いろいろあるよね・・・♪

台湾人で年下の優しい夫、二人の素敵な息子&
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ございます。

ともだち

2007年09月25日 | 夫婦・家族・生活


思えば私のことを、下の名前やニックネームで呼んでくれる人は今、夫ぐらいです。息子からは「ママ」だし、自分の親からでさえ「ママ」になってしまいました。
それ以外は苗字(もちろんサン付け)か、「○○クンのお母さん(ママ)」とか前の職場関連だと「○○先生」とか。


ですが、久々に下の名前で、しかも呼び捨てで呼んでくれる人たちに会いました。それは、学生時代の友人です。

先週の金曜日。
高校時代のクラスメートだった男の子のお父様が逝去されました。
それで緊急に連絡を取り合い、お通夜もしくは葬儀に参列しようということで、集まったんです。

20代で一度先生も招待した大きなクラス会を開いて以来、個人的に会う以外は大人数で集まる機会がないままでした。
「クラス会、そろそろやらなきゃね」と、口々には発するものの、皆それぞれに忙しく、誰も率先して仕切らないまま結婚や転居などで連絡先もわからなくなる人も少しずつ増え・・・

そんな中での出来事でした。
お父様が亡くなった彼の家は、とても居心地が良く、高校時代多くの友人がお世話になったお宅です。当たり前のように入りびたり、悪く言えば溜まり場。ですが、ご両親自営業で、私たちが遊びに行ってもいつもいらっしゃって快く迎えてくださったので、そこで子供たちだけが悪いことをしていたような溜まり場とはちょっと違います。

高校を卒業して大学へ進学してからも、帰省の際は自分の家に帰らなくてもそこのお宅へは伺った(しかも「ただいま~」といって)子もいたぐらい、馴染みの深いお宅です。彼がいなくても、そこに自然と集まり、ご両親と一緒にお話したり・・・ということもありました。
遊びに興じているうちに夜になると、当たり前のようにご飯も呼ばれることもありました。女の子は普通にキッチンに入って飲み物の準備をさせてもらったり食後の片付けをしたりしていましたし、男の子は泊めてもらった子もたくさんいます。

そんなお家のとても気さくなお父様でした。


そのクラスは高校2年の時のクラスです。
普通科の高校だったのでたいてい2年で文系と理系に分かれるのですが、2年5組というそのクラスは文理クラスといって、唯一、3年になったとき文系理系どちらへも進むことができる融通のきくクラスでした。
あまりに仲のいいクラスで、3年でクラス替えになった後でも、3年11組なんていうクラスを自分たちで勝手に作り、放課のたびに音楽室に集まってはおしゃべりしたり、交換ノートを作って、みんなで好きなコトを書いてまわしたりしていました。


あれからもう20余年。
いつの間にか私のことを、下の名前で、しかも呼び捨てで気兼ねなく呼んでくれる人はいなくなりました。

でも、集まれば、どんなに時間を経ていてもいつでも当時にタイムスリップして、お互い呼び捨てで下の名前やニックネームを呼び合える学生時代の友達・・・髪は薄くなり、お腹は出っ張り、笑うと目の横に何本も皺が寄っても、会えば数秒で高校生に戻ってしまう感覚。これは最高です。そしてしばらく話していると、いつも思うのは、人って本質的には変わらないんだなぁっていうこと。ふとしたしぐさや表情、口調、笑い方、歩き方・・・変わっていないことに妙な安堵感を覚えます。


職場の友達もいいのだけど、子供を通して知り合ったお友達もいいのだけど、ご近所さんや趣味を通してのお友達もいいのだけど・・・もちろん、そういう方たちも宝物だし、大切にしたいと思います。
だけど、やっぱり学生時代の友達の馴れ馴れしさは特別です。かなりキツイことを言っても傷つかないし、いい所も悪い所もお互い知り尽くしているので、取り繕ううこともなければ、カッコつけることも見栄を張ることもない。ありのままの自然体で全てさらけ出していても大丈夫っていう心地よさを昨日は久々に感じました。

昨日は、はるばる静岡や神戸といった遠方から駆けつけてきた友達もいて、これは、亡くなったお父様が「お前たち、いい加減クラス会でもやれよ!」と、業を煮やしてこんな形で私たちを再会させてくださったような気がしてなりません。






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2 コメント

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きっと・・・ (モトクン)
2007-09-25 20:05:21
そうですよね・・・。
きっと会わせてくれたんでしょうね
>モトクンさん (☆らむ☆ことericmieko)
2007-09-28 15:39:43
昔の同級生って、会ってすぐその時代に戻れる
ところがいいですよね。

告別式では、それこそ同級生が親族代表として
とても立派に挨拶をしていました。
涙がこぼれました。

高校時代は同じ制服を着て同じ教室に毎日通って
いたのが、卒業してそれぞれの道を歩み、今は皆
まったく違った環境にいるわけだけど、その原点は
あそこだったんだなぁと思わせられます。