エンライト株式会社|林朋子のESノート 

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パワハラ~危険を伴う職場

2013年05月27日 | パワハラ・セクハラ
自分はパワハラをされているのではないか、とか、上司として言ってはいけない言葉を教えて欲しい、というご相談を時々うけます。

パワハラかどうか、の判断基準は「本来業務の範疇を超えているかどうか」「人格権を侵害しているかどうか」の2つが大きな基準です。

例えば、危険物を取り扱う工場や、医療現場のように、安全の確保が管理者の最大責務である職場では、部下が、安全上問題のある行動をとっていれば、大声で怒鳴ることも必要ですし、その瞬間、相手を突き飛ばすようなことも必要かもしれません。強制力を使ってでも行動を改めさせる必要があるからです。
本来業務を安全に遂行する上で必要なことであれば、怒鳴っただけでパワハラとは一概には言えないです。

一方で、このように、危険を伴う職場で気を付けないといけないのは、管理者の認識が、いつの間にか「自分は何を言っても許される」という誤った認識になってしまうことです。、安全管理とは直接関係のないような場面でも、上司が部下に怒鳴り散らしている、ということが起きます。
こうなってくると、パワハラの可能性が高まります。

また、危険を伴う職場では、その道の専門分野では第一人者だという評価を受けていたり、有能だと評価されている人が、組織の中で絶対的な影響力を持つことは良くあります。
専門分野での有能さと、部下へのコミュニケーションの取り方の上手下手とは異なるものですが、外からみれば、異常な言動をしていても、誰にも批判されることもなく、組織に悪影響を及ぼしているようなケースもあります。

管理者は、自分の言動が「本来業務の範疇を超えていないか」「人格権を侵害していないか」を、常に、振り返ってみる必要があります。

2 コメント

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私のところはどうでした? (田中 聡)
2013-05-27 08:21:28
おはようございます。先日父上の件で私の所へいらっしゃいました。ご来院ありがとうございます。
ところで 主観的でも客観的でもいいのですが
私の職場はプロの目からいかがでしょうか?
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Unknown (林 朋子)
2013-05-27 11:49:56
田中院長、先日は大変お世話になりました。
先生の的確な診断のお蔭で、あれから父はすっかり元気になりました。
ありがとうございました

田中先生の職場についてどう思ったか?とのことですが、
患者の立場から申し上げれば、受付のスタッフの方も、看護師の方も、みなさん、明るく親切にご対応いただきました
しかし、何分、患者の付き添いで少し滞在しただけで、その職場について云々、、、とは、とても申し上げられません。

職場の内部の問題は、外部からチラッと見ただけではわからないのが常です。
サービス業などの、例えば接客に関する問題は、顧客として利用すれば、いろいろ思うことはありますが、ESの分野は、職員の声をお伺いすることなくして、現状の課題を把握することはできません。

何かお困りのことがあれば、お気軽にご連絡ください(*^^*)
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