私はアメリカに住んでいたので、当然のこと女性専用車両が導入された経緯を知りません。帰国の時にそれを知って、行き過ぎじゃないの？と思いました。だって、これはまるで、通勤電車を利用する男性＝痴漢と言っている様な感じじゃないですか。それでその車両に乗っちゃいけないはずのおじさんが乗ってきたときの気まずさとか、逆にその時間が切れる直前ぐらいから「もう良いんだろ？」って感じで堂々と乗ってくるおじさんとか（お兄さんもいるけど）、どっちにしても不要な居心地の悪さを与えてくれます。
それに加えて、女性だけの車両ってなんかアマゾネスか大奥的で薄気味悪く、１〜２回あえて乗ったことはあったものの、ほとんどそういう車両を外します。なぜって、女性専用車ってのは、女性の優しさじゃなくて自己チューさが丸出しだからです。前にも書きましたが、朝の超満員の日比谷線に乗ったとき（専用車ではなかったですが）、押されて３０〜４０代の女性に倒れかかったとき、彼女はネズミを崩すゲームに夢中で肘を張って自分の陣地を守っていましたが、私を押し返し睨みを利かせてきたのです。きゃー怖、っと私はほくそ笑みましたが、彼女はその後も肘を張りまくってネズミを崩すのに夢中になっていました。
それ以来朝の日比谷線はできるだけ外すことにしています。（笑）
それに女性専用車に限ったことではありませんが、車中で堂々と化粧して化けていくのを目の前で見るのも不快です。よくこれだけゴミや埃や他人のくしゃみやらが密室状態になっているところで、顔とか目に塗りたくるなと感心しますが。
平成になって日本って女性だと子供だとか「弱い立場」と言って守り始めたのは良いですが、それよりももっと弱いお年寄りをたたせて平気で隙間を開けて座っているお姉さんやおばさんの方が気になります。時にはお年寄りが子供に席を譲っていたりして、だから学生や若い人たちでも前に年配者が立っていても譲ると言うことはあまりしないですよね。だって、親がそう育てているから。
友達同士で乗ってきた時に、両脇に一つずつ開いている時は、動いて二つ開けてあげても「ありがとうございます」と言うどころか目で挨拶するとかもできない子が結構いますね。当たり前の様に座る。親の顔が見えます。
アメリカでは男性が女性の前に座っていたりして席を譲らなかったり、若者がお年寄りを立たせておいて座っていたりすると笑われます。席を譲る、そういう行為ができることが強さの象徴かもしれません。
それに一つ、この頃叱ることができない親が増えている様ですが（私はそれで不登校になる子も多いと思います）、甘やかされて育った子供は
spoiled child（当然複数形はspoiled children）と言われます。そう、腐ったこども。いえ、腐ったんじゃなくてダメにされたと言う意味ですが。恋人を甘やかすのも、自分にご褒美でフェイシャルに行くのも、spoilです。
食べ物が腐れば spoiled food。食べ物にしても人間にしても、spoilしたやつは食えません〜。
追記： 痴漢に戻って、痴漢をする男性ってのは、国民の何割なんでしょうね？フツーの感覚を持っていれば、そう簡単にはしないでしょ。私が学生時代にお会いした痴漢ジジイたちは開き直りタイプが多かったですね。こっちも戦闘態勢になってきて、ある時ムンズリその手首を握って「この手はなんじゃい！」と言わんばかりの目で睨んだらオジサン俯いたままになってしまいました。その頃は警察に突き出すなんて暇もなかったから、その１分後、これまた「ふざけんじゃねえ！」と言わんばかりに、その手を振り落としてやった時は少しはスキッとしましたが、この頃はお会いしません。（笑）
今度会ったら3年目、
"What the xxxx are you doing!!!?"
と言える準備ができているのに・・・。
