即位の礼が終わり、新元号令和となった皇室にトランプ大統領を国賓としてお迎えしておられた天皇皇后両陛下のはつらつとしたお姿を多くの日本人が大変喜ばしいことと感じたわけであるが、昨日の韓国主要紙の「朝鮮日報」の電子版記事を目にしてさすがに唖然とすると同時に、日本国内に以前からある不穏な空気とまさしく符号する内容のことが書かれており、看過できないと感じたのでブログ記事を投稿。
それは「朝鮮日報」(2019年5月29日付け）の「26年間中傷にさいなまれてきた雅子皇后、国際外交の舞台で輝く」（鄭始幸（チョン・シヘン）記者 , イ・ギウ記者）というタイトルの記事なのだ。
中身をざっくりと言うと、今回の雅子様のお元気なご様子とその人物像を大絶賛しつつ、愛子さまのことを「上位1％に入る秀才で、東京大学合格が可能だと言われている」とする一方で「ほかの男系男子皇位継承権者の健康問題などが台頭している」などと、秋篠宮様かあるいは悠仁様についての「健康不安説」という驚くような「虚構」を作り出して「女性皇族の皇位継承を認めるべきだという世論が高まっており、皇室と政府はまもなく法改正論議に着手することにすると見られる」などと事実と異なる「願望記事」を書いているのだ。
引用元：
この手の「願望に基づく捏造記事」は韓国紙ではしばしば目にするとはいえ、このように、日本の皇位継承の問題にまで口をはさんでくるなどは非常に異常な事態だと思う。
日本政府内では昨年10月12日、平成天皇陛下の退位と新天皇陛下ご即位に伴う一連の儀式を統括する「式典委員会」が発足し、秋篠宮様が皇位継承順位1位の皇嗣（こうし）になったと示す「立皇嗣（りっこうし）の礼」の挙行日を20年4月19日にすると既に定めているのである。
先日天皇陛下ご自身も、トランプ大統領と皇居でご面会なさった際、皇位継承順位第1位で皇嗣殿下である秋篠宮様と紀子様お二人をそのようにトランプ大統領ご夫妻にご紹介なさっておられた。
韓国の新聞「朝鮮日報」のいう「女性皇族の皇位継承を認めるべきだという世論が高まっており、皇室と政府はまもなく法改正論議に着手することにすると見られる」というのは、国内にもそのようなことを今だにしつこく主張する勢力が確かに存在しており、それと「朝鮮日報」の記事とがまさしく符号しているのだ。
下の「ニュースポストセブン」のような主張だ。どうやらこの「ニュースポストセブン」は反日マスゴミのひとつらしい。
そもそも、「ほかの男系男子皇位継承権者の健康問題などが台頭している」というのはどういう意味なのだろうか。秋篠宮様や悠仁様の「健康問題」など聞いたこともないし、愛子様のことを「上位1％に入る秀才で、東京大学合格が可能だと言われている」という表現は、ネット上でよく目にする「偏差値72の神童、愛子様」というキャッチフレーズとそっくりなのだ。
このような表現を用いて愛子様を称賛して秋篠宮家の方々に対する不遜な批判を繰り返す一派というのは、何が何でも愛子様に女性天皇になって頂きたい一派のようなのだが、例えば小林よしのりなど。
「偏差値72」という数字の根拠が何なのかはともかく、愛子様は一般人と同じ土俵で競争する必要など全くないので、外部進学組ではない（学習院大学以外の大学に進学希望ではない）と聞くし、そもそも皇族の方々をつかまえて「偏差値」などと「下世話な庶民的物差し」で称えること自体が、日本の伝統ある皇室の比類ない価値を理解していない、不見識で不敬そのものな感覚であり、そのような「下世話な物差し」しかない人々というのは学歴偏重社会の韓国の人々と実に似通った感覚だと思う。
国内の「女性天皇待望論者」と韓国主要紙「朝鮮日報」に代表される韓国の一部の人々の「上位1%に入る」と類似の「偏差値72の神童」という表現は「学力至上主義」という一元的な価値観しかない感覚という点で同じなのだ。
秋篠宮家に男子皇族がお二方おられることで皇室典範に則り、徳仁天皇で126代男系男子で繋がった、世界に比類のない「万世一系」を「天皇（すめろき）の 神の命（みこと）の 御代（みよ）重（かさ）ね」て今後も守って行くことがいかに大切な伝統であるのかを彼らはわかっていないのだ。
