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のらりくらりSEVEN ART☆

40歳からのぼちぼち人生

抜粋2☆

2016-10-14 12:10:27 | 日記
想いに寄り添えること

サッカーを教えるということ… 人を育むということ… これらのテーマと向き合ってきて大切だなと思うことがある。それは、”想い”に寄り添うことだ。

その子の想いを、その子の本質を知ろうとすることからすべては始まる。人間という生物の本質を知らずして人を育てることなどできない。ダメな人間からも学ぶことができる人間はいる。ダメな先生、指導者からも学べることはある。でも、それができる人間は勝手に育つ。そういう性質を元々持っている。しかし、多くの子供はそうじゃない。

ダメな大人が勘違いしてその子を育てたことを自分の手柄のように言うけれども、そうじゃない。こいつは俺のおかげでプロになれたという人間に真の指導者はいない。「あいつは勝手に上手くなった」そう言える人間でありたい。その子の想いに寄り添える人こそが真の指導者なのだと思う。



”教えること”よりも”生き様をみせる”

”教えること”ではなく”生き様をみせること”が大切なのだと思う。指導者は間違ってはいけない完璧でなければいけないと考えてしまう。完璧であろうとすればするほど固くなり、弱さやダサさを覆い隠すことになる。我々はもっと人間としての弱さを自覚し、それを素直に晒すことが大切なんだと思う。

不完全さは美しい

不完全さは実はとても素晴らしいことなんだと私は本当に最近気が付いた。不完全だからこそ人を好きになるし、人に優しくできるし、あらゆるものに寛容になれる。不完全さをしっかりと認識した上で自分と向き合う必要があるし、他人と向き合う必要があるし、社会と向き合う必要があるのだと思う。完璧を装う人間に魅力のある人間はいない。魅力的な人間は、常にありのままの自分をさらけだし、圧倒的に生きる。

きみはどう生きたいのか

サッカーを教えることは”生きること”の本質を伝えることだと思う。人が自分で考え、自分で感じ、自分で行動できるようにいかにアプローチするかということだ。コーチの指示に従うことが優秀な子どもなのでは決してない。

誰かの指示がなければ何もできない。誰かに決めてもらいながら生きることしかできない。それではピッチでは輝けないし、人生を生きることはできない。「きみはどう生きたいのか。ピッチの上で。そしてこの地球上で。自分の足でしっかり立て。歩け。走れ。」それを言葉に発することではなく、想いを発する人間が本当の指導者なのではないかと思う。



サッカーは自分で感じたことを表現するゲームだ。私は人生も同じだと思う。サッカーも人生も自分を上手に表現できるようにならなければ面白くならない。

抜粋1☆

2016-10-14 12:09:35 | 日記
年代

実は、小学生年代はとても誤魔化しやすい年代で、チームとしての結果を出すのはそれほど難しいことではありません。
技術がなくても、一人二人サイズとスピードのある早熟な選手や能力が高い選手がいて、リスクの少ないサッカーを大人の言う通りにやらせて、勝ち方を教えていれば、チームとしてそこそこの結果は出せるものです。
試合に勝っていればなんだか強く上手くなっている気がして、子ども以上に大人が目先の結果に一喜一憂、勘違いする、なんてことも。
今ジュニアでチームとしてやっている選手が、中学・高校・大学・社会人になっても同じメンバーでやるなら、チームとしての強化というか、もっとジュニアのうちから完成に向けて仕上げることをやればいいかもだけど、それはあり得ないこと。
チームとしての成熟度よりも、個人を大きくすることに多くの時間を割く必要があると考えています。

通用しなくなる中学年代

小学生の時は身体が大きくスピードがあって、チームの中心選手として活躍してトレセンにも選ばれていたのに、中学生になったら、なんだかうちの子それほどでもないみたい・・・と親御さんがトーンダウンするのはよくあるパターン。
年代が一つ上がっただけで、通用しなくなる個が出てきます。
ボールを持たないように言われていたから、ボールを持つ技術が身に付いていない。
大人に言われたことだけやっていたから、自分で考え情報を取って判断する習慣が身に付いていない。
個に技術がなければ、いつの間にか消えていきます。

消えていく高校年代

この頃になると、もうハッキリと明暗が分かれます。
判断ができない、判断が遅い、ボールが持てない、致命的です。
使える選手なのか、使えない選手なのか、高校の監督はハッキリ見ます。
この年代以上で勝負の舞台で、堂々と活躍出来る選手になってほしいと思っています。
OBの子達を見ていても、高校、大学になってから花開いている個が多くいます(何を持って花開くというかは難しいですが)。
明らかに小学年代、中学年代では勝てていなかった選手を追い抜いているのを見ているからこそ自分もブレずにいられる部分もあります。

育成年代で大切なもの

リオのジュニアのゲームを観てもらえればわかりますが、ただ大きく蹴ることはしないし、ボールは持つし、自陣ゴール前でもクリアしないし、これじゃ勝てないなと思われる方もいらっしゃると思います。
もちろんバージョンアップはしていきますが、このやり方を変える気はありません。
クリアすることが、唯一の選択肢ではありませんし、ドリブルという選択肢があるのと無いのでは、どちらが選択肢を多く持てるのかは誰でも分かる話です。
表面的に見た感じドリブル練習を多く行っているように感じるかもしれませんが、もちろんドリブルだけじゃないし、ドリブル練習でも様々な要素が入っています。

魅力的な選手とは?

次のプレーが読めないいやらしいプレーをする選手、ゾクゾクします。
味方からは絶大なる信頼、相手からは厄介なやつという評価。
魅力的な選手が集まって一つになった時、ボールと相手を思い通りに操る魅力的なチームになります。
今身長が大きくても、5年後も大きいとは限りませんし、今スピードが早くても、5年後も早いとは限りません。
小学生年代のサッカーが全てではありません。
ただ勝つためのサッカーではなく、子ども達の将来を見据えて必要なことをやった結果、勝利に結び付く。
個の成長は、長い目で見たいものです。


半年☆

2016-10-14 12:08:38 | 日記
熊本地震から半年。

地震後すぐ
益城にボランティアで行かせて頂きました。
言葉に言い表せない程酷かったです。

まだまだ大変な方々は沢山います。

これからも微力ながら
復興にむけ協力出来ることはやって行きたいです。