25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

都民ファーストの会の危機

2017年07月03日 | 社会・経済・政治

 三船十段の you -tube での柔道の演武をみていると、小さな、細身の三船が大柄の有段者を次々とたおしていく。ぉれは本当のことだろうか。

 73kg級の大野将平はオリンピックで金メダルをとったが、なにか腑に落ちないところがあって、無差別級の大会に、組んでの真っ向勝負で挑みたいのである。彼の体脂肪率は4、5%。筋肉量は半端ではない。

 かれのトレーニングもすごいが、大会では巨大な体の相手に負けるのである。内股も、大外刈も、背負い投げも潰されるのである。不思議に思う。あの三船十段の動画はやらせなのか。柔よく剛を制すというのは本当のことなのか。三船のようにあれだけポンポンと巨漢を投げているなかに大野がいればどうなるのか。

 NHKのアスリートの魂をみていて、柔道が変質してしまったのか、やはり相手に勝つには大きな体と運動神経と気骨が必要で、大きな体、筋肉は絶対のように思えてくる。

 今の柔道に三船十段がやってもかなわないような気がするのだが、どうだろうか。

 そんな番組を都議選の結果情報のあと見た。

 自民党の都議会は惨敗であった。小池登庁の不寛容な対応が最後まで影響した。

 すると翌日、小池都知事が「都民ファーストの会」の代表を辞任すると言った。二元代表制が理由らしい。この会の元代表で、再び代表に戻る野田数 はかねてから、

 明治憲法への復帰論者である。日本維新の会に所属していた。日本維新の会は石原慎太郎の「太陽の党」と合併して、勢いを失い、現在は松井大阪府知事が代表を務め、盛とも学園の小学校を認可しておきながら、形勢が危うくなると梯子を外したつまらない男である。野田数は尖閣列島にも船で乗り込んだ。国民主権よりも天皇主権を唱える極右であり、元生長の家原理主義者や安倍政権に最も近い考えをもつ。僕から言わせればアナクロである。小池都知事が一番信頼しているのだろうが、うまく自民党が今の危機を乗り越えれば、安倍政権と提携するのではないと憶測してしまう。

 「都民ファーストの会」の勢いは地方政治にだけに透明化、情報公開、談合、利権団体を優遇ではなく公平性を保ってくれればよく、あとは保育園の待機児童問題や無電柱化に取り組んでくれたらいいのであるが、この会の次の代表を決めるには、新議員や党員などの選挙によって決めるべきではないかったか、と思う。すでに「都民ファーストの会」は私物化できる存在ではない。なんと小池は下手をうったことだろう。今後、この野田数が大きなトラブルメーカーになるのではないかと思う。

 

 



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