Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

今日から、春休み・・・♪

2008-03-26 08:17:23 | 子育て
昨夜の「春雷」が、まるで夢のように…

薄い雲のベール越しに水色の青空が透けて見えています。


昨日のkirikouは…というと、帰ってきたのは12時もだいぶ過ぎた頃

玄関に入るなり、慌ててランドセルを下ろしながらドカドカと凄い勢いです。

「お帰り~!!」って声をかけると

開口一番「ただいま!アノサ…今日は何も予定なかったっけ?」と聞いてきます。

「ないよ…」と私。

「ヨッシャ~!2時に○○公園で待ち合わせて、○○の家で遊ぶよ~!」とのこと。

聞いてみるとIちゃんも一緒に遊ぶことになっているらしく…

クラスで行われた「Iクンを送る会(?)」に、ちゃんと参加できたようですね。

「急いで、うどん作って~!」と言いながら、
ランドセルをほっぽり投げて、kirikouの定位置に座ります。

連絡帳やら「あゆみ」やらが散乱して…(おうどんを茹でながら)
すかさず、私も「ドレドレ…」と開いてみます。

先生のコメントを声に出して読みながら…

(ちょうど、kirikouがビデオで観ていた映画「忍者ハットリクン」で

目の不自由な女の子が絵を描くシーンが出てきたので…

「途中から目が見えなくなった人と生まれたときから見えない人と
ドッチもタイヘンだけれど…どう違うんだろう…?」と、何気に聞いてみると

「…小さいときに点字を勉強しているといいけれど
大人になっていると指の感覚とか、(鈍くなるから)
なかなかムズカシイらしいよ…」と教えてくれました。

「そうなんだ…ライトセンターとか見学に行って、いい勉強が出来たね。」と話しました。
またまた、お話が飛びましたが…)


「まずまず…一年間、ほんとうによく頑張りました!!」ということで

おかげさまで『4年生も、無事に修了です!!』

できていないこと、まだまだウマクいかないことは山ほどありますが

ナンダカンダ言いながら…時には、泣いたり、怒ったり…

そして、みんなで笑ったり。

それでも、プラスマイナスをトータルしてみれば…

まずまず、こんなところが上々の出来かと想います。

上を望めばきりもなく…

モチロン「きちんとした結果を残すことが大切なこと」は、百も承知しつつ

とりあえず我が家では、『ささやかな目標を目指して、少しずつ一歩ずつ…

その成長のプロセスを一緒に見守りながら、親も子も共に歩んでいくこと』

を、出来るだけ大切にしていこうと想っております。

そうそう…青ネギを刻みながら

「お母さんね…イロイロ言いたいことはあるけれど
kirikouと親子になって、ほんとうにヨカッタと思っているよ~!

ところで、kirikouはどう思っているの~?」と、単刀直入に聞いてみました。

すると…(いつになく?)素直な口調で

「ウ~ン…お母さんが、あれこれうるさくなければ…ボクも…よかったと思う。」とのこと。

母としても、内心ホッとしつつ…
そうかそうか~、そんなことを言うようになったんだなぁ…と、しみじみ思いました。

他の方からみれば…確かに風変わりな親子…かもしれませんが

この先、どうなることやら

「わからないから、オモシロい!」と、言えるような毎日を送れるように…

ささやかな日々の暮らしを、精一杯に過ごしていきたいと改めて想いました。


さて…午後は(先日、ボランティアの集まりの際にお仲間からお誘いいただいた)

「傾聴活動支援スキルアップ研修」に参加することになっていました。

おうどんを食べているkirikouに

「戸締りを忘れずに。約束の時間に遅れないように行くのよ~!

おうちの方にも、ちゃんとごあいさつをするのよ~!」と念を押してから
(すでに遅刻は確定していましたが)大急ぎで、駅に向かいました。

(途中から、家に電話をすると…kirikouも、時間通りに家を出られたようです。)


T駅からタクシーに乗って向かったのは、(昨年ボランティア講座の修了後に体験した)

ケアプラザの、フリースペース「ちょっとホッと」の会場です。

2階にあるお部屋に入ると…講師は、その時もいらした職員さんで
いつものお仲間が4人とほかに2人の方が参加していました。

約2時間半の研修でしたが、基礎的なことや
「自分の癖を知ろう」というチョッとしたワークも行って
さらに、実際的な場面でのやりとりなどについてもご質問しながら行われました。

実際の相談支援活動にあたっている職員の方のお話なので

「傾聴はほんとうに奥が深くって確かにむずかしい面もありますが
これから、とても大切になると思います。」ということばに
つよい説得力が感じられました。

具体的でとても解りやすくて、とても勉強になりました。

私からは「傾聴活動をする人自身のケアや
これから活動する人が集まって話し合う場は必要でしょうか?」などのご質問しました。


三人でバスに乗って駅まで帰りましたが
窓から見える桜も、2~3分咲きになっている樹もありました。

小一時間ほどドーナツ屋さんでおしゃべりをしてから
「今度は、6月の集まりでお会いしましょうね~!!」って、お約束して別れました。

K駅に着くと5時を少し過ぎていましたので、家に電話をしてもまだkirikouは帰っていません。

いつもの坂道を登りながら、公園横の桜を見上げつつ…

学校に寄って担任の先生にごあいさつをしました。

『一年間、ほんとうにお世話になってありがとうございました!!』

「今年は、先生にいろんなお話をよく聞いていただけて
私自身もお話をさせていただくことで、ほんとうに助けられました。」
というようなことを申し上げました。

家に帰ると、kirikouの伝言が留守電に入っていて…

「5時半まで延長していいですか…」とのこと。

お邪魔している○クンのおうちにお電話すると

「今、外の公園で遊んでいますよ。ほかの子が6時まで大丈夫って言っていましたから
まだ遊んでいるのかも。」とのこと。

「もう…しつけもできていないので…ご迷惑おかけしませんでしたか?

何人くらいお邪魔していたんですか?」と伺うと「大丈夫ですよ。7人くらいかしら…」

「まぁ、それは大騒ぎでしたね。ほんとうにありがとうございました。
4年生、ご一緒させていただいて、ほんとうにありがとうございました。
また、5年生もよろしくお願いします。」とお話いたしました。


それから一時して…6時も過ぎて薄暗くなってきて
少し心配になって外に出てみましたが、なかなか帰ってきません。

仕方なく家に入って待っていると…

ようやく「ただいま~!」という元気な声がしました。


「どうだった~?」とこちらから声をかけると、kirikouのほうも詳しくアレコレと

だれそれ君やだれそれ君がいて…
公園で鬼ごっこやらドッジボールをしたとか
家に入って、おやつを食べたりボードゲームをしたことなど、ひとしきり話してくれました。


まぁまぁ、みんなと一緒にほんとうに楽しく遊べたようですね~~!!



人がお話をする…お話をしたくなる…ということと

そのお話に耳を傾けてくれる人がいる…

そのことの大切さを、つくづく想う一日でした。



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