変わり際というのは、苦しいもの。
成長と共に 「次の壁」 の高さや厚さは、ゴッツくなる。
「競技力の成長」 だけではなく、「年齢の成長」 も然り。
年齢と共に、「脳力」 が増し、経験も増す。
知識や思考力が増えると共にやってくる壁もある。
「現実」 を知る壁。
この壁に弱いのは、まじめな個と賢い個。
「抜けられないトンネルは無いと思っていたのに・・・。」 的な苦しさ。
がんばっても上手く行かない苦しさ。
まじめな個は、幼い頃から取り組み方が良いので成果が出る。
集中力が無い個や、継続性の無い個よりも技量は上がる。
リフティングやドリルトレーニングは、継続力で成果が出やすい。
この成果が自信を付けてくれる。
だが、荒削りの身体能力が年齢を重ね、幼さが抜けてくるとこの個も成果が出る。
まじめな個は、献身的なディフェンスや運動量で更に頑張る。
だが、まじめ故に苦手な 「だます」 や 「やっつける」 が足りない。
ガンバってもガンバっても、成果が出ない。
こんな経験が足りていないから苦しい。
まじめな個は割と不器用で、成果が出るには時間が掛かるのに、
逆転されると焦り、どうして良いのか分からない。
気持ちを理解できる。
だが、受け入れることはできない。
そもそも、夢なんて簡単に手が届く場所にはないのだ。
普通なら諦める中でも、諦めずに自分を高め続けられるかが問われている。
子供のうちに、諦める心を持たないでほしい。
小学校高学年から中学年代特有の、まじめな個がぶち当たる壁。
その壁を乗り越えろ。
現実も分かってくるけど、夢を諦めてはいけない。
困難な夢に向かっている途中に、次の目標が現れてくれる。
開き直った時に見えてくる光がある。
困難に立ち向かい、向上心を持ち、努力を継続できる個は、
諦めない個だ。
諦めない個には、もっと大きな次の夢が現れる。
キツい時こそ、「サッカーが好きか」 が問われている。
俺達は、サッカーをしてるんだけど、得られるものはサッカー力だけじゃないんだ。
サッカーだけど、サッカーだけじゃないんだよ。
※ 逞しい個は、切り換えの早い個&すぐ忘れる個。(こんな個はよく怒られる)
そして、鈍感力の強い個&競争意識の低い個(こんな個はいつも楽しそう)