「なぜ、女性のリーダーは少ないのか」というテーマについて、フェイスブック社のCOO(最高執行責任者)シェリル・サンドバーグという女性の取締役が話していたことの引用です (スーパー・プレゼンテーションというNHKの番組です)。
企業内制度の話ではなく、職場に留まりたいと考えている女性が、個々人で出来ること、について彼女は3つの事を言っていました。
ともすると制度を整えることばかりに目がいきがちですが(もちろんこれも大事)、働き続けたいと考える女性自身の意識や行動の有り方について、大変、共感を覚える内容でした。
1.自分自身を大切にして、ちゃんとテーブルについて交渉すること
「女性は男性に比べて自分の能力を低く見積もる」というデータがある。最初から“自分は補助です”みたいな心構えでは出世はできない。
2.夫と対等になること(夫を本当のパートナーにする)
共稼ぎで子供がいる場合、「女性は男性に比べて、2倍の家事を行い、男
性の3倍の育児をしている」というデータがある。
家庭内の仕事(家事・育児)こそが世界でもっとも大変な仕事なのだから、夫婦が本当のパートナーとして協力し合うことが大切。
3.仕事を辞めるまではアクセルを踏み続けること
結婚して子供を持ちたいと考え始めた瞬間から、多くの女性は家事や育児の時間をどうやって確保するかを考え始め、出世を望むこともしないし新しいプロジェクトに手を挙げることもしなくなり、気が抜ける。
結婚する前から、いつか結婚する日のことを考えて無意識にアクセルを緩めている女性も多い。早すぎる段階で決断してはいけない。
職場を離れようと決断するその時まで、絶対にアクセルを緩めてはいけない。