《高校演劇》 第39回近総文&第54回近畿大会〔京都大会〕【速報】

第39回近畿高等学校総合文化祭演劇部門 兼
第54回近畿高等学校演劇研究大会 の速報です

【上演5】(大阪府代表)追手門学院高等学校「林檎が照らすアタシタチのえぴっく」

2019年11月22日 18時41分47秒 | 本番後の声

11月22日(金)15:50~16:50 上演5 大阪府代表A

追手門学院高等学校 「林檎が照らすアタシタチのえぴっく」

 

上演終了後の、客席のお客様の声や、上演校へのインタビューをお届けします。

(取材は、近畿大会運営委員の「ブログ係」の高校生が担当しました)

 

 

 

【客席の声】

・心を打たれた。

・等身大の独白に感動した。確かに一人ひとりはちっぽけだけど、そこにドラマがあると思った。

・スマホの使い方、事情がわかった。

・ストップモーションの動きが綺麗。

・地区大会から観ていて、少しずつよくなっていた。

 

【上演校インタビュー】

 

Q1:本番を終えての感想

A1:この作品を何回も練習してきて、

すごく自分の中で一つの言葉に対しての実感が持てたなというのがありました。

私のモノローグの中では、お客さんだけではなく、部員だったり自分自身だったり、

そういう人たちに感謝と一緒に伝わればいいなと思っていたので、それが出来たかなと。

このメンバーで、この作品に出会えて、練習できてよかったなと思います。

 

練習している途中、皆が舞台で出ている途中袖から見ている時にもう終わっちゃうのだなと思って、

三年生の人とやるのはこれで最後なのでお互いこの作品に対して特別というか、

言葉では言い表せない感情になりました。

お客さんの心に残ればいいなと思っています。

 

やっぱり三年生は二年間やってきて一番身近な先輩ですけど憧れ、尊敬もあります。

昨日の稽古が最後だったのですが、いっぱい最後が増えてきて、

そういう所で結構今回の公演が終わってから喪失感があるので、

「やれてよかったな」というのと「終わっちゃったな」というのが同時にきています。

 

 

Q2:好きなシーン

A2:ぱっと見たら人が目まぐるしく交差して動いているだけだけど、

一人とってみたら一人一人にドラマがあって、

それがよく伝わるので、エンディングのシーンがすごく好きです。

 

 

Q3:工夫した点

A3:技術的なところで言うと、スタンバイラインがあったのですが、

そこは中の芝居を際立たせるためにあるので、

そこ(ラインの外)に存在する人たちが存在感を出してはいけないので、

やっぱりそういう所を神経質にしていたので、そこは居方とかも意識はしていました。

 

この話は全て事実なので自分たちに実感のあるもので、

だからこそどういう風に実感をのせてセリフを言ってよいのか、

どうしたら見ている人たちに伝わるのか。

ただただ自分の意見を言っても伝わらないし、

自分の実感だからこそどういう風にセリフを扱うのか皆工夫したと思います。

 

動いてセリフを言うことが多いので、

後ろを向いたりしたときにちゃんとお客さんにセリフを届けることを意識しました。

 

 

Q4:観に来てくださった方々へ

A4:この作品は、自分たちにとっては何気ない日常の一部であって、

その日常の中にちっぽけなそれぞれの悩みとかがあって、

そういうのを私たちだけではなくていろんな人が感じて、

高校生にとっては凄いわかる話だったと思うのですが、

そうではなくて大人の方にとっても、

「え、こんなん私たちの時代になかったけど」みたいな人にも、

私たちの”今”を見てもらってちっぽけなんだけど、でも、でも…みたいな感じが

少しでも伝わればいいなと思います。

作品をきっかけに、自分たちが次の一歩に進めればいいなと思うし、

観てくださった方の中の誰かがこの作品をきっかけに一歩何かに進んだり、

何かの挑戦になれば自分たちのした劇はよかったなと思えます。

ありがとうございました。


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