第7話 「敗北~消えたひき逃げ車と消された証言者たち」
※あらすじを書きながら、場面場面で感想を書いていきます。
深夜、大学生の横森勉(川籠石駿平)がひき逃げされる。
息を引き取る寸前に、勉は通りがかった久島に「お母さんに、僕は大丈夫だって伝えてください。夏休みには必ず帰るからって」と話して亡くなる。
現場に着いた石川安吾(小栗旬)は、現れた死者・勉から、バイトから家に帰る途中だったこと、職場はフレンチレストランであること、犯人はバイト先の常連で政治家の息子であることを聞く。
久島は、車は赤い高級外国車で、息子と同じ誕生日のナンバーだったためナンバーを覚えていること、運転手は男で、隣に若い女性が乗っていたと証言する。
石川は「もしかしたらバイト帰りだったんじゃないか」と言って遺留品のケータイの電話帳を見て、そこに載っていたフレンチレストランに当たってみると言って立花雄馬(青木崇高)と共にその店を訪れる。
その店の店長は、赤い車の所有者の名前を出すのを渋るが、石川は「亡くなった横森君のためです」と説得して、その所有者が宇田川(矢野聖人)であり、宇田川の父は現職外務大臣で警察官僚出身の前国家公安委員長であることが分かる。
↓
ワンコも死者が見えるのね(笑)
ワンコをあやしているフリをして、死者と会話・・・しかし、特別検視官・比嘉ミカ(波瑠)に気づかれてしまいましたね
ミカなら、本当のことを言っても分かってくれそうな気はするけど・・・?
死者と会話しても、その裏付けを取るのがいつも大変そうですね
同僚たちに「なんで分かったんだ?」と聞かれて、適当な理由が思いつかなかったら「勘だよ。何となくそんな気がしたんだ」と言うのが、毎回出てきますね
その頃、宇田川から依頼を受けた“掃除屋”神坂(中村達也)は、事故を起こした車を宇田川家から移動させ、あちこちに隠蔽の手配をしていた。
署に戻った石川と立花は、班長・市倉卓司(遠藤憲一)から「この事件は一旦俺が預かる。お前たちは捜査方針が決まるまで待機していろ」と言われる。
石川は「事件を揉み消すつもりですか?」と言い返すが、市川に「うかつな事、口にするなよ。誰が運転してたのか、お前に分かるのか?仕事にはやり方ってものがあるんだよ。ただ一直線に進めばいいってもんじゃない」と言われる。
石川は、事件の事を更に知るために、立花と共に目撃者・久島の会社を訪れるが、エレベータホールですれ違った男に引っかかりを感じる。
立花が久島に宇田川の写真を見せると、久島は「夕べ帰宅して記憶をきちんと整理したら、運転していたのは女性だった事に気が付きました」と話し、ナンバーも思い違いであったと言い出す。
石川が「死んだ横森君は、母親への伝言を託す相手を間違えたようですね」と言うと、久島は「私には家族と従業員の生活を守る義務があります」と話すが、石川は「真実から目を背けて得た生活を、あなたの家族や従業員は誇れると思いますか!?」と言い捨てて去る。
石川は、勉の母親から、「犯人を捕まえてください。よろしくお願いします」と勉の大学入学式の写真を渡される。
そんな中、勉のバイト先の店長から連絡が入り、昨晩宇田川は店を訪れなかったと証言の修正をしてくる。
石川は店長の元へ行き、胸ぐらを掴んで壁に押し付け、「一つだけ教えてくれ。宇田川大臣の息子がいつも連れている女の素性だ。あなたには絶対に迷惑を掛けません!」と言って聞き出す。
↓
“掃除屋”・・・やっぱり現実にもいるのかなぁ!?
大臣自身が依頼したのか、息子・宇田川がいつも頼りにしているのか?
