タレントの伊東四朗

氏は11日の午後3時から放送された文化放送のラジオ番組で、新国立競技場の建設で難しい設計案を強行することにより建設費が膨大に膨らむ問題で、「森さん

のメンツなんかは国民にとってはどうでもいい」という趣旨の発言をし、安倍

政権に疑問を呈しました。
「伊東四朗と吉田輝美の親父・熱愛」というラジオ番組のニュースパッション報道部というコーナーで言及しました。
問題となっているのは2020年のオリンピックの会場となる新国立競技場の建設で、ザハ・ハディド氏

(She looks like "ジャバ・ザ・ハット"

by スター・ウォーズ!)のデザインである「キールアーチ」

(イラストは東京新聞の電子版より)と呼ばれる巨大な2本で屋根を支える構造で建設すると、建設費が2500億円と昨年5月の段階より1000億円近く膨らむ件です。番組では、キールアーチの建設を強行すると、アーチを支える基礎の土木工事を地下深くまで実施する必要があり、地下には都営大江戸線が走っているのでそもそも技術的に難しいのではないかという番組の鈴木敏夫デスクの見方も紹介されました。
この問題については、
朝日新聞が11日付の朝刊で「止められない巨大アーチ 工法変更、森氏に進言できず」と題して、自身がラガーマンであった森氏が、ラグビーのワールド杯を新国立競技場で開きたいがたまめに、膨大な予算を容認していると解説しています。
安倍政権寄りの読売新聞でさえ、読者アンケートで
「新国立競技場、現行案で承認…反対95%」と報じています。
建築家の槇文彦グループからは通常の工法にすれば、総工事費1,000億円前後で後記も42か月(3年半)程度でどきると提言しているにもかかわらず、強行しようとしているのは、「戦争法案」を強行しようとしている安倍政権の体質を表しているといえそうです。