昨年から準備を進めておりました、兵庫県私学連合会美術ワークショップが、関西学院高等部を会場に開催されました。
兵庫県私学中学、高校美術部員が70名、東京から武蔵野美術大学の学生11名が参加しての「旅するムサビ in Hyogo 」
1、対話型鑑賞
2、ライトドローイング
3、ファッションショー制作
4、ファッションショー
の1日Artするプログラム。非常に充実した一日となりました。
いろいろな学校の学年もミックスしての班分け、最初は遠慮の塊みたいな感じでしたが、作業が進むにつれて、大学生の上手い誘導もあり、ライトドローイングで気持ちも解放され、ファッションショーでは一人一人が主役となってランウェイでポーズを決め、場内から大拍手という、経験。
表現することの広がりと繋がり、大きな可能性を感じた一日でした。
先生方からの感想を少し掲載いたします。
昨日はありがとうございました。
武蔵野美術大学の生徒さんたちも大変頑張ってくれて、参加した生徒たちも大満足でした。他校の生徒とも友達になったと言っていました。メール交換やらしていたみたいです。
これまで計画、準備段階からいろいろ大変だったと思います。本当にありがとうございました。(O)
お世話になっております。先日は、「旅するムサビ in HYOGO」ありがとうございました。また、ワークショップに参加させていただき、楽しい経験ができました。みなさんによろしくお伝えください。今回は、一度見たかった「旅するムサビ」に参加できて、うれしかったです。ありがとうございました。(S)
お世話になっております。昨日はお疲れ様でした。準備を含め、当日の運営・打ち上げに至るまで、本当にお世話になりました。美術部員も人見知りの子が多く、また途中体調を崩してしまう子もいて、本当にご迷惑をおかけしてしまってすみませんでした。ただ、体調が悪くてファッションショーは見学になってしまったその生徒も含めて、参加して本当によかったと帰りの時点では珍しく満面の笑顔になっていたのが印象的でした(見学の子は、ランウェイに立てなかったのは残念に感じてようでしたが、自分の作品を同じ班の生徒に持って立ってもらったようで、鑑賞と制作にも楽しく参加できたし、ということで満足はできたようです)。
元々漫画やイラストといった分野が大好きな生徒たちなのですが、いただいた冊子にあった「お前ら美術部って言ってもイラストや漫画しか描いてないもんな!」なんて言葉には、(いい意味で)衝撃を受けていたたようで、終わった後も「自分のことかと思ってどきどきした!」なんて話をしていました。
実際の美大生の方の作品も拝見して、イカの立体作品や仮面の作品、キャンバスに凹凸があるような作品、コミック形態の作品など作品ジャンルも多様ななかで、「こんな形の美術もアリなんだ」というように美術の幅が少し広がった様子です。自分たちの描くイラストも「美術」だし、今日見たお兄さん・お姉さんの作品も「美術」だし……など、大切なのは「自分の考える表現を行うこと」という考えに少し実感が持てたようです。
他校さんとの交流もあり、今まで非常に内向(校?)的だった子たちが、ちゃんと手をあげて自分の意見を言えている、ランウェイに立ってポーズできている、ということが私のなかでも衝撃で、たった1日のワークショップでしたが生徒の成長は大きかったのでは、と感じています。
終了後の打ち上げも非常にためになるお話をたくさん聞けて、今後の美術教育について考えていくためのたくさんの素材をいただけたように思います。
「学校のなかで『美術の土壌』をはぐくんでいく」というお話が特に印象的で、私もがんばりたいと強く感じました。今後とも、研究会の方でお世話になることが多いと思います。
来年はもう少し準備段階からワークショップについてお手伝いできれば…と思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。(T)
今日も反省会をお昼までされていたということで、何のお手伝いもせず申し訳ありませんでした。
生徒達は今日もクラブに来て昨日の話題で盛り上がっていました。とても刺激的な1日だったようです。ランウェイで拍手をもらえたことも、とても嬉しい体験となったようでした。
普段ではできない体験をさせていただいて私自身とても勉強になりました。これからの活動に生かしていきたいと思います。(Y)
お疲れ様でした。研修に参加させていただきいろいろ刺激を受けました。武蔵美の先生との話もすごく勉強になりました。「発信」していく面白さを自分の学校の生徒にも伝えていきます。私も頑張ります。 ありがとうございました。(F)
ワークショップ 企画から段取り、手配いろいろ気をもまれたことでしょう。ご苦労様でした。そしてありがとうございました。本校の参加者もなかなか確定せずにご迷惑をおかけしました。
もともと人間関係の不得意な生徒たちの集団ですから、どうなることかと不安はありましたが、いいチャンスにも刺激にもなったと思います。ムサビの学生たちも非常にまじめにいろんなことを考えていると感心しました。ありが
とうございました。(T)
26日のワークショップでは大変お世話になりました。お世話になりっぱなしで、お手伝いができずに申し訳ありません。この企画について説明した時、興味は示してくれたものの、どんな内容かわからずに戸惑いながら生徒たちは参加したようでした。また午前中は緊張が解けないようでしたが、最後のファッションショーを終えた時には本当に楽しそうで、参加者全員が面白かった、楽しかったと興奮気味に話してくれました。普段は作品を作って展示して見てもらうことに偏りがちですが、自分の作品とともに表現して発表する方法は、また違った美術の楽しさを実感できるものだと、私も改めて感じることができる機会となって、刺激的でした。企画、運営など大学生の人たちもとてもよく引っ張っていってくれたなと、感心しました。生徒たちにはいい刺激になると思いますのでこのようなワークショップの企画を今後も続けていくことができ、また参加できればと思います。
今回、このような企画をご計画くださり、場所なども手配してくださった先生がたにも、心より感謝いたします。本当にどうもありがとうございました。(N)
ありがとうございました。一生に一度の経験をさせてもらい、生徒の新しい一面を見る事ができてとても有意義で
した。(A)
教師を続けていて、知らず知らずのうちに頭が固くなっている自分に気づきました。そうならないようにとずっと思ってたにもかかわらずです… 美大生とかかわっている生徒の姿は普段学校で見せる姿よりずいぶんイキイキとしたものでした。もっともっと生徒の思いつきやイメージに対して柔軟な姿勢でかかわっていけるように頑張りたいです。美術教育の意味、意義をこれからも追及していきます。(H)
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