ひき逃げ事故死まで隠蔽してしまうとは・・・
(ドラマ「隠蔽捜査」の竜崎なら、ひるまずに立ち向かってくれそうだけどw←まだ引きずっています)
市川は、どこまで上から聞かされたかは分からないけど、「運転手は違う男だった」という線でいくという指示がされているようですね・・・。
石川が店長の胸ぐらを掴んだ時の顔が、狂気をはらんでいるように見えて、少し怖かったです。
石川は、宇田川の彼女・滝川真奈の元を訪ね、「被害者はお前たちと同じ、この大学の学生だったんだ。お前たちと同じように、ここで友人と笑い合っていたんだ。でも、お前の彼氏に殺されたせいで、もうそれも二度とかなわない。それを知ってお前はこれから先、ここで同じように笑えるか?」と言って事件の真相を尋ねるが、そこに宇田川がやってきて真奈を石川から離し、宇田川は「俺の車は3日前に盗まれてんだよ。盗難届も出してある。調べてみろよ」と言い捨て、小声で「捕まえられると思ったのかよ」とつぶやきながら去っていく。
石川は、情報屋・赤井(古田新太)から“掃除屋”と呼ばれる男の存在を聞く。
赤井は“掃除屋”がかつてどこかの国の大使館で諜報活動に従事していたことしか知らず、宇田川がかつてはドラッグと傷害とレイプ等の犯罪に関わっていたらしいと話す。
石川が去った後、市倉が赤井の元を訪れて「万が一の話をしておくぞ。もしお前が流した情報が原因で、うちの若い衆の経歴に傷がついたら、その時はタダじゃおかないぞ。無邪気に野原を走り回りまわっている子供を見たら、怪我をしないように守ってやりたくなるのが大人ってもんだろ?じゃ、よろしくな」と言って帰っていく。
↓
市倉は、石川を我が子のように心配しているのですね~。
班長が部下を思いやるこういう様子は刑事ドラマでよく見かけますが、こうして部下・石川に分からないようにコッソリと手を回す所に、なんだかジーンときました
赤井にもそんな市倉の思いが分かったのだろうし、赤井も市倉と同じような親心的な感情(石川を傷つけたくない)と思っているんじゃないかな。
石川は、便利屋・スズキ(滝藤賢一)に頼んで真奈を揺さぶり、ガー君(野間口徹)&サイ君(浜野謙太)には宇田川の犯行の証拠を捜させる。
翌日、市倉は事件を所轄に任せると伝え、石川に「ヒーローは必要だ。だがな、強すぎるとヒーローは怪人と変わらないんだ。人間じゃなくなっちまうんだよ」と声を掛けるが、石川が
「俺は職務を全うしたいだけです。被害者の無念を晴らしたいだけです」
と話すため、市倉は
「お前もいつか気づくよ。その強すぎる思いが、お前に関わる人間の全てを傷つけていくんだ。これだけは忘れるな。強い光が射す所には、必ず濃い影も浮かぶもんだ。影に飲み込まれるなよ」
と声を掛ける。
真奈は自殺してしまい、スズキは昨日ヤバそうな奴とすれ違ったと言って、石川が久島の会社ですれ違った男と同じ風貌だと話す。
スズキが「私はこの件から手を引きますよ」と告げると、石川は「ビビったのか?」と問い、スズキは「ええ、あなたにね。頭が冷えた頃にまたお会いしましょう」と言って去っていく。
↓
石川の強い信念「被害者の無念を晴らしたい」が、いつもは頼もしく見えていたのだけど、強敵と対峙した今回は、ものすごくエネルギーを使っていて狂気にすら感じる・・・そんな小栗君の熱演が素晴らしいですね、今回は特に。
信念を貫こうとすればするほど、傷つく者(証言者)が増えて、とうとう自殺者まで・・・
市倉は、“掃除屋”の存在&手法を知っているのかな?
何とかして石川を止めたい親心が、ここでもよく出ていたと思います
スズキも、これ以上この事件に関わっては、逆に石川のためにならないと思って身を引いたんじゃないかな?
