大紀元エポックタイムズ・ジャパン

「真実と伝統」をモットーに、明日を生きる上で判断材料となる有益な情報を日々発信しております。

ロシア分裂後の世界情勢 中国がシベリア進出する可能性も

2023-06-01 | オピニオン

ウクライナ戦場で国力を消耗したロシアは分裂の可能性も出てきた。しかし、極東では中国が虎視眈々とシベリアを狙っている。(左)(Photo by Ng Han Guan - Pool/Getty Images)(右)(Photo by MIKHAIL KLIMENTYEV/SPUTNIK/AFP via Getty Images)

 

5月16日の報道1930(BS-TBS)は「プーチン体制崩壊ならロシア大分裂?欧米で広まる議論の現実味」という刺激的なタイトルに象徴されるように、ロシアがウクライナに敗北して、プーチン政権が崩壊した場合、ロシアはどうなるのかを集中的に議論していた。

タイトルに「欧米で広まる議論」とあるように、欧米では既にロシア敗戦後をにらんだ議論が密かに進行している。まだ戦争が決着していない段階で、気の早い議論だと思われようが、欧米では、この戦争をどう決着させるかを考える上で、様々な場合を想定したシミュレーションを行っている。転ばぬ先の杖の例えもあるように、あらゆる状況を想定して戦略を立てないと思わぬ事態が起こり大やけどをするのである。

そもそも、このウクライナ戦争自体が、あらゆる状況を想定せずに戦略を立てた結果である。事の起こりは、米ソ冷戦の終了だ。米国は1980年代、硬軟織り交ぜた戦略でソ連を翻弄し、遂には東ヨーロッパとアフガニスタンからソ連軍を撤退させ、冷戦終了に持ち込んだ。

ここまでは、米国の計画通りだった。だが1991年のソ連崩壊は、米国にとっても予想外の出来事だった。ソ連はロシアを中心とする15の共和国から成立していたのだが、実態はロシア軍が14の国を占領していたのだ。そこからロシア軍が撤退してしまうと、各国はもはやロシアの命令に服従する必要がなくなり、独立してしまったのだった。

旧ソ連の国々が独立して民主主義国になるのは、米国にとって概して望ましいことなのだが、一つだけ、例外があった。それがウクライナである。

  • ソ連の兵器庫
  • NATOの東方拡大
  • クリミア半島の地政学
  • ロシア分裂の可能性
  • ロシア分裂後の世界

【続きはこちら】

 

ロシア分裂後の世界情勢 中国がシベリア進出する可能性も

ウクライナ戦場で国力を消耗したロシアは分裂の可能性が示唆されている。中国は極東ロシア領に野心を持っており、シベリア進出すれば、日本の安全保障は大きな脅威に直面す...

 

 


 

◎合わせて読みたい:

 

中国プルトニウム増産「隣国として由々しき事態」 立民・泉健太代表

中国が軍事転用可能なプルトニウムを増産しているにも関わらず国際原子力機関(IAEA)に保有量を報告していないと […]

 

◎おすすめ:

 

米議員、「納税者のお金は渡さない」法案を発表 中国企業への助成金禁じる

米国のジョン・ジェームズ下院議員は、税金が中国共産党と関係のある企業に提供されることを禁止する法案を発表した。

 

◎トップニュース:

 

北京の地下鉄は、隣駅へ行くにも個人情報入力が必要 市民は「もう、うんざりだ」

北京の一部の地下鉄駅では、隣駅へ行くだけでも、自動券売機でチケット購入する際に購入者の「氏名」や「身分証番号」の入力を求められる。

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岸田首相と面会、自公連立政... | トップ | 「預金が引き出せない!」か... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オピニオン」カテゴリの最新記事