明日の天気は「The 秋」となりそう♪

今日の関東地方。午前中を中心として、北よりの風が強めに吹く1日となってしまいました。今日は冬型の気圧配置でしたから、北・もしくは北西からの風が強めとなりました。
冬型の気圧配置になると、等圧線の間隔が狭くなります。等圧線は、地図でいう「等高線」と同じ様なものです。その間隔が狭いほど、坂が急になっている事と同じです。
そんな中。風は気圧の高いところから、低いところへと流れていきます。等圧線の間隔が狭いという事は、急坂を下る様に風が流れるという事ですね。
ですから冬型の気圧配置の時は、風が強まって来るという事になります。発達した低気圧や、台風の時の天気図を見ても、等圧線の間隔が狭くなっています。だから風が強まるという事になります。
今日の気圧配置が冬型の気圧配置で、等圧線の間隔が狭くなりました。明日の予想気圧配置を見てみると、高気圧の中心付近が日本列島のほぼ真上に来ていて、等圧線の間隔が広くなっています。
という事は、明日は風は穏やかになる事が予想出来ます。しかし、ここで問題がひとつ。今日の北よりの風に乗って、寒気が関東付近の上空へとやって来ています。
風が弱まっているところへ、上空の寒気です。冷たい空気は重いので、地表付近へとどんどん降りて来ます。地表付近に降りてきた冷たい空気は、風に流される事無く地面付近へと溜まります。
これがいわゆる「放射冷却現象」です。明日の朝は、まさにこの状態となってきそうです。明日の朝の予想最低気温。各地で、軒並み10℃を切って来そうです。
特に北部平野部などでは、6℃前後。もしくは5℃を切って来る可能性もありそうです。明日の朝は、今秋1番の冷え込みとなってしまいそうです。
明日の日中は穏やかな天気となり、まさに「The 秋晴れ」となってきそうです。とりあえず、明日の朝の冷え込みを乗り切れば、その後は快適な天気となって来そうです♪
ただ、明日の夕方から明後日の朝にかけても、放射冷却現象が起こる可能性が高い様です。こちらにも、少々注意が必要となってきそうですね。