「女性天皇」のお子様が皇族以外の男子と結婚なさった場合、そのお子様は「女系」となるが故に、ある意味でヤマト民族の多民族国家化の道を開くような「女性天皇の延長上にある女系天皇」という方向性は日本の貴重な伝統が壊れることであり、女性天皇を立てるのであるば、過去の例がそうであったように、夫君は遡って明治天皇かそれ以前の天皇に連なる男系男子の皇室所縁の人物でなければならない。
愛子様がお生まれになったとき、ハワイの韓国関連の記念館に韓国政府機関の後援を示す表現で「プリンセスマサコ」母子像が建てられた、という薄気味悪い話を思い出してしまった。その像が下の写真（ネットから借りてきました）既にこの像は撤去されているらしいのですが。
2001年12月1日に日本の皇太子ご夫妻（当時）に誕生したお子様が女のお子様（愛子様）であったことで、雅子様のご両親である小和田夫妻は記者会見の時、落胆の色がにじんでいたことを思い出すが、皇位継承権をもつ孫世代の男子皇族が誕生しなかったことで正直なところ日本人は当時「めでたさ半分」であった。
それとは裏腹に、愛子様ご誕生の折、韓国とは無縁の日本の皇太子妃の母子像を（韓国政府機関後援で）ハワイにわざわざ作って、寿いでいた韓国の人々というのは、皇室の「万世一系」が終わり「女性天皇が誕生→次の世代で女系天皇誕生」の可能性が開かれたことをむしろ喜んでいた向きもあったのではないかと「朝鮮日報」の主張などから感じた次第。
2006年に秋篠宮家に悠仁様がお生まれになったことで、男系男子による「万世一系」という大原則がそのまま受け継がれることになったわけだが、悠仁様ご誕生前、当時の小泉内閣内で「有識者会議」が立ち上げられ、2005年（平成17年）1月より17回の会合を開き、同年11月24日には皇位継承について女性天皇・女系天皇の容認、長子優先を柱とした報告書を提出。つまり当時愛子内親王を女性天皇にするための皇室典範改正の動きが実際に政府内に出ていたのだ。
幸いなことに秋篠宮家に男子皇族である悠仁親王が生まれ、小泉内閣内当時のこの「有識者会議」は事実上解散して、この議論は消滅。そして現在安倍内閣において秋篠宮家に皇統を移すという方向性が定まっている。
もしもあの後で秋篠宮家に男子皇族が生まれず、若い世代の皇族がそれまでのように女性皇族のみであったとしたら、女性皇族の方々が（自由恋愛などによって）韓国系の男性と結婚するなどの事態も「可能性の話として」は起こり得るわけで、その万世一系と無関係の「女系の天皇誕生」によって「韓国による皇室乗っ取り」という陰謀が現実化する状況も「可能性の話として」想定できたわけだ。
だからこそ、先日佳子様の「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、姉の一個人としての希望が叶う形になってほしいと思っています」という発言のような当人の意志を尊重する「自由恋愛」は皇室の女性方には難しい問題が潜んでいるからこそ、家柄も人物も皇族に相応しい日本人男子でなるべくなら、皇室の血を引く人物を、周囲が早い段階で「お相手選び」するべきなのではないだろうか。
庶民を例に出すと、韓国の統一教会は日本の女性と韓国人男性とを大量に合同結婚式させて、毎年大勢の日本女性が「韓国人男性の実家の」にされていたという悲劇が現実に起きていたことも耳にする。
統一教会の教祖文鮮明の主張というのが「韓国は『アダムの国』日本は『イヴの国』」などという非常に気持ち悪い主張だったのだ。
アジア太平洋研究センターの年報によると、「韓国の国際結婚件数は1990年には5000件ほど であったが、ピーク時の2005年には43,000件に 達し（全婚姻数の13.6％）女性結婚移住者で 婚姻期間5年以上の者の割合は10.7％。こ の割合を上回っているのは米国（43.2％）と日本（38.6％）の2カ国のみ。その後に、フィリピ ン（7.1％）、中国（7.0％）、ベトナム（1.4％）と 続き、モンゴルとウズベキスタンはいずれも0％ である（韓国統計庁「人口動態統計2006」）」だったらしい。これは統一教会の合同結婚式で韓国に海外から渡った女性達の数なのだ。
https://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/pdf/publication_2017-04.pdf
