エンライト株式会社|林朋子のESノート 

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部下から上司へのパワハラ

2018年03月08日 | パワハラ・セクハラ
パワハラというと上司から部下に行われるケースが多いですが、今回は部下から上司へのパワハラの事例をご紹介します。

・遅刻を叱責されたり、ミスを指摘されたら、パワハラだと言って人事に通報するぞと脅す。
・部下たちが結託して上司を無視する。
・直属の上司の指示より、他部署の役職者の指示を優先する。
・上司から指示されたことをわざと無視して、自分勝手な仕事をする。
・得意先からの連絡をわざと取り次がない。上司が不在時に受けた連絡の伝言を伝えない。
・部下が上司に対して「こんな簡単な仕事もできないんですか」「そんなことでよく上司としてやっていますね」等と誹謗中傷する。
・上司の身体的特徴を馬鹿にする。
・社内に中傷ビラをまく。
・お湯のようなコーヒーをわざと出す。等

管理職は嫌がらせを受けていても、それを訴えにくいため、上司がうつ病を発症して初めて表面化するケースもあります。

また、パワハラと言われることを恐れて、指導ができない管理職が増えていますが、まずは部下に対する指示内容を明確にした上で、部下を指導することが管理職には求められます。それでも上司の指示に部下が従わない場合は、何に対して従わなかったのかを記録に残し、人事に報告して、然るべき対応を行うべきです。
管理職の指示を聞かない部下は服務規律違反で、処分の対象となりえます。

仕事ができる部下には管理職が厳しいことを言えずにいるケースを時々見かけますが、
いくら仕事ができても「勘違いした部下」は甘やかすべきではないと考えます。