石川が路地を歩いていると、久島の会社で見かけた男が向こうから歩いてくる。
石川が「あちこち掃除して回っているのはお前か?あの子もお前が殺したんだろ?」と声を掛けると、神坂は
「お前がいきがればいきがるほど、弱い人間が犠牲になっていくぞ。それを分かってるのか?自分のせいで人が死んだ気分はどうだ?」
と応じ、二人は殴り合いになる。
石川の方が劣勢になるが、そこに通報を受けた警官が現れ、神坂が殴る手を止めた隙に石川が取り押さえ、神坂を公務執行妨害で逮捕する。
留置所で、石川は何故手を緩めたのかと神坂に尋ねると、神坂は時間を尋ね、石川が3時半だと答えると、神坂は「飛行機のフライトの時間が2時だったんですよ。今頃あなたが捜している人物は雲の上です。カナダです。ちなみに席はファーストクラスです。世の中、狂ってますよね。でもだからこそ、私とかあなたのような人間が活躍できるんです。私を表の世界に引きずり出したのは、あなたが初めてですよ。でも今回は私の勝ちです。殴り合い、楽しかったですね。すごくロマンチックな時間を過ごせました。機会があったらまたやりましょう。お仲間たちにもよろしくお伝えください」と話し、石川はうなだれる。
↓
全ては神坂の計算済みの行動だったのですね
自分が逮捕されてでも、宇田川を守るのですね
もっとも、公務執行妨害だけなら釈放も早くて罰金刑くらい?という、これも計算の上での行動なのでしょう。
他の隠ぺいに関わることについては、証拠は隠滅しているでしょうし・・・。
神坂が「私を表の世界に引きずり出したのは、あなたが初めてですよ」と言った言葉が気になりますが・・・
また石川の前に現れるのかなぁ?ラスボス??
石川の事を脅威に感じているということだろうから、今度はもっと痛いことになりそう
石川は、赤井に宇田川に関する情報を集めろと怒鳴ると、赤井は「お前と一緒に泥の船に乗って沈むつもりはないんだよ!」と言い返す。
石川は、ガー君&サイ君に宇田川の過去をネット上に拡散するように依頼すると、ガー君&サイ君は「嘘を拡散するって事ですか?嘘を流して逮捕できなかったら?社会的制裁にもなるから一石二鳥って事ですか?つまり、僕たちを使ってリンチしようって事でしょ?」と言ってパソコンの電源を落とす。
石川は現れた勉に謝罪すると、勉は「いいんです。あなたは、僕みたいな無力な人間のために、必死で動いてくれた。それだけで十分です」と話し、石川は勉の母親から受け取った写真を見せて「いつか奴を捕まえたら、これを君のお母さんに返すよ」と話すと、勉は「その時に僕の伝言も一緒に伝えてもらえますか?体に気を付けて、僕の分まで長生きしてくれって」と話し、石川は「必ず伝えるよ」と涙を流しながら話す。
↓
神坂の隠蔽工作が完璧で、あがけばあがくほど傷つく人間が増えるということを赤井もガー君&サイ君も分かっていて、石川をこれ以上苦しめちゃいけないと思っての3人の反抗だったのかな、と私は感じました。
明らかに石川は冷静さを失っていましたからね。
冷静さを取り戻したら、またみんな協力してくれるんじゃないかな。
石川は、負けたままではおさまらないと思うので、何か糸口を見つけたら再び対峙すると思いますが・・・。
やはり「敗北」というラストとなると、なかなかスカッとした気分にはならないのですが、とても力強さを感じた回だと思いました。
特殊な能力を持った石川は、今まで次々と事件を解決していったけど、その勢いが潰されてしまった今、どのように変わっていくのか?
ますます見逃せません!
小栗君の演技が、今回は更に光っていたように思いました
怖さをも感じさせる眼光の鋭さが素晴らしかったです!
でも、留置所で石川が神坂と対峙した時に、鉄格子の間から見せる顔のドアップを観ていたら、「小栗君って、やっぱり可愛い顔しているんだな~」なんて思ってしまいました
(市倉が「無邪気に野原を走り回りまわる子供」という表現を途中でしていたからなおさら? 笑)
次回もとても楽しみです
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら)
※あらすじを書きながら、場面場面で感想を書いていきます。
深夜、大学生の横森勉(川籠石駿平)がひき逃げされる。
息を引き取る寸前に、勉は通りがかった久島に「お母さんに、僕は大丈夫だって伝えてください。夏休みには必ず帰るからって」と話して亡くなる。
現場に着いた石川安吾(小栗旬)は、現れた死者・勉から、バイトから家に帰る途中だったこと、職場はフレンチレストランであること、犯人はバイト先の常連で政治家の息子であることを聞く。
久島は、車は赤い高級外国車で、息子と同じ誕生日のナンバーだったためナンバーを覚えていること、運転手は男で、隣に若い女性が乗っていたと証言する。
石川は「もしかしたらバイト帰りだったんじゃないか」と言って遺留品のケータイの電話帳を見て、そこに載っていたフレンチレストランに当たってみると言って立花雄馬(青木崇高)と共にその店を訪れる。
その店の店長は、赤い車の所有者の名前を出すのを渋るが、石川は「亡くなった横森君のためです」と説得して、その所有者が宇田川(矢野聖人)であり、宇田川の父は現職外務大臣で警察官僚出身の前国家公安委員長であることが分かる。
↓
ワンコも死者が見えるのね(笑)
ワンコをあやしているフリをして、死者と会話・・・しかし、特別検視官・比嘉ミカ(波瑠)に気づかれてしまいましたね
ミカなら、本当のことを言っても分かってくれそうな気はするけど・・・?