参考までに以下、「朝鮮日報」の記事本文（2019年5月29に付け）そのまま転載
「26年間中傷にさいなまれてきた雅子皇后、国際外交の舞台で輝く」
「朝鮮日報」（2019年5月29日）
雅子皇后に対するこうした賛辞や期待は、同皇后が皇室に入ってから26年間にわたり経験してきた陰湿な攻撃・非難と全く対照的だ。米ハーバード大学経済学を優秀な成績で卒業し、外務省に入省して日米貿易交渉業務を担うエリート公務員だった雅子皇后は、徳仁天皇（当時皇太子）から長年の求愛を受けて結婚した。最初の数年間はキャリアを生かして皇室外交に乗り出したが、「すごく偉そう」「一体何で妊娠できないんだ」などのひぼう中傷にさいなまれ、対外的な活動から姿を消した。結婚から8年を経て長女を出産した後も、「男児を生まなければならない」というプレッシャーに苦しめられた。このため、雅子皇后は「うつ」に似ている「適応障害」と診断された。皇室や極右勢力の一部からは「皇太子はこのような皇太子妃と一緒では、（将来の）『天皇』の役割を果たせない」という懸念を口にし、皇位継承権はく奪問題まで取りざたされた。
徳仁天皇の即位直前も、「雅子さまはまだ症状があって、皇后の役割をしっかりこなせないのでは」という懐疑的な見方があり、即位を前に本人も自ら「不安で緊張している」と語るほどだった。外信各社もこの「黄金のカゴに閉じ込められた鳥」「悲運の皇太子妃」の将来を占う記事を次々と配信していた。ところが、皇后として国際外交の舞台に戻って来るや、水を得た魚のように以前の外交力を発揮したのだ。
雅子皇后の再起は皇后本人だけでなく、日本の女性の人権発展において重要な節目となるとの見方がある。国際政治学者の三浦瑠麗氏は「あえて雅子さまが象徴しているものを挙げるとすれば、そうした困難に日々直面している現代日本女性のあり方」と語った。
雅子皇后に対する世論は、今後の皇位継承論議にも影響を与える可能性がある。雅子皇后の長女・愛子内親王（17・高校3年生）は上位1％に入る秀才で、東京大学合格が可能だと言われている一方で、ほかの男系男子皇位継承権者の健康問題などが台頭していることから、「女性皇族の皇位継承を認めるべきだ」という世論が高まっており、皇室と政府はまもなく法改正論議に着手することにすると見られる。 （鄭始幸（チョン・シヘン）記者 , イ・ギウ記者）
この記事を書いた韓国の記者や「朝鮮日報」の編集者らは「女性宮家」の議論と「皇位継承」を混同しているのかもしれない。
男系男子にのみ皇位継承を定めていることと、「宮家」を皇族女子が継ぐことが出来ないことなどは「皇室典範」で定められたもので、女性皇族が降嫁によって成人皇族の数が次第に減っていることや、宮家の数の減少（近年の例：秩父宮家95年、高松宮家2004年 桂宮家2014年にそれぞれ廃絶）で現存しているのは、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家、高円宮家の４つを残すのみで、その内、男子の後継者がいるのは秋篠宮家のみ。
皇室そのものが縮小していく問題は「ご公務」を担う方々が減少するということであるため「女性宮家」を認めるべきではという意見が出ていることは事実ではある。
しかし、次の皇位継承に関しては、第1位秋篠宮様、第2位悠仁様、第3位常陸宮様、・・・のように既に定まっており、それ以外の皇室外の天皇家の血を引く男系男子の方々についても実は順位を定めているようなのだ。
「皇室典範」（こうしつてんぱん、昭和22年法律第3号）
日本国憲法第2条及び第5条に基づき、皇位継承及び摂政に関する事項を中心に規律した皇室に関する日本の法律。
1947年（昭和22年）に、日本国憲法第100条及び第2条、第5条に基づき、日本国憲法施行前に、憲法に附属する法律の制定手続によって、枢密院の諮詢及び帝国議会（衆議院・貴族院）の協賛を経て、現在の「皇室典範」（昭和22年法律第3号）が制定。
1947年（昭和22年）に、日本国憲法第100条及び第2条、第5条に基づき、日本国憲法施行前に、憲法に附属する法律の制定手続によって、枢密院の諮詢及び帝国議会（衆議院・貴族院）の協賛を経て、現在の「皇室典範」（昭和22年法律第3号）が制定。
