デリバティブ、リバレッジ、損失を海外に飛ばす、仕組預金や仕組債 わからない金融用語が飛び交ってくる「不発弾」という Wowow のテレビドラマのDVDを見た。金融コンサルタントを演じる椎名桔平、その恋人に原田知世、不正を感じ取り椎名を追いつめる黒木メイサ役の警視庁管理官。
東芝を想定したようなドラマだった。金融コンサルタントは大手の企業から信頼され、重宝されていた。金融工学の生み出したものなのだろう。相場英雄の小説『不発弾』(新潮文庫刊)が原作だからこの小説を読めば、もっとなまなましく金融用語がわかるのかもしれない。ネットで検索もしてみたが、ぼくの頭ではわかりにくい。想像しにくい。
いつもお金というのは不思議なものだと感じている。仮に1億円の借金をAが抱えている。これは1億円の債務で返さなければならないものだ。逆に銀行は債権者で、このお金を撮り返したいはずだ。ところが債務者にはお金がない。債務者は一向に借金は減らない。利息も積もっていき、ますます返せる可能性は低くなってゆく。銀行の帳簿にも、この取り立て不能な厄介な数字が残っている。この不都合な数字を帳簿から消してしまいたい。
債権回収会社の5%でこの債権を売ってしまおう。他の不良債権とも一緒に売ってしまう。そうすることで銀行は帳簿からこの不良債権を消すことができる。5%でいくつもの債権を買った債権回収会社は、その中でひとつかふたつ担保のあるものでもあれば、その担保の不動産が化けるかもしれない。もしかしたらその土地を欲しい人がいるかもしれない。高速道路に必要となるかもしれない。
債権回収会社はAにも返済を迫ってくる。Aは債権回収会社が5%で買っていることを知っていれば、50万円で借金の買い取りを交渉できるはずだ。それでもそのAの債権が回収されない場合、次の債権回収会社に売られる、やはりこれも5%だとする。すると、2万5千円が5%の額である。
このようなことくらいはわかる。だから日本では借金があるからと言って「一家心中」などする必要はないし、憲法では「生存権」も定められている。借金を払えなくなったら死になさい、とは書いてない。
デリバティブ、リバレッジ、損失を海外に飛ばす、仕組預金や仕組債。これらが具体的にどのようなものであるか知りたい。知りたいのはドラマ会話でわからないことが出てくるとイライラするからである。
ぼくはこの金融商品とは一切関係ないし、興味もない。
ドラマの主人公は貧しい炭鉱町で育ち東京の証券会社に入った。ある出来事を機に欲深い人間たちへの復讐を始め、証券業界ひいては経済界の影の立役者にのし上がっていく。このドラマは面白かったのだが、最後の原田知世の裏切り行動がわかりにくい。
東芝を想定したようなドラマだった。金融コンサルタントは大手の企業から信頼され、重宝されていた。金融工学の生み出したものなのだろう。相場英雄の小説『不発弾』(新潮文庫刊)が原作だからこの小説を読めば、もっとなまなましく金融用語がわかるのかもしれない。ネットで検索もしてみたが、ぼくの頭ではわかりにくい。想像しにくい。
いつもお金というのは不思議なものだと感じている。仮に1億円の借金をAが抱えている。これは1億円の債務で返さなければならないものだ。逆に銀行は債権者で、このお金を撮り返したいはずだ。ところが債務者にはお金がない。債務者は一向に借金は減らない。利息も積もっていき、ますます返せる可能性は低くなってゆく。銀行の帳簿にも、この取り立て不能な厄介な数字が残っている。この不都合な数字を帳簿から消してしまいたい。
債権回収会社の5%でこの債権を売ってしまおう。他の不良債権とも一緒に売ってしまう。そうすることで銀行は帳簿からこの不良債権を消すことができる。5%でいくつもの債権を買った債権回収会社は、その中でひとつかふたつ担保のあるものでもあれば、その担保の不動産が化けるかもしれない。もしかしたらその土地を欲しい人がいるかもしれない。高速道路に必要となるかもしれない。
債権回収会社はAにも返済を迫ってくる。Aは債権回収会社が5%で買っていることを知っていれば、50万円で借金の買い取りを交渉できるはずだ。それでもそのAの債権が回収されない場合、次の債権回収会社に売られる、やはりこれも5%だとする。すると、2万5千円が5%の額である。
このようなことくらいはわかる。だから日本では借金があるからと言って「一家心中」などする必要はないし、憲法では「生存権」も定められている。借金を払えなくなったら死になさい、とは書いてない。
デリバティブ、リバレッジ、損失を海外に飛ばす、仕組預金や仕組債。これらが具体的にどのようなものであるか知りたい。知りたいのはドラマ会話でわからないことが出てくるとイライラするからである。
ぼくはこの金融商品とは一切関係ないし、興味もない。
ドラマの主人公は貧しい炭鉱町で育ち東京の証券会社に入った。ある出来事を機に欲深い人間たちへの復讐を始め、証券業界ひいては経済界の影の立役者にのし上がっていく。このドラマは面白かったのだが、最後の原田知世の裏切り行動がわかりにくい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます