。
あれ、松坂の牛の匂いを出せ、は言わないの先生?

いがみ合う二人の耳に飛び込んできた聞きなれた声。
「今度、車を買うんです。安いけど燃費が良くて頑丈なヤツ。
君と…海が見たいな」
ショーウィンドーに張り付く先生の格好が笑える。
電気屋さんのTVから流れていたのは車のCM。
出演している俳優は名取です。
名取が扮してるキャラの台詞と表情が微妙に原作の「誠実派」から
「ちょっぴり遊び人風、色気付き」に変わってるのは石田さんのせいですよね
思い切り吹いてる先生の顔が面白い~。

「笑うなんて酷いなぁ」
後からまた聞きなれた声。
振り返ると名取本人です。
でもお陰で仲直りできたみたいだねと名取。これはオリジナル。
「「あ」」
と固まった二人の背景で、今度は仏壇の宣伝になってるや。
「お仏壇はやつはらで」ふふふ。

原作の名取はもっと変な人
ここで
「やぁ夏目、話があるんだ。どうだい?一緒に海でも見に行くかい?」
と眼鏡外してキラキラ煌きます。
ギャラリー出来て黄色い声上がってます。
夏目のうんざり顔もあるのですが、アニメでは飛ばしましたね。
原作では3話分のところを前後編に収めるのだから、
カットも増えるよな。

原作の夏目は、この段階でも名取につれない態度なのですが、
アニメ夏目はなんだかんだ言って、仲良しさんになってますよね。
神谷さん、石田さん好きを公言してるしなぁ(いやそれは関係ないかと)
神社の石段に腰掛けて話す二人。
「君は一人で苦しむと思ったよ」
「悪かったですね…」
んふふと笑う名取が色っぽい。
「もしかして、面白がってます?」
むくれてる夏目が可愛いなぁ。
「うん」
あ、名取が石田さんに近づいてら。
「なんて酷い人だ!悪魔だ」
なんていうから柊に叱られたよ夏目。
今度言ったら祟ってやるぞ、だって。
「主さまへの暴言は許さん」
あら、柊の忠義っぷりも原作以上な気が…。
ここ、突然現れた柊に驚く夏目に柊は、
相変わらずのビビリでガリガリだなとからかうんですけどね。
夏目が傷つくだろと止めたのが名取ですわ。

「いいんだ柊。夏目は特別だ」
と応える名取の表情が柔らかくて、夏目にこんなこと言われるのも
楽しんでるように見えますね。
それより聞きたいことがあるんだろうと名取。

何故、カイが退治されなくてはならないのか。
あの洋館のあたりは、妖怪が引き寄せられるらしい。
あの一帯のどこかに昔、辺りを荒らしまくっていた鬼たちを封じた
古い井戸があり、その封じられた鬼たちが解放してもらおうと、
妖怪を呼ぶようになったって話だ。
うわ…喋ってる間にくちゅくちゅとヤモリが動くのが生々しいなぁ。

カイは鬼たちに呼ばれた。
小物の妖怪では封印は解けないが、アレの力を持ってすればおそらく…と名取。
井戸の場所は名取にも分からないらしい。
カイが洋館に来たのは井戸を探すためだった。
名取はカイを退治する依頼を受けている、邪魔をするなと柊にも言われる。
「誰がこんな依頼を!もしかしてまた的場一門と関係が…」
「それは話せない。仕事だからね」
カイが封印を解くかどうか分からない。
可能性だけで退治なんてと声を荒げる夏目の言葉に、被るように名取が言う。
「何かが起きてからでは遅いんだよ。だから手伝ってくれとは言わない。
邪魔をしないでくれ」
「彼は俺の友人です。黙って見てはいられません」
「夏目…そろそろ決めたらどうだ?君にとって大事なのが、人か妖怪か」
ハッとする夏目。
「もう妖怪に構ってもらわなくても、君には君を見てくれる人たちがいるじゃないか」
そう言われた時の、夏目の泣きそうな子供っぽい顔が印象的です。
ここは原作の方が負けん気が強い感じかな。
夏目の髪についた枯葉を取ってやろうと名取が手を伸ばすが、夏目に拒まれる。
これ、名取はちょっとショックだったろうなぁ