「内容」
第一章 皇位継承
第二章 皇族
第三章 摂政
第四章 成年、敬称、即位の礼、大喪の礼、皇統譜及び陵墓
第五章 皇室会議
第一章 皇位継承
第二章 皇族
第三章 摂政
第四章 成年、敬称、即位の礼、大喪の礼、皇統譜及び陵墓
第五章 皇室会議
主な内容
皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ。（第1条）
皇位継承順序は直系優先、長系優先、近親優先。（第2条）
皇位を継承するのは天皇が崩じたとき。（第4条）
永世皇族制ではあるが、皇太子及び皇太孫以外は場合によって皇室会議の議により皇族の身分を離れることもできる。（第11条）
天皇及び皇族は、養子をすることができない。（第9条）
皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。（第12条）
皇族で皇籍を離脱した者は、皇族に復することはない。（第15条）
天皇が成年に達しないとき（18歳未満）、天皇が国事行為をこなせない状態の時は摂政を置く。（第16条・第22条）
皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ。（第1条）
皇位継承順序は直系優先、長系優先、近親優先。（第2条）
皇位を継承するのは天皇が崩じたとき。（第4条）
永世皇族制ではあるが、皇太子及び皇太孫以外は場合によって皇室会議の議により皇族の身分を離れることもできる。（第11条）
天皇及び皇族は、養子をすることができない。（第9条）
皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。（第12条）
皇族で皇籍を離脱した者は、皇族に復することはない。（第15条）
天皇が成年に達しないとき（18歳未満）、天皇が国事行為をこなせない状態の時は摂政を置く。（第16条・第22条）
引用元：
日本の皇族に関することに言及してもらいたくないし、ましてや捏造までして記事を書くとは不敬も甚だしい。
天皇皇后両陛下や皇族は、政治的な信条・思想を表明する表現の自由を厳しく縛られていますから、自ずからメディアも皇族に関する表現の自由は制限されなければならないでしょう。
「表現の自由」は何でも自由に発言したり書いたりして良いのではなく、尊厳を傷つけるものであってはならないことが前提です。とりわけ天皇は「日本国の象徴」ですからメディアは畏敬の念を持って言動を控えるべきと思います。
ましてや朝鮮日報が記すべきものではありません。
低次元のマスコミにいちいち声を上げて反論なさることが出来ないお立場の方々に対して一方的な人格攻撃のような記事を書くのはひどすぎますね。中身も意地悪い揚げ足とりに過ぎない内容の誹謗中傷でしたが。
この1，2年は特に秋篠宮家の方々に対する攻撃があまりにひどいと思います。そこにむしろ意図的なものを非常に感じている次第です。
最近の秋篠宮家の方々に対する誹謗中傷は、組織的で意図的だと私も感じています。
きっと、大統領や総理大臣のように選挙で選んだり、任期があってある時期が来ればそれでお終いっていった程度にしか思っていないのではないのでしょうか…？
偏向報道をする日本国内の「反日メディア」の実態も、中国共産党や韓国など外国勢力によって乗っ取られているようですし、だから現在の「秋篠宮家」攻撃もこれらの国の利益になる（日本の天皇家の伝統崩壊になる）から、ということでしょうか。
愛子内親王を頭がいいと持ち上げるのは、逆に秋篠宮殿下や悠仁親王が継承できないほどの低能者であるかのようで、全く無礼きまわりない。
いろいろな問題があっても、反論できない皇室を上から目線で批判するメディアは全く不要です。
同じく内親王様であった清子さまは、降嫁される前まで長きに渡り大変ご立派に天皇家のご長女役を果たされ、ご両親の支えになることはあっても「心労の種」になったりはなさらなかったですし。
皇太子時代にご一家が移動の際には雅子様と愛子さまが車両の２列目に座られ、皇太子様が3列目に座わらせられたり、将来天皇におなりになる可能性もある秋篠宮文仁殿下への精神攻撃など、「皇室乗っ取り工作」にしか見えません。