トルコエーゲ海のエフェシアンホテル日記

エーゲ海沿岸の港街、クシャダスのEphesian Hotel Guesthouse での日常生活日記

トルコ人のあっつ~い愛国心

2014-11-08 13:46:20 | トルコってこんなとこ
めるはば~。

先日10月29日はトルコの共和国制定記念日、いわゆる建国記念日だったんですが、こういうイベントを通してトルコ人がいかにトルコ人としての誇りを大切にしてるかってことを知ることができます。

ってぐらい大盛り上がりなお祭り騒ぎ。
ちょっとばかり時間が経ってしまいましたが前回ブログで様子をアップしますーと予告したので、どんなだったか紹介したいと思います~。

朝からクシャダスの海沿い広場にて式典。行列になってるのは、式典の後の行進に参加するための列であります。
小学生、中学生による伝統ダンスの披露(ホテルの仕事を済ませてから駆けつけましたが終わった後でした)や国歌斉唱(というよか大合唱)、アタトゥルク(トルコの初代大統領でトルコ近代化の父。トルコ人はこのお方を崇拝してます。)の詩を歌にしたやつをこれまた大人も子どもも大合唱。これには間に合いました。

クシャダス市ブラスバンド部による演奏でみんな元気にマーチングマーチ。

午前の部はこれにて終了。夜にまた大掛かりな行進があるそうなので一先ず解散ということで、チャイをしばきにチャイハウスのニシャンタシへ。

ここは表に遊具を置いてくれてるから子連れでもゆっくりチャイしばけるんで最近のお気に入り。
ま、こんなちっこいので満足するようなチビ怪獣ではないので、すぐ飽きていつもの大きい公園に行く~って言い出すんだけどね。ないよりマシ。

夜7時、行進する海沿い通りに出てみるとちょうど始まったところでした。

片側車線が車両通行止めになり市民はぎゅうぎゅう押し合いへし合い行進してます。子どもからお年寄りまで手には国旗やアタトゥルクの旗。大声でなんか叫んだり歌を歌ったり大騒ぎ。

馬車も何台も出ていて、乗っていた市の職員だかお偉いさんが「ハディ!ブユルン!(ほれ!どうぞ!)」と私に国旗を渡してきたのでありがたく頂きふりふり行進しました。

このぎゅうぎゅうな行進、だいたい2キロぐらい。

松明を持ったグループの後ろには消防車、救急車、パトカーがこれでもかっちゅうほどサイレン鳴らしまくり。その後ろはどうやって選ばれたか知らないけど車とバイクに乗った市民のグループがブーブーパラリラとクラクション鳴らしまくり。どう見ても暴走族。トルコ人てほんと大音量が大好きだわ…。こっちは鼓膜やぶけそうになりながら見物。笑

色んなスポーツクラブやダンスクラブ、会社などが団体で参加してました。チエミさーん!て呼ばれてビックリして振り向くと数少ないクシャダス在住日本人のリカちゃんでした。リカちゃんは所属しているダンスグループと行進してました。久々の再会にテンション上がる。


さあブラスバンドの待ち構える広場前です。
特大国旗到着。

そしてアタトゥルクの特大旗到着。


各グループごとに止まって球技やダンス、アクロバットなどの演技を披露。


こちらはブラスバンドと一緒にラッパ吹いてますね。

本当はコンサートが予定されていましたが、ソマの炭鉱事故に続き、カラマン県でも事故が発生。18名の労働者が地下に閉じ込められているという悲惨な状況から中止となりました。
事故から既に10日以上経ち、労働者の生還は絶望という状況ですが、一刻も早く家族の元に帰れるよう祈るばかりです。

アンカラなどの大都市ではもっと盛大に行われたそうですよ。

ほんと、こういう行事は思いっきり楽しみますねトルコ人。

帰り道、チビが寄り道したいって言い出したら長くなるのでそそくさと帰ろうとするも、まずここで立ち止まり、

お仕事頑張った馬車馬にお疲れ様言いまして、

公園を避けて通れずしばらく遊んでから無事に帰宅いたしました。

こういうイベントの度に思いますが、トルコ人の国を愛する気持ちやトルコという国を愛する人々を大切にする姿勢は本当に素晴らしいです。
翌日、ずっと雨模様だったのが綺麗に晴れたので久々にレディースビーチへ。

つい最近まで足の踏み場もないほどの海水浴客がいたとは思えない静けさ。贅沢です。

でも、

ご覧ください。
まーだしつこくビキニでごろつき泳いでる人達がちらほら!

スカンジナビアの方の人達はぜーんぜん寒くないんだって。どんな皮膚と心臓してんだ。

シーズンが終わって冬季休業に入った店も増え寂しくなりつつありますが、こんな感じにクシャダスはゆったりと平和な時間が流れております。

遺跡巡りなんかは今の季節が一番いいかもしれませんね。


とかのんびり考えてたらチャナッカレからお義母さんがお友達夫婦を連れてまたまた泊まりに来たので(もちろん直前告知)ドタバタな日常に舞い戻り~。

今度は久々にトルコの家庭料理ネタが書けそうです。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MK)
2014-11-09 13:30:12
ケマル パシャがいなければ国が崩壊してトルコが植民地になる際でしたから、トルコ人の愛国心にはいつも感動してます。トルコで国歌斉唱にも何回も立ち会いましたが、熱狂的ですね。日本では国歌や国旗に異議を唱える輩がいますが、日本以外ではただでは済まない事件になりますね。大体に女性、子供、外国人にも優しいし、おおらかなトルコが好きです。日本にはないい点も沢山ありますね。可愛いマノちゃんの写真をいつも有難うございます。来夏会いたいで~す!^-^
返信する
MKさん (チエミ)
2014-11-13 06:47:16
トルコ人の愛国心は以前から目の当たりにする機会が多かったので移住する前からだいたいこんな感じかなーと思ってましたが、こちらに来てこの様なイベントに参加した時に鳥肌が立つほどの盛り上がりを肌で感じ、感動したのをよく思い出します。
アタトゥルクさんは国を率いるリーダーとして非の打ち所がない完璧な方だったことが伺えますね。
先日はアタトゥルクの命日だったので国民全員黙祷を捧げました。

来夏、ぜひお目にかかりたいです。まの、遊んでもらったらすっごく喜ぶだろうな~!
返信する

コメントを投稿