のらりくらりSEVEN ART☆

40歳からのぼちぼち人生

抜粋2☆

2016-07-25 20:33:09 | 日記
子どもたち選手が
どのような心の持ち方をしているかによって、
行動に違いが生まれます。

そして、その心の持ち方は、
僕ら大人の言葉がけが大きな影響を与えます。

結果ばかりを気にして、チャレンジすることを嫌がる子もいれば、
成長することを楽しみ、失敗や成功から学び続ける子もいます。

他人からの評価に敏感で、
全てに完璧を求めてしまう傾向の大きな子どもたちは
「自分ができること」にしかあまり興味を示さなくなります。

「それは難しそう」
「そんなの無理だよ」
と、やる前からあきらめムード。
なかには「もうそれはやったことある」と嘘をついてしまう子もいます。

一方で、
つまづくことを失敗と考えず、
何かを学びとるチャンスだと思っている子たちは、

「面白そう!」
「ミスをするかもしれないけれどやってみる!」
「やってみないとわからないよ」
と、目の前のことに興味を示し、最初の一歩を踏み出します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

失敗を何かのせいにしないかぎり、
その人は失敗者ではない。
ージョン・ウドゥン

 
 
 
 
 
 
 
 

かなり優しいパズルを一緒に解いた後、
「もっと難しいパズルにチャレンジする?」と問いかけると、

喜んで「やるやる!」と答える子どももいれば、
「これ以上、難しいのなんて嫌だよ」という子もいます。

失敗をしても、
成長することを楽しむことができる子どももいれば、
失敗をすることが、
恥ずかしいことだと感じている子もいます。

もし、失敗を恐れずに、
目の前のことに行動を移し、チャレンジしてほしいと願うなら、

まずは、
僕ら大人も失敗することがあるんだということを見せてあげること。

完璧な人なんていないこと。
失敗することは恥ずかしいことではなく、
失敗があるからこそ学べることがあるんだと、行動で示してあげること。

そして、もう1つは
結果に焦点を当てた言葉がけを減らしていくこと。

「勝った?」「負けた?」と試合が終わるたびに問いかけられ続ければ、
僕ら大人の意図に関係なく、「勝敗こそが大事なんだ」と子どもたちは思い込みます。

大好きな歌を歌っているのに、
いつも「うまい」「下手」と評価をされれば、楽しくて仕方のなかった歌うことも、
急に恥ずかしくて大きな声で歌わなくなってしまいます。

「どんな成長があった?」

「あの大切な場面、どんなことを感じた?」

「どうやって乗り越えたの?」

「いま、どんな気持ち?」

結果だけでなく成長や、
子どもたち自身が「感じていること」に意識を当てた会話をする。

そうすることで、
子どもたちは少しずつ、
結果や評価ばかりを意識していた考え方から成長を見つめ、
チャレンジすることの楽しさを感じることができるはずです。

子どもたち選手と一緒に、
結果だけでなく成長する楽しさを感じる機会をつくりましょう。