Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

キラキラとした・・・?

2008-03-21 11:42:21 | Weblog
先ほど、お話しました4年生の学年全体で取り組んできた
「セッション」の様子を覗いてまいりました!ので

まずは、そのご報告です!!

冷たい風が吹きぬけて、時おり雨がぱらつく校庭に
4年生の子どもたちが、三々五々散らばって
2面に分かれてサッカーのトーナメント戦を行っていました。

朝礼などで先生が上る台(…なんて呼ぶんでしたかしら~?)の周りに
子どもたちが集まっていて、トーナメントの表を覗き込んでいます。

各クラスの男女が、それぞれ2チームずつに分かれているようで
先生方が審判をして、試合が行われていました。

kirikouの姿が、すぐには見つかりませんでしたが
ようやく、ブルーのゼッケンをつけて、
ジャンパーを羽織って寒そうに身体を丸めている様子が見えました。

向こうも私に気がついて「何でイルの~?」と言う表情をしています。

顔見知りの子どもたちが、近くに寄ってきますので
その子たちと気軽にアレコレと話をしながら、試合を観ていました。

見ると、I君と一緒のkirikouたちのチームが点を入れて一勝したようです。

そのうち、また次の試合が始まって…

今度は、kirikouも一生けんめい走って試合に参加しています。

チャンスがあったら、記念写真を取ろうと思ってカメラを持って行きましたが
試合の様子は、遠くて上手に取れそうにありませんでした。


そうこうするうちに、いつの間にかkirikouが近づいてきて、
「何~?」と聞くので「Iちゃんの写真撮ってあげようかと想って…」と言うと、
「ふ~ん」という、まんざらでもないなぁという表情をしました。

それから、大きな声で「頑張って~~!!」と言いながら、
他の試合の応援に行ってしまいました。

女の子たちも、バスケをしている子たちを中心になかなかいい動きをしていました。

子どもたちも寒い中、ほんとうに元気に生き生きと動き回っていました。

中休みも終わる頃、次の授業のある一年生達が鉄棒の横で可愛らしく準備運動を始めて…
4年生全員が集合して、順位の発表がありました。

解散後、ボールなどの片づけになりましたので、先生に会釈をして私も帰ることにしました。

ちょうど、昇降口のところでkirikouに落ち合って
Iチャンもいたので「一緒に写真撮ろうって言っておいで~!!」と私が声をかけて
大急ぎでkirikouが、Iちゃんを呼びに行きました。

少し照れたようにしていましたが、ほかの子にも「一緒に写真に入ってよ!」って頼んで
数人で一緒に写真を撮りました。

最後に、kirikouとIちゃんのふたりの姿を写真に収めることができました。

ふたりとも…キラキラとした、ほんとうにいい笑顔をしていました。


私も、少しホッとしたしょうな…

けれど、どことなくサミシイ気持がこみ上げてきて、思わずウルウルしてしまいました。



さて…この辺りで、お話をぐるっと展開して

昨日、参加してまいりましたシンポジウム

「解き明かされる脳の不思議 脳科学の未来」のことをお話してみたいと思います。 

コーディネーターが、アノ(って、ドノ?)有名な立花隆氏ということも誘因になって
いつもの好奇心の虫がむくむくとアタマをもたげてしまい

雨の中、夫と子どもを家においたまま…
チョッと遅刻モードで、イソイソと東京国際フォーラムに向かいました。

先日、場所は確かめてありましたし
一昨年でしたか…アインシュタイン展を相田みつを美術館まで観にいったことがありましたが

案の定、ホールBの入り口まではウロウロと迷いつつ
エスカレーターを乗り継いで、会場にたどり着きました。

すでに立花さんのお話が始まっていて、会場は満杯です。

奥まで行って、脇のほうに立って聞いていると
「関係者席の後ろの席を空けましたから、どうぞ」と言ってくださったので

関係者の方のすぐ後ろの、演者の方のほぼまん前の席に座ることができました。

プログラムのお名前を伺っても、私などにはピンとこない素晴らしい肩書きの方ばかりのようでしたが
お話の内容は、ほんとうに先端的で好奇心レベルもバリバリと…
とても刺激的でした。