死者と会話しても、その裏付けを取るのがいつも大変そうですね
同僚たちに「なんで分かったんだ?」と聞かれて、適当な理由が思いつかなかったら「勘だよ。何となくそんな気がしたんだ」と言うのが、毎回出てきますね
その頃、宇田川から依頼を受けた“掃除屋”神坂(中村達也)は、事故を起こした車を宇田川家から移動させ、あちこちに隠蔽の手配をしていた。
署に戻った石川と立花は、班長・市倉卓司(遠藤憲一)から「この事件は一旦俺が預かる。お前たちは捜査方針が決まるまで待機していろ」と言われる。
石川は「事件を揉み消すつもりですか?」と言い返すが、市川に「うかつな事、口にするなよ。誰が運転してたのか、お前に分かるのか?仕事にはやり方ってものがあるんだよ。ただ一直線に進めばいいってもんじゃない」と言われる。
石川は、事件の事を更に知るために、立花と共に目撃者・久島の会社を訪れるが、エレベータホールですれ違った男に引っかかりを感じる。
立花が久島に宇田川の写真を見せると、久島は「夕べ帰宅して記憶をきちんと整理したら、運転していたのは女性だった事に気が付きました」と話し、ナンバーも思い違いであったと言い出す。
石川が「死んだ横森君は、母親への伝言を託す相手を間違えたようですね」と言うと、久島は「私には家族と従業員の生活を守る義務があります」と話すが、石川は「真実から目を背けて得た生活を、あなたの家族や従業員は誇れると思いますか!?」と言い捨てて去る。
石川は、勉の母親から、「犯人を捕まえてください。よろしくお願いします」と勉の大学入学式の写真を渡される。
そんな中、勉のバイト先の店長から連絡が入り、昨晩宇田川は店を訪れなかったと証言の修正をしてくる。
石川は店長の元へ行き、胸ぐらを掴んで壁に押し付け、「一つだけ教えてくれ。宇田川大臣の息子がいつも連れている女の素性だ。あなたには絶対に迷惑を掛けません!」と言って聞き出す。
↓
“掃除屋”・・・やっぱり現実にもいるのかなぁ!?
大臣自身が依頼したのか、息子・宇田川がいつも頼りにしているのか?
ひき逃げ事故死まで隠蔽してしまうとは・・・
(ドラマ「隠蔽捜査」の竜崎なら、ひるまずに立ち向かってくれそうだけどw←まだ引きずっています)
市川は、どこまで上から聞かされたかは分からないけど、「運転手は違う男だった」という線でいくという指示がされているようですね・・・。
石川が店長の胸ぐらを掴んだ時の顔が、狂気をはらんでいるように見えて、少し怖かったです。
石川は、宇田川の彼女・滝川真奈の元を訪ね、「被害者はお前たちと同じ、この大学の学生だったんだ。お前たちと同じように、ここで友人と笑い合っていたんだ。でも、お前の彼氏に殺されたせいで、もうそれも二度とかなわない。それを知ってお前はこれから先、ここで同じように笑えるか?」と言って事件の真相を尋ねるが、そこに宇田川がやってきて真奈を石川から離し、宇田川は「俺の車は3日前に盗まれてんだよ。盗難届も出してある。調べてみろよ」と言い捨て、小声で「捕まえられると思ったのかよ」とつぶやきながら去っていく。
石川は、情報屋・赤井(古田新太)から“掃除屋”と呼ばれる男の存在を聞く。
赤井は“掃除屋”がかつてどこかの国の大使館で諜報活動に従事していたことしか知らず、宇田川がかつてはドラッグと傷害とレイプ等の犯罪に関わっていたらしいと話す。
石川が去った後、市倉が赤井の元を訪れて「万が一の話をしておくぞ。もしお前が流した情報が原因で、うちの若い衆の経歴に傷がついたら、その時はタダじゃおかないぞ。無邪気に野原を走り回りまわっている子供を見たら、怪我をしないように守ってやりたくなるのが大人ってもんだろ?じゃ、よろしくな」と言って帰っていく。
↓
