Haste not, Rest not

二度と返ってこない今の自分の気持ちを積み重ねる部屋。

毎日新聞 転載

2013-08-27 19:20:51 | 放射能

風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
毎日新聞 2013年08月26日 東京朝刊

 脱原発、行って納得、見て確信--。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。

 三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」

 小泉が答えた。

 「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」

 「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

 3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。

 呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。

 その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。

 原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。

 原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。

 帰国した小泉に感想を聞く機会があった。

 --どう見ました?

 「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」

 --今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。

 「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」

 「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」


木下黄太ブログ 転載

2013-08-14 18:57:08 | 放射能
41度も超えるような史上最悪の酷暑が日本国内では続いています。これだけ、酷暑が続くとクーラーは全開していると思います(僕の居所はクーラーなしの扇風機ですが。ちなみにホテルのクーラーは全開しています)。日本で電力需要が最大となるのは、こうした夏のピークで、まさにこの時期です。一年間で、これほど電力を使う時期はありません。

なのに、ことしは節電と言う話はほとんど聞こえてきません。

なぜでしょうか。

去年の状況からもそうですし、そもそもエコ対応、電力を多く使わなくて済む機械やシステムが多くなったため、電力の使用量が減っているからです。

足りるんです。今位、使っていても電力は。

すこしセーブしてみんなが使う。電力依存一辺倒にしない程度で、電力はまかなえることが、ことしの酷暑が証明してくれました。

そうするとはっきりしたことがあります。

全国でほとんどの原発が動いておらず、電力がまかなえるのであれば、原発はいらないということです。

原発は必要悪だから、続けるという論理は完全に崩壊しました。

電力会社と原発メーカー、原発を導入した政治勢力とそれに協力したマスコミ、さらに下支えした官僚システムの為に原発を続けなければならないというだけであって、本質的に人間や国家存続にとって、原発は必要悪ですらなくなれました。

必要ないんです。原発はまったく。

再稼働もさせる必要がありません。なぜなら、電力は足りているから。

人の命や健康を奪う可能性のあるシステムを稼働させる必要は100%ありません。

原発がないと、エネルギー供給ができないと言っていたことは、完全なうそになりました。

こうなるまでは、其の嘘を推進側も信じていたかもしれませんが、その信仰は完全に捨てて下さい。原発はいりません。不必要です。

こんな基本的な事さえ、政府も電力会社もメディアも押し黙ったまま、「何市で41度」だけニュースにしています。41度になっても、電力が足りているなら、原発はいらないという当たり前のことさえ、誤魔化し続けています。

ここまで誤魔化したら、誤魔化す人には、誤魔化す組織には報いがくるだけだろうと僕は思います。

本当に、東京の有力者、政治家、官僚、経済人、マスコミ人は甘すぎます。こんな基本的な事も、誤魔化し続けるとあなたたちが追いつめられるだけです。タイムリミットは迫るだけですから。

ゴッチの

2013-08-13 06:56:04 | 放射能
日記をきっかけに、
広島と長崎の平和宣言の全文を読んだ。

長崎のものは新聞で一部抜粋されたものを読んでいたけれど、
こういうものはやっぱり全文を読むべきなんだなぁと改めて感じた。

どちらの宣言からも、
力強さや熱のようなものが伝わってきて、
目頭が熱くなった。

朝の通勤、いつもと少し景色の見え方が変わる。

今の平穏。
その下でうごめいて少しずつ変えられようとしているもの。

先日の地震予測の誤報。
実際に起こっていたらどうなっていただろう。
それでも原発を継続しようとさせる人の気が知れない。

やっぱり憲法改正は、原発再生は、怖い。

木下黄太ブログ転載

2013-08-09 06:57:23 | 放射能
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 山本太郎議員の会見で、週刊新潮の内容について、簡単に否定がありました。タレントの17年前の出来事について、婦女暴行などという単語を書くなら、どこまで裏どりをしたのか相当疑うに足る事案です。しかも、会見場には記事を書いた中核記者はきていなかったそうです。噴飯物です。

 芸能界の中で、彼の立ち位置の人間が、そういう行為をする必要は多分ありません。17年前という、事実関係の確認どころか、当人たちでさえ、現実に何があったのかも思い出すのが困難なような時点の話を、この時にあわせて、通常とは大きく異なる五ページの記事として書いてきているところが、相手側の焦りがはっきりと読み取れます。

 週刊誌の通常のバリュー判断を知っている人間からすれば、このページ数であの内容はありえないだろうということです。これは、滑稽な位に過剰なページ数です。

 週刊新潮は論外としても、ただひとつ、山本太郎さんご本人にも苦言は呈しておきたいです。それは、議員になる前のことは、いろんな意味でシンボルとして、多くの人々の注目を集めて、特に女性たちが彼に強い関心を抱いていたことは、致し方ないと思います。しかし、議員として当選し、政治活動に飛び込んだ以上、こうした身のまわりのことについては、きちんと身を処していくことしかないと思います。相手は、どんな些細な事でも、針小棒大に突いてきて、隙あらば潰そうとしている以外の意図は皆無ですから。これで、自分の身を護ることはとても大切です。それが、タレントとしての彼でなくて、政治家としての山本太郎には、とても大切なことです。それは、深く胸に刻んでほしいと思います。

 僕のブログの読者の皆さんにも申し上げます。山本議員が、被曝や反原発の問題でおかしな行動を万が一おこなったら、その場合だけは、僕たちは彼にNGを突きつけなければなりません。しかし、どうでもよいような身の下の話で、仮に、多少彼が清廉潔白でなかったとしても、そんなことは、本質とは何の関係もありません。この位の報道で慌てずに騒がず、彼をきちんと全国の皆さんが支えて、被曝している日本の現実認識を大きく変えるための礎として彼に活動してもらうことが大切なんです。皆さんは、彼がその政治活動を適切に行っているならば、それをとにかく支えてあげて下さい。できるだけ、いろんな形でサポートし、声を広げて下さい。そういうことが、圧倒的に大切です。そういう意識が、ネットを通じて皆さんの中に拡がるのかどうかが大きなポイントです。

 山本議員は大人の会見をきちんとされたと僕は思いますし、大手のメディアは、彼に否定的な言説は載せられない形で、今回の騒動は一端は静まると思います。しかし、この類のことは、二の矢、三の矢がまたあると思います。でも、所詮この類のことなら、それは本質ではありません。こういうことに、踊らされてはなりません。


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ネット上には、彼への批判の数々。

この国の人間は、面白いほどメディアに踊らされる。

盲目的にメディアを信用する。
その裏の意図も読もうとせずに。
その頭、何のためについてるの?

Twitterより

2013-08-07 07:06:28 | 放射能
@TatebayashiTaro: 山本太郎さんに対する攻撃が凄まじい。田中角さん・小沢さんに対するマスメディアのバッシングも常軌を逸していたけど、今回もきっとマスコミ側から何かの動きが出て、警察・検察がそれに続くに違いない。今の時代、国権が民権に優先することでは昭和一桁の頃と同程度?世論が急速に変わりつつある。怖

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一般人でさえ、警察は逮捕するなら粗を探し別件逮捕する。
一見平和に見えて、この国の本質は戦前と何ら変わっていないし、
そしてこれはきっと日本に限ったことでもないんだろう。