永山國昭先生のタイトルも凄い「科学の終焉と脳科学の未来」

それから、富永真琴先生の「温度と痛みを感じるメカニズム」では

トウガラシやミント、ワサビなどの成分(カプサイシンやメントールなど…)を
感知する受容体が温度センサーとして働いているとのことで
そのメカニズムのお話も、とても興味深かったです。

午前中の最後のお話は…

浜松医科大学の瀬藤光利先生のタイトル「ジョジョに奇妙な脳科学」
チョッと不思議でしたが…

(専門家向けではないお話を用意してきてしまいましたとおっしゃりながらも)

瀬藤先生のお話からは、柔らかなお人柄ととてもしなやかな若い感性がうかがえて
その分野でおそらく最先端を走っていると思われる「生きの良い」
ほんとうにピチピチとした感じが伝わってきます。

脳のお話とソロバンやコンピューターやDVD-RAMを対比させながら

いつしか「記憶」の仕組みの解明にも、一歩迫るようなモーター蛋白質や
「シナプス構築分子を分解に導く酵素スクラッパー」の発見などのお話になって

あまりにオモシロくって引き込まれて、私もシロウトながら目がキラキラとしてしまいました。

ちょうど3月19日付の日経新聞に
研究をしていらっしゃる「体内物質分析画像化」の記事が載っています。

コチラは、田中耕一さんとの協同研究(?)とのこと。

最先端技術の開発との連携など、今後のご活躍がほんとうに楽しみです!!


さて、お昼休みに入って、ちょうど目の前にいらした瀬藤先生に

お辞儀をして「ほんとうにオモシロいお話を伺えて、ほんとうにありがとうございました。」とお声をかけると

「コチラこそ、一生けんめいお話についてきて聞いてくださるのが見えて
とても、話しやすかったです。」と、おっしゃってくださいました。

「クスリの体内動態の画像も、ほんとうに綺麗でしたし…」と申し上げて
失礼いたしました。

そんな風に言っていただけて、私のほうこそとってもうれしくって、光栄デス。


それから、展示コーナーに行ってみると…

基礎生物学研究所のコーナーに、メダカが展示してありました。

よく観ると色の違うメダカが数匹泳いでいます。

そこにいらした方に説明を伺うと、黒っぽい野生種の他に
色素に関係する遺伝子に操作を施して(多分)掛け合わせたものが3種類いるそうです。

環境ホルモンの存在で発色するような操作を施す研究などについても
解りやすいお話を伺いました。

(私も子どものころにメダカを飼ったことがありますが

最近では、近くにメダカが生息できるような環境が、
めっきり少なくなっているような気がしますね。)

隣には、「シロイヌナズナ」が展示されていました。

いただいた冊子によると、コチラも遺伝情報が完全に解読された植物とのこと。

(そうそう…塚谷裕一著「植物のこころ」の中に書いてあったアレだと思います。)

それから、たまたまいらした富永先生にもハーブのことや漢方薬のことや
抹消から中枢についての素朴な疑問をご質問させていただきました。


慌てて地下に降りて…まずは腹ごしらえをして
かねてよりの予定通り、相田みつを美術館に行きました。

ちょうど、佐々木正美先生のご本「育てたように子は育つ」の文庫化記念の企画展

「みんなほんもの―相田みつを・子どもへのまなざし―」展をやっています。

コチラに伺うのは初めてでしたので(午後の開始時間は迫っていましたが…)

できるだけ、ゆっくりと…そのお人柄と書と詩の世界を感じてまいりました。

文庫本とオレンジ色のタオルハンカチと「じぶんの花を」のはがきを
お土産に買って、急いで会場に戻りました。



さて…先ほど家の外で、kirikouの話している声がしました。

窓から覗くと、Iちゃんともう一人の友だちのうしろ姿が見えました。

kirikouに「おかえりなさ~い!」と声をかけると…

「ほぉ~い!」という、まぁまぁ元気そうな声が返ってきました。


ではでは…お昼ごはんは、いつものラーメンです。

お話の続きは、また後ほどにいたしますね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。