日経ビジネス(8/26号)で「女性昇進バブル」というタイトルの特集を組んでいました。私のブログでも、このテーマは時々書いていますが(直近は8月19日)、大変、興味深く読みました。
1986年に男女雇用機会均等法が施行されてから27年経ちますが、結局のところ、日本企業の未解決課題として残り、これぞという秘策も未だない、というのが同誌の結論でした。
同記事は、様々な角度から書かれていて、なるほど、と思えることが多かったですが、今日は、中でも、私が最も共感を覚えた、DeNA創業者の南場智子氏の言葉を引用させていただきます。
・現政権の方針で示されている「20・30」(2020年までに指導的地位に占める女性比率を30%にする)は、企業の根幹でもある人事に国が介入するのはおかしい。企業も、短絡的に数値目標を掲げたりするべきではない。
・女性を優先的に昇進させる取組は、本当に頑張っている女性に対して失礼である。
全く同感です。あくまでも適材適所で、企業の力を最大限高めるための人事であってほしいと思います。
・女性が育児休暇を取得すると出世が遅れる懸念があると言われているが、1年休めば1年分のハンディがあるのは当然。1年休んだのに「出世が1年遅れるのは耐えがたい」と主張するのはお門違いで、休まずに頑張っている人が報われない。
・大切なのは、1年分を取り戻した後で、他の人と同じようにチャンスが与えられること。
子育てしながら働き続ける環境を作ることは、企業として当然取り組むべきことだと思いますが、評価や昇進はあくまでも、その人のパフォーマンスに照らして行うべきである、と私は思います。
1年休んでパフォーマンスが変わらない、或いは、下がったにもかかわらず、昇進させるなどという人事は、周囲のモチベーションを著しく下げることになると思います。
1986年に男女雇用機会均等法が施行されてから27年経ちますが、結局のところ、日本企業の未解決課題として残り、これぞという秘策も未だない、というのが同誌の結論でした。
同記事は、様々な角度から書かれていて、なるほど、と思えることが多かったですが、今日は、中でも、私が最も共感を覚えた、DeNA創業者の南場智子氏の言葉を引用させていただきます。
・現政権の方針で示されている「20・30」(2020年までに指導的地位に占める女性比率を30%にする)は、企業の根幹でもある人事に国が介入するのはおかしい。企業も、短絡的に数値目標を掲げたりするべきではない。
・女性を優先的に昇進させる取組は、本当に頑張っている女性に対して失礼である。
全く同感です。あくまでも適材適所で、企業の力を最大限高めるための人事であってほしいと思います。
・女性が育児休暇を取得すると出世が遅れる懸念があると言われているが、1年休めば1年分のハンディがあるのは当然。1年休んだのに「出世が1年遅れるのは耐えがたい」と主張するのはお門違いで、休まずに頑張っている人が報われない。
・大切なのは、1年分を取り戻した後で、他の人と同じようにチャンスが与えられること。
子育てしながら働き続ける環境を作ることは、企業として当然取り組むべきことだと思いますが、評価や昇進はあくまでも、その人のパフォーマンスに照らして行うべきである、と私は思います。
1年休んでパフォーマンスが変わらない、或いは、下がったにもかかわらず、昇進させるなどという人事は、周囲のモチベーションを著しく下げることになると思います。