25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

時代遅れ

2018年01月18日 | 日記
 今日は若い弁護士と会った。36歳だという。タブレットパソコンを横に置いていた。こちらの質問に手際よく、答える。いちいち本を出したり、判例集などを探さない。わからない資料があればネットから取り出してくる。
 このような弁護士なら、なにもか早いだろうと思う。パソコンのできない弁護士なら、写真を送るにも、資料を送るのも郵便か宅急便であり、打合せもテレビ電話といかない。いちいち弁護士事務所まで行かなければならない。
 たいへん好印象を持った。
 弁護士の活動も、現在ではパソコンができるかどうかで左右される。弁護士事務所に電話して「おたく、パソコンできますか」と聞くわけにもいかず、看板に「パソコンできます」と書いてあるはずもない。「時代遅れ」というのはこういう高度な職業にも及ぶのである。
 ここ30年で仕事のやり方が様変わりした。「時代遅れ」を良しとする人もいる。しかしそれはプライベートなことで拘ればいい。例えば、議員で手書き原稿を議会事務局に持ち込み、事務局員にパソコンで打たせるなんていうのは、全くダメだと思う。


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