市倉は、石川を我が子のように心配しているのですね~。
班長が部下を思いやるこういう様子は刑事ドラマでよく見かけますが、こうして部下・石川に分からないようにコッソリと手を回す所に、なんだかジーンときました
赤井にもそんな市倉の思いが分かったのだろうし、赤井も市倉と同じような親心的な感情(石川を傷つけたくない)と思っているんじゃないかな。
石川は、便利屋・スズキ(滝藤賢一)に頼んで真奈を揺さぶり、ガー君(野間口徹)&サイ君(浜野謙太)には宇田川の犯行の証拠を捜させる。
翌日、市倉は事件を所轄に任せると伝え、石川に「ヒーローは必要だ。だがな、強すぎるとヒーローは怪人と変わらないんだ。人間じゃなくなっちまうんだよ」と声を掛けるが、石川が
「俺は職務を全うしたいだけです。被害者の無念を晴らしたいだけです」
と話すため、市倉は
「お前もいつか気づくよ。その強すぎる思いが、お前に関わる人間の全てを傷つけていくんだ。これだけは忘れるな。強い光が射す所には、必ず濃い影も浮かぶもんだ。影に飲み込まれるなよ」
と声を掛ける。
真奈は自殺してしまい、スズキは昨日ヤバそうな奴とすれ違ったと言って、石川が久島の会社ですれ違った男と同じ風貌だと話す。
スズキが「私はこの件から手を引きますよ」と告げると、石川は「ビビったのか?」と問い、スズキは「ええ、あなたにね。頭が冷えた頃にまたお会いしましょう」と言って去っていく。
↓
石川の強い信念「被害者の無念を晴らしたい」が、いつもは頼もしく見えていたのだけど、強敵と対峙した今回は、ものすごくエネルギーを使っていて狂気にすら感じる・・・そんな小栗君の熱演が素晴らしいですね、今回は特に。
信念を貫こうとすればするほど、傷つく者(証言者)が増えて、とうとう自殺者まで・・・
市倉は、“掃除屋”の存在&手法を知っているのかな?
何とかして石川を止めたい親心が、ここでもよく出ていたと思います
スズキも、これ以上この事件に関わっては、逆に石川のためにならないと思って身を引いたんじゃないかな?
石川が路地を歩いていると、久島の会社で見かけた男が向こうから歩いてくる。
石川が「あちこち掃除して回っているのはお前か?あの子もお前が殺したんだろ?」と声を掛けると、神坂は
「お前がいきがればいきがるほど、弱い人間が犠牲になっていくぞ。それを分かってるのか?自分のせいで人が死んだ気分はどうだ?」
と応じ、二人は殴り合いになる。
石川の方が劣勢になるが、そこに通報を受けた警官が現れ、神坂が殴る手を止めた隙に石川が取り押さえ、神坂を公務執行妨害で逮捕する。
留置所で、石川は何故手を緩めたのかと神坂に尋ねると、神坂は時間を尋ね、石川が3時半だと答えると、神坂は「飛行機のフライトの時間が2時だったんですよ。今頃あなたが捜している人物は雲の上です。カナダです。ちなみに席はファーストクラスです。世の中、狂ってますよね。でもだからこそ、私とかあなたのような人間が活躍できるんです。私を表の世界に引きずり出したのは、あなたが初めてですよ。でも今回は私の勝ちです。殴り合い、楽しかったですね。すごくロマンチックな時間を過ごせました。機会があったらまたやりましょう。お仲間たちにもよろしくお伝えください」と話し、石川はうなだれる。
↓
全ては神坂の計算済みの行動だったのですね
自分が逮捕されてでも、宇田川を守るのですね
もっとも、公務執行妨害だけなら釈放も早くて罰金刑くらい?という、これも計算の上での行動なのでしょう。
他の隠ぺいに関わることについては、証拠は隠滅しているでしょうし・・・。
神坂が「私を表の世界に引きずり出したのは、あなたが初めてですよ」と言った言葉が気になりますが・・・
また石川の前に現れるのかなぁ?ラスボス??