走り去る夏目。面倒臭いヤツだろう?と先生が名取に同意を求めれば、
「君も用心棒だというなら、危険な事に首を突っ込ませるんじゃないよ」
あはっ良いね石田さん、その冷ややかな感じ。
原作でもこの頃からだよね、名取と先生の『夏目大事対決』が始まったのは。
「ふんっお前のような無神経な人間に、我々の気持ちなど分かりはしないさ」
我々、ときましたね。人と妖の間に立ってる夏目と先生。
いちいち関わって面倒事を招いてしまう夏目を嗜めながらも、
そんな夏目を先生は誰より理解し、そんな夏目だから好きなんだろう、
傍に居たいと思うんだろう。

「無神経…か…」
ちょっと傷ついたような名取の横顔と、石田さんの声が良いなぁ。
ここの名取と先生のやりとりはアニメで増えています。
原作では首突っ込ませてるんじゃないよと言われて、「ガキが」と捨て台詞残すだけなの。

ちなみに夏目への名取の言葉はもっと容赦なかったです。
人で無いものが人に混ざりこんでいるなんて、気味が悪いとか、
夏目がのんびり構えているのはカイが遠くにいるからで、
もし大事な藤原夫妻の近くに正体不明なものが居ると知ったら、
黙っていられるのか、とかね。
表情にも胡散臭さがあり、淡々と話す時の眼も冷めている。
アニメ名取は、冷めた中にも情が見えるでしょう?
原作名取より優しいと思う。

「主さまの気持ちも知らずに、あのブサ猫め」
だって、先生が大事なのは夏目だけで、
名取のことはどーでも良いんだもの。
名取の頭にも付いていた枯葉。
それをそっと取った柊が、
「夏目近辺の仕事は断れば良いのに」
「そうなんだけどね」
ほんとこの人も不器用だから…。まぁそういうところが、私は好きなんだけど。
名取がこの仕事を引き受けた理由を、夏目はきっとこの先も知らずにいるのだろうね。

歩いてきた多軌が、座ってうな垂れてる夏目に気づいて声を掛けます。
「あぁ…タキ」
うひゃーっ原作以上のどんより感。神谷さんっ上手いぞっその声具合
「ど、どうしたの?いつもに増して陰気な顔になってるわよ?」
この多軌のストレートな物言いも良いよね。

クッキーを食べたことがないというカイの為に早速焼いて持ってきてやるなんて
多軌は良い子だよ。ほろり。
「タキ、カイは…」
その続きがいえない夏目。
あ…原作ではここでしばらくカイには近づくなって忠告するの。
カイの目的がわからないうちは危険かもしれないと思って。
多軌は妖に祟られた前科がありますから
カイのことは信じたい夏目だけど、多軌のことは守らなきゃって思ってるんだよね。
そんな夏目が凄い好きだなーって思ったものです。

近づくな、なんていわれたのに、理由を追求しない多軌も凄いです。
井戸の場所を調べてくれって言われ、しかもすぐにやってくれて言われて、
なんなのよって普通思うよね。
でも多軌は、文句も言わずに実行する。夏目がそう言う以上、何か大変なことが
起きてるんだろうと瞬時に理解して。
夏目を信じてるんだよなぁ。
そして事情が分かったら、ちゃんと私にも話してねと付け加える。
良いオンナだよ多軌。

アニメでは近づくなとは言われてませんが、
やっぱり余計なことはいわずに夏目の頼みごとをきく良い子です。

カイは家には居なくて、夏目と先生が林の中を探しつつ歩いていると、
向こうから田沼がやってきました。
わーい、今回も会えたぁ。
もちろんオリジナルですよ。
原作では田沼は関わってませんから。
カイを見なかったかと聞かれ、向こうに行くのを見かけたと応える田沼。
礼を言って早速向かう夏目に、
「探すなら手伝おうか」と声を掛けるが、
大丈夫だと断られる。
「友達甲斐のないヤツだろう?」
「ニャンニャン先生…」
田沼ったら、ポン太になったりニャンニャン先生になったり色々ね。
「自分が被れば周りに迷惑が掛からないと思っているのだ。浅はかなヤツめ」
ん?なにやら先生が語り人な役割やってますな最終回。

言われた方へ向かったら、あの廃屋へとたどり着きました。
やはりカイは井戸を探しにここに来ているのか。
二階の窓に人影を見つけ、名取もしくはカイかと思い、
声を掛けながら入っていくも、答えはなく…
ミシリという音に振り向けば先生がいました。
「なんだ先生か」
と言われてキレる先生。
用心棒が用心棒らしく来てやったというのにって、
だしだし床を叩く。
と、どこからか漂う良い匂いに誘われました。
「向こうか?んっふっふ…」
と駆けてくのが可笑しいぃぃ。
「何が用心棒だよ」
夏目の呟きもごもっとも。
で、陣に引っ掛かってやんの。先生ドン臭すぎー。

