25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

命懸けの人気者

2018年07月30日 | 音楽
芸能人の借金話。
 加山雄三、小林旭、さだまさしと思い浮かぶが橋幸夫も借金が17億円あったと打ち明け話をテレビでしていた。75歳になって再婚したことも言っていた。どうやら彼は企画マンのようで、次から次へとアイデアがでてくるらしい。それでも16歳のときの大ヒットが今の橋幸夫をつくり、それ以上のアイデアは浮かんでも商品「橋幸夫」には負けるようだ。新曲デュエットソングまで出したというのだから、引退などは考えてもいないのだろう。
 すごかった話は、彼が21歳の時、ステージで歌を歌っていたら、暴漢が日本刀をもって襲ってきた。第一の縦の太刀を躱し、第二の横太刀を防ぎきれず、肘を切られ、逃げながら、第三の縦の太刀を背中に受けて、最後の留めの太刀を手の平でとったのだそうだ。暴漢はそれでもゴリゴリと刃を回したようで、その傷跡と指の歪みが今も残っていた。

 そう言えば美空ひばりも硫酸をかけられたことがあった。昔は危なかったのか。呑気だったのか。
 当時の人気者は命懸けだったようだ。
 矢沢永吉、井上陽水、サザンオールスターズ、中島みゆき、松任谷由美と、彼ら彼女らは客を呼べる大物歌手だがそんな話を聞いたことがない。
 橋幸夫が、
「もう人生百歳時代ですよ。だからね、高齢者を使った番組があったらいいなあって」
「どんなのですか」
「ええとね、おじいちゃんが出て来て5分間説教するとかね。おじいちゃん用グッズを紹介するとかね」
すると、隣の女性が「おじいちゃんローションなんかどうですか」
「それ、いいね」
などとこれからの夢を語っていた。

 橋幸夫も舟木一夫も支えてくれているのはその同じ世代の人達だ。今一番人口が多いのではないか。
 ヒットを飛ばした歌手というのはいいものだ。ずっと人の記憶にあり、いつでも懐かしがってくれる。

 NHKの1時5分からのトーク番組(題名を忘れた)をついずっと見てしまった。75歳になってから離婚、再婚かあ。橋幸夫もやるもんだね。


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