報道によると、カネボウの美白化粧品問題は、未だに終息する気配はなく、同社には問合せが絶えないようです。
「なぜもっと早く、問題を把握できなかったのか」と、結果論からみて外野が言うことは簡単ですが、この問題は、企業のお客様相談室に寄せられる顧客の声に対する、企業全体の意識が、問題の根底にあると思っています。
カネボウは、花王の顧客対応システムを導入しているそうです。これは、私も、実際に見せていただいたことがありますが、顧客の声を企業活動に活かすためのシステムとしては、これ以上の素晴らしいシステムはないのではないかと思うくらい、良くできているものでした。
私に色々教えてくださった、当時の花王のお客様相談室長は「我が社は、お客様の声に耳を傾けるためのシステムだけでなく、少数のお客様の声にも徹底的に向かい合うという社風があるんです。」と、お話されていました。
今回のカネボウの美白化粧品問題は、花王の優れたシステムは導入していたが、「件数としては少ないが、お客様相談室に寄せられた顧客の声に、どう向き合うか」という、社風の違いが表れた結果ではないかと思います。
これを、ES(Employee Satisfaction)に置き換えてみると、会社の中で発生する「従業員の声」にも全く同じことが言えると思います。
まずは、従業員が、不満や不安を、言いやすくしてあげることが重要です。
匿名のES調査等に加え、いつでも、安心して不満や不安を話せる場所を作ってあげる環境整備は、いざという時に駆け込める場所があるというだけでも従業員にとっては安心材料になります。
これは、お客様相談室、にあたるものです。
しかし、お客様相談室に相当する環境だけ作っても、そこに寄せられる従業員の声を、企業として、どう向き合っていくのか、が、その企業の社風になっていくのだと思います。
特に、耳の痛い声が上がってきた時、それを少数意見だからと握りつぶしてしまう会社と、耳を傾け続けて、必要であればきとんと手を当てている会社とでは、明らかに社内の空気が違います。
「なぜもっと早く、問題を把握できなかったのか」と、結果論からみて外野が言うことは簡単ですが、この問題は、企業のお客様相談室に寄せられる顧客の声に対する、企業全体の意識が、問題の根底にあると思っています。
カネボウは、花王の顧客対応システムを導入しているそうです。これは、私も、実際に見せていただいたことがありますが、顧客の声を企業活動に活かすためのシステムとしては、これ以上の素晴らしいシステムはないのではないかと思うくらい、良くできているものでした。
私に色々教えてくださった、当時の花王のお客様相談室長は「我が社は、お客様の声に耳を傾けるためのシステムだけでなく、少数のお客様の声にも徹底的に向かい合うという社風があるんです。」と、お話されていました。
今回のカネボウの美白化粧品問題は、花王の優れたシステムは導入していたが、「件数としては少ないが、お客様相談室に寄せられた顧客の声に、どう向き合うか」という、社風の違いが表れた結果ではないかと思います。
これを、ES(Employee Satisfaction)に置き換えてみると、会社の中で発生する「従業員の声」にも全く同じことが言えると思います。
まずは、従業員が、不満や不安を、言いやすくしてあげることが重要です。
匿名のES調査等に加え、いつでも、安心して不満や不安を話せる場所を作ってあげる環境整備は、いざという時に駆け込める場所があるというだけでも従業員にとっては安心材料になります。
これは、お客様相談室、にあたるものです。
しかし、お客様相談室に相当する環境だけ作っても、そこに寄せられる従業員の声を、企業として、どう向き合っていくのか、が、その企業の社風になっていくのだと思います。
特に、耳の痛い声が上がってきた時、それを少数意見だからと握りつぶしてしまう会社と、耳を傾け続けて、必要であればきとんと手を当てている会社とでは、明らかに社内の空気が違います。