夏目がある部屋に足を踏み入れた時、後からデカイ紙人形が襲ってきた。
うわぁぁぁっていう夏目の声にすぐさま反応して、
動けなかったはずの先生がドロンっ。
夏目が紙人形に締め付けられるさまが、やっぱ動くと迫力あるし怖いね。
ビタンと鼻と口を押さえられるのがまたなんとも。
死んじゃうよー。
「夏目!!」
斑に戻って先生が助けに来たよっ。カッコ良いよーっ。
へへーん、声に焦りを感じますよ斑っ。

穴に落ちた夏目の手を掴んだのはカイ。
すんなり夏目を引き上げます。
こんなこと、人間の子供が出来るわけありませんね。
画面手前の斑の顔が良いな。
「大丈夫?夏目」
ここ、原作の方がちょっとカイが怖いです。

「カイは妖怪なのか」
「夏目は妖、嫌い?」
あ、竹内さん、その言い方良いなぁ。可愛い。
原作では「そうだよ」ばれてしまったかとちょっと黒い顔を見せて、
でも今の暮らしが気にいってるから秘密にして、なんていうの。
アニメのカイは黒さがあまりなくて、子供っぼいな。
嫌い?と訊いた後の不安そうな顔とかさ、原作より純粋度高い。

「俺は…カイが好きだよ」
あ、カイが嬉しそうだ。
「ぅんーん」
唸るようにドロンと先生に戻る斑が良いわ。
「これはあのキザ男が仕掛けた罠だな」
あ…人のくせに妖用の罠にひっかかるとは…の台詞はカットなのね。

「カイは井戸を探していたのか?」
「うん」
閉じ込められた仲間を助けてやろうとして、そしたら夏目が入ってくのが見えたから
「来て良かった」
凄く嬉しそうなカイ。夏目大好きになっちゃってるな、こりゃ。
それにしても…とカイ。
「俺を狙ってる祓い人、夏目を危ない目に合わせて…許せない。忌々しいヤツ。
ここにはまだ匂いが残ってる。これを辿れば…」
まさか…と内心慌てる夏目に、カイは妖らしい顔を見せる。
「あんなヤツ、片付けてやる」
突風残して窓から空へと飛んでいくカイ。
「まずいなぁ真正面から対したら、名取に勝ち目はないぞ」
夏目の脳裏に名取の言葉が甦る。
『そろそろ決めたらどうだ?君にとって大事なのが、人か妖怪か』
駆け出していく夏目。それを追う先生。

カイが名取を片付けに向かう前に、
原作ではカイがここで何をしようとしていたのか、
自分から夏目に話すんです。
この辺りに妖を何匹も閉じ込めた井戸がある。
それを見つけて仲間を増やそうと探していたら
夏目がここに入っていくのが見えた。
「あの忌々しい祓い人の罠にかかったら大変だと思って」
とニヤリとした口元。噴出しも黒く塗られていて、ここはいかにも
妖らしい黒さのある声のはずでした。

カイは名取のやってることなんてお見通しで、
そんなのに引っ掛かるタマじゃない。
うっとおしいとは思っていただろうが、相手にしてなかった。
だけど夏目を危ない目に合わせたから、放ってはおけないと
この時思ったわけです。
名取への言葉もアニメ以上にキツイ。
「小賢しいし、夏目を危ぶない目に合わせたし、
…あぁ忌々しい…やっぱり邪魔だね。
探し出して片付けてやろう」
そう淡々と語るカイは、”少年”じゃない。
人ではない生き物だと、思い知らされるんだ。

アニメはかなりカイの黒さをカットしたなぁ。
この先の夕方放送を意識して?

【4.1AM11:55加筆修正】
読み返したら文章の変なところがあったり、
説明不足な箇所があったので、修正入れました。
最後の部分に原作の描写比較を加筆しました。
夏目キャラアイコンの追加もしました


長くてすみませんっ。
後半の感想【4.1PM1:40UPしました】も読んでやるよという方は、
「続 夏目友人帳」#13【人と妖-2】ちびナタ妖怪可愛くて困る(え) へどうぞ。


★今回も、夏目キャラアイコンを使用してます。
カゼノウタ様で配布されていたのを頂きました。
製作者は卯月ユエ様、各話の妖怪たちのアイコンも作られていて感動です。
全部ほしいです~、素敵過ぎるっ。
ほしい方は、カゼノウタさまを訪問してくださいね。



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