25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

チャラ男

2018年04月20日 | 社会・経済・政治
 新潟県米山隆一知事は潔く辞任した。今日週刊文春を読んでみたが、知事だけが一方的に悪いのではない。彼のことをお客さん思っていた有名大学A子(大学名と名前を出してほしかったが)や元彼にばらしてしまうはめになったB子も大学生としてはやっていることの見識がない。よい金づるだったのだ。知事は独身で、緊張が続く公務の中で、息抜きしたかったように思える。そしてその相手を女性に求めていたのだろう。
 さっさと辞めた決意は評価できるというものだ。で、その女子学生については週刊文春はどうするのか。お金を払ってその寝たらをもらうようなら、文春もひどいものである。女性についても批判はされなければならない。知事は暴行したわけではない。互いの合意の上で、謝礼めいたお金をわたしたのだった。
 一方で、福田財務事務次官は一般人の男と比べても質が悪い。自分で誘っておいて、女性記者が本題に入ってくると、おちゃらけて卑猥な言葉でかわし、それを楽しんでいるかのように見える。超エリートかなんてわからないが、別の世界では幼稚な男である。しかも往生際が悪いときている。
 加えて麻生財務大臣の意識と見識の低さにもあきれはてる。
他者の状況を思いやる頭脳がない。記者を男だけにしたらいいんだ、という発言もバカだと思う。

 工業社会の先端をいっていた日本がグーグルやアマゾン、フェイスブック、などを生み出せなかったのはなぜかといえば、多くの分野でのリーダーがインターネットが及ぼす社会を予見できなかったからだ。政治家しかり、民間企業しかりで、国民は相変わらず自民党に政権を委ねてしまう始末である。現在、第四次産業革命が勃興している。現政策をみていると、これにも取り残されそうである。
 トヨタが生き残っていけるか、ということも不透明である。
 経済社会が移り変わって行く中で、官僚のセクハラ、官僚の記録隠し、改竄、かばいだて、見えぬ者からの指令によるそんたく、そんなことばかりがテレビニュースを占めている。
 自衛隊の派遣によって、自衛隊員がどれほど多く自殺をでぃているか、どういうことは論じられない。
 いい加減、間抜け顔した福田という男の顔も見たくない。それ以上に、奇妙に気取って帽子を被った麻生の姿も気に入らない。
 「柘榴坂の仇討ち」という映画をみたが、仇討ちする方もされる方も、そのこころはチャラ男ではない。こんな男になりたいとも思うが、ぼくは福田や麻生に比べてまだましな方であると、我ながら思っている。
 


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