石川の事を脅威に感じているということだろうから、今度はもっと痛いことになりそう
石川は、赤井に宇田川に関する情報を集めろと怒鳴ると、赤井は「お前と一緒に泥の船に乗って沈むつもりはないんだよ!」と言い返す。
石川は、ガー君&サイ君に宇田川の過去をネット上に拡散するように依頼すると、ガー君&サイ君は「嘘を拡散するって事ですか?嘘を流して逮捕できなかったら?社会的制裁にもなるから一石二鳥って事ですか?つまり、僕たちを使ってリンチしようって事でしょ?」と言ってパソコンの電源を落とす。
石川は現れた勉に謝罪すると、勉は「いいんです。あなたは、僕みたいな無力な人間のために、必死で動いてくれた。それだけで十分です」と話し、石川は勉の母親から受け取った写真を見せて「いつか奴を捕まえたら、これを君のお母さんに返すよ」と話すと、勉は「その時に僕の伝言も一緒に伝えてもらえますか?体に気を付けて、僕の分まで長生きしてくれって」と話し、石川は「必ず伝えるよ」と涙を流しながら話す。
↓
神坂の隠蔽工作が完璧で、あがけばあがくほど傷つく人間が増えるということを赤井もガー君&サイ君も分かっていて、石川をこれ以上苦しめちゃいけないと思っての3人の反抗だったのかな、と私は感じました。
明らかに石川は冷静さを失っていましたからね。
冷静さを取り戻したら、またみんな協力してくれるんじゃないかな。
石川は、負けたままではおさまらないと思うので、何か糸口を見つけたら再び対峙すると思いますが・・・。
やはり「敗北」というラストとなると、なかなかスカッとした気分にはならないのですが、とても力強さを感じた回だと思いました。
特殊な能力を持った石川は、今まで次々と事件を解決していったけど、その勢いが潰されてしまった今、どのように変わっていくのか?
ますます見逃せません!
小栗君の演技が、今回は更に光っていたように思いました
怖さをも感じさせる眼光の鋭さが素晴らしかったです!
でも、留置所で石川が神坂と対峙した時に、鉄格子の間から見せる顔のドアップを観ていたら、「小栗君って、やっぱり可愛い顔しているんだな~」なんて思ってしまいました
(市倉が「無邪気に野原を走り回りまわる子供」という表現を途中でしていたからなおさら? 笑)
次回もとても楽しみです
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら)
>小栗君の演技が、今回は更に光っていたように思いました。
私もそう思いました。刑事物ってちょっと苦手というかあまり見ないんですが、BODARは他の刑事物と視点が違って面白いです。見た後の爽快感はないですが(^^;
あの掃除屋の役者さんの存在感が凄くて、どこか劇団の人かな?と思ったらドラマー・歌手だそうでへぇ~です。
流石の古田さんと遠藤さんですが、お二人ロング・グッドバイにも出てましたね。
雰囲気のある丁寧に作られたドラマでした。増沢磐二カッコよかったです。綾野くんはこういう役嵌りますね。
私はドラマ花男子の小栗くんの花沢類がとても好きなんですよ、ビジュアルは直人類ですが、小栗くんの花沢類成りきり度が好きでした。
コメントありがとうございます!
BORDER、面白いですよね!
>見た後の爽快感はないですが
確かに、おっしゃるとおりです(^_^;)
脚本家の方が、小栗君を最初からあて書きして書いているそうですね。
迫力のある演技に、とても引き込まれています(*^_^*)
小栗君の類、私も好きです(笑)
私は声が好きかも・・・この作品の時は細い声でしたよね~。
まりりんさんも「ロング・グッドバイ」をご覧になっていたのですね!
雰囲気たっぷりで、各キャストの深い演技が素晴らしかったです!
磐二は「カッコいい!!」の一言につきますよね♪
綾野君、今回もとても素晴らしく役に嵌っていて、子犬のような可愛さやもの悲しさ等々の表情に、とてもキュンキュンしていました(笑)
このドラマを見逃さなくて良かったです。
いよいよ直人さんの舞台初日が近づいてきましたね♪
私は、観に行くのはあと1か月後なので、まだゆったりとしていますが(チケもまだ来ていない 笑)