25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

大学受験英語

2019年11月04日 | 社会・経済・政治
 文部科学省が英語の民間試験の登用を5年延期した。英語の苦手な日本列島人はまだまだ英語苦手が続くことになる。日本人は外国語がなかなかできない。世界でも最も難しいと思われる日本語を操るのだから、もうこれでええわい、と思っているのかもしれない。
 たぶん、この5年の延期がその後大きなものだったという日が来るとぼくは思っている。政府も、日本列島人の英語力、特にリスニングとスピーキング力を危惧して、重い腰を上げたのだった。それで民間試験を使うと宣言した。
 ぼくらは普通、2社か3社かの民間試験で、その中から選べばよいのだろうと思っていた。英検なら、新宮が会場で、尾鷲から1時間前20分ほどである。英検側も、尾鷲でも熊野でも高等学校があるところでは試験を受けられるようにすることだろう。英検以外にトッフルがあるが他に4社が名乗りをあげ、その民間会社に政治家がそれぞれ付いていると言う。これまで民間試験などしたこともなかったベネッセなど入っている。当然政治家もくっついている。なぜなら受験料は利権だからだ。6社もあれば受験生は何を選べばよいのかわからなくなる。受験料も、試験会場もてんでバラバラである。不公平感が増長された。このような具合で、萩生田大臣の失言が5年の延期となった。
 日本列島人は英語ができないとにっちもさっちもいかなくなる。英語圏の支配を受けずにおられるのならそれでもよい。英語を利用せずして、もはや日本は多くのことができない。今回Google の深いところを触ってみてそう思った。
 世界共通語になった英語を甘く考えてはいけない。仕事ができなくなってくる。
 人材派遣会社に棲みついた竹中平蔵のように、各民間試験会社に棲みつく政治家が出てくることで、日本はさらに遅れる。日本語もできないのに、英語とは、などと言っている悠長さはないのだ。言語など、2つや3つできるのが普通のことになりつつあるのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