えむひみのブログ Mk-Ⅱ

『口だけ郵趣家』の独り言です

見えないから見えるもの 見えるから見えないもの

2012-11-08 23:32:37 | 日記
 まさにエムヒミ…でなくて意味不明なタイトル。
 
 職場の窓口に「杖置き」っていうゴム製のものがくっついています… というか、以前取り付けられました。
付いた時は、 「ああ、お年寄りの方が杖を忘れないように引っ掛けとくものだな」 位の感覚でしかありませんでした。
で、普段は窓口の内側にいる私。その存在自体、忘れてると言うか、ほとんど意識の中にありませんでした。
 
 今日、窓口に目の不自由なお客様がいらっしゃいました。白い杖をついていらっしゃいます。
その「杖置き」に気付かれ、とても感激していらっしゃいました。 どこの窓口にもあると良いのにね とも。
 
 目の不自由な方にとって、一本の杖は外を歩かれる時に必要不可欠な物。命綱。
窓口で用事をしておられる間、仮に杖が倒れて分からなくなったらどうなるのでしょう?
そんな事を思うと、今までたいして気にも留めていなかった「杖置き」の存在が、とても大きなもののように思えました。
 
 いわゆる「健常者」と言われる人には、障害を持たれた方の視点で物を見るということは難しいのかもしれません。
しかし、異なる立場の人の視点で物事を考える と言う事を、常に忘れてはならないな と強く感じた私でした。
 
 ちょっとまとまりが無いのですが… どうしても今日はこの事を書いておきたくて、こんな記事になりました。
今日の事、またうちの子供にも話したいと思います。