縁紡ぎ 最終回
最終回の縁紡ぎ。最後に書こうと決めていたのは、私の家族の事。この世に生を受けての最初の「エニシ」だと思います、親子の縁。パパとママがいなければ、私はここに居ない。父は、空に旅立って来月で17年になる。大人しい人で、取り柄といえば唯一車に明るかった事。高校卒業してから、離れて住んでいた父とようやく話すようになったのを思い出す。そのきっかけは、夜な夜な車の運転を教えてもらったことから。お陰で今はゴールド免許を守り抜いている。母の実家の前に私たち夫婦は住んでいた。昭和の長屋で、趣のあるその家に私たち夫婦は気に入って暮らしていたが、地震で地区の給湯の配管が駄目になり、敢え無く家を取り壊す事にした。毎日のように顔を突き合わせていた母から、離れることになった寂しさと云ったら...母は、東京でのライヴ、いわきでのライヴには必ず駆けつける。実は彼女は、私のゴスペルレッスンにも通っている。温厚な彼女は、私の音楽仲間やレッスンメンバーに好かれている。気がつけばいつも一緒の私たち。学生の時も、私が働いてからもそうだった。いつまでも若く美しい母は私の自慢である。高校生の時に、友達を通じて学校の違う、変わった男の子に逢った。その彼と結婚して今に至る。もう22年の付き合いで私の一番の理解者。私の人生において、最高の縁は、彼とのものだと信じている。今やこの旅烏のシンガーを支えてくれているのは彼。本当に感謝している。彼と結婚したことで、繋がった家族とも、私の実の妹や妹の旦那様、大好きなその子供達、甥や姪も、父方の家族だって、母方の家族だって、みな「生きてこそ」繋がっているエニシ。全てに愛情がある。家族の繋がりは、私の核。こうして、縁をテーマに書く事で、繋がった縁を年月を掛けて「育てていく」の大事さも知り、数々の出逢いに改めて感謝出来ました。日々の移ろいに縁は生きる。皆様、読んで下さり有り難うございました。今度は歌で繋がりましょう。結び。
最終回の縁紡ぎ。最後に書こうと決めていたのは、私の家族の事。この世に生を受けての最初の「エニシ」だと思います、親子の縁。パパとママがいなければ、私はここに居ない。父は、空に旅立って来月で17年になる。大人しい人で、取り柄といえば唯一車に明るかった事。高校卒業してから、離れて住んでいた父とようやく話すようになったのを思い出す。そのきっかけは、夜な夜な車の運転を教えてもらったことから。お陰で今はゴールド免許を守り抜いている。母の実家の前に私たち夫婦は住んでいた。昭和の長屋で、趣のあるその家に私たち夫婦は気に入って暮らしていたが、地震で地区の給湯の配管が駄目になり、敢え無く家を取り壊す事にした。毎日のように顔を突き合わせていた母から、離れることになった寂しさと云ったら...母は、東京でのライヴ、いわきでのライヴには必ず駆けつける。実は彼女は、私のゴスペルレッスンにも通っている。温厚な彼女は、私の音楽仲間やレッスンメンバーに好かれている。気がつけばいつも一緒の私たち。学生の時も、私が働いてからもそうだった。いつまでも若く美しい母は私の自慢である。高校生の時に、友達を通じて学校の違う、変わった男の子に逢った。その彼と結婚して今に至る。もう22年の付き合いで私の一番の理解者。私の人生において、最高の縁は、彼とのものだと信じている。今やこの旅烏のシンガーを支えてくれているのは彼。本当に感謝している。彼と結婚したことで、繋がった家族とも、私の実の妹や妹の旦那様、大好きなその子供達、甥や姪も、父方の家族だって、母方の家族だって、みな「生きてこそ」繋がっているエニシ。全てに愛情がある。家族の繋がりは、私の核。こうして、縁をテーマに書く事で、繋がった縁を年月を掛けて「育てていく」の大事さも知り、数々の出逢いに改めて感謝出来ました。日々の移ろいに縁は生きる。皆様、読んで下さり有り難うございました。今度は歌で繋がりましょう。結び。