25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

照葉樹林地域

2017年04月17日 | 日記

 もうすぐ青葉の季節がやってくる。山はモクモクと緑の雲のように萌え始める。家の木蓮は今黄緑色の葉に変わり、ハナミズキも緑の葉の上に白い花が浮かぶのはもうすぐだ。この季節が待ち遠しく、今年も楯ゲ崎を歩こうと思っている。照葉樹林の森林浴である。元気が出てくる。そして、いつも樹木お名前を知りたいと思うが、この2、3年で多少は知るようになった。写真図鑑のおかげである。

 東京の駒込にある六義園では、すべての樹木に名札があった。これには喜んだ。旧古河邸ではすべての薔薇に名前と写真がそばについていた。気が利く人たちがいるもだ。楯ゲ崎の周遊歩道コースでは一部、名札がある。ある時期に実行したのだろう。それがほんの一部で終わってしまった感がある。全部までいかなかったのだろう。残念なことだ。

 照葉樹林がこの地域の自然原生林であり、決して杉や桧ではない。これらの人工植林は花粉を撒き散らし、人々に花粉症で悩ませる。集団賠償訴訟をしてもよさそうなものだが、日本人はおとなしい。ここ三十年で森林の様子もずいぶん変わったように思う。桧を伐採したあとの山をみていると、自然に照葉樹が生えてきている。あえて植林しているのか、自然に、そうなっているのかわからないが、好ましいことだ。

 人工植林の山々を見て、若いエコロジカルな音楽グループが、「こんな素敵な森林の中で演奏ができるなんて、大変嬉しいことです」などと言っていて、苦笑いしたことがあった。

 川から海に注ぐ水は豊穣な海を作りだす。桧のような細菌を殺すような樹木の山をながれるような川では河口に魚は集まらない。

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