25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

全体主義

2019年06月26日 | 社会・経済・政治
トランプ大統領が私的な会話で、どうしてアメリカが中国や日本の船を守らなければならないんだ。安保条約破棄をしてもいいんじゃないか、と語っていたようだ。
 良いチャンスが来たじゃないか。同盟を破棄し、中立国となるチャンスをトランプ大統領がくれるんなら喜んだほうがよいと思う。アメリカに付き合って戦争にいくこともない。どの国とも戦争しないと誓った日本だ。
 彼は、もっと金を出せ、もっと応援しろ、というメッセージを言いたいのかもしれない。言質を逆手にとれないものか。
 トランプ大統領の頭は自分達で製造業を低賃金の中国などに移しておいて、アメリカは貿易で損をしているという思いに取りつかれているようだ。オバマ前大統領は世界の警察をやめると言い、覇権主義から撤退しようとしているところで、トランプ大統領が出てきて、アメリカファーストと言って、保護主義に走り、貿易戦争を行い、気に入らない核合意からは離脱し、イランと緊張状態にある。ファーエイを閉め出すのは覇権主義が止められないからだと思わざるを得ない。保護主義にして、覇権主義、矛盾しているが彼の中では整然としているのだろう

 ドイツで嫌な、不気味な事件が続いている。移民に寛容な市長が頭を撃ち抜かれて死んだ。ニュースによるとネオナチのメンバーによる市長狙いの犯行が続いているらしい。このようなこと許す風潮があると世の中は一気に全体主義化する。戦前の2.26事件によるテロあたりからじわじわと全体主義国家となり、軍部がついには政権をとってしまった。人々は戦争反対も言えなくなった。
 二度とそんな社会にしてはならない。


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