Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「今を、切りとって残しておきたい」…

2009-08-17 11:06:25 | 想い出の九州旅行
今になって振り返ってみると、まるで夢のような…

けれど実際に、この目で観たりこの身体で感じたりしてきた「旅の経験」や

たった一人の子どもとのやり取りを、小さな写真や言葉にして

どうしても「残しておきたい…」ということを、強く意識するようになりました。


旅先にいても、外の景色を眺めながらも

暇を見つけては、携帯に文字を打っているなんて…


他の方から観たら、滑稽だったり、理解しがたい…行為かもしれません。



以前にも、申し上げたような気がいたしますけれど…


漂泊の俳人と言われる方々は、旅のくさぐさ(種種)に足を止めては


しばし佇んで「ここで、一句」とばかりに句を詠んだり

様々な人々との出会いの中で、その想いを言葉に託していたのでしょうか?



私も、旅先でのアレコレを、少しでも「リアルタイムに近い状態」で

皆様にお話しできれば、それに越したことはありませんけれど…


なかなか、そうもまいりませんので、これから少しずつでも

「想いだし笑い」をするかのように…時おり、ふっとお話しできたら嬉しいです。



まずは、かごしま近代文学館で見つけた本のご紹介です。


植村紀子著「親と子のことば紡ぎ」は、
南日本新聞に連載されたコラムを本にしたものです。


一番最初のコラムでは


『挑む勇気もらうかけ声  

 なこかい とぼかい なこよか ひっとべ 』を取り上げていらっしゃいます。


因みに、鹿児島弁を訳す(?)と

「泣こうかなぁ 跳ぼうあなぁ 泣くより ええい跳んじゃえ」とのこと。



あとがきより引用いたしますと、


『連載のお話を頂いた時、まず頭に浮かんだのは、それぞれの親子が身近に感じられる言葉にしたい。そのためには季節感や鹿児島らしさ、話題になったことやテレビ番組も入っています。今読むと「そんなこともあったかなぁ」と懐かしんでもらえるかもしれません。
 時は、決してさかさには進みませんが、心は、言葉により一瞬で、一年前にも千年前にも遡ることができるのです。地球上に住む動物の中では、人間だけが持っている力でしょう。…

悠久の時計を持てたら、ゆったりした心持になれる気がします。けれど、現実の時間に追われ、心がささくれる場合もありますよね。そんな時、『親と子のことば紡ぎ』が、一雫の潤いになれたら幸いです。』

作者の植村さんもお子さんをお二人育てていらして
お子さんとのやり取りがベースにあるのでしょう。


その子育ての時々の、ひとコマを想いだしながら、言葉をつづっていらした姿が

私には、よく分かります。


我が家も、一人息子がそろそろ本格的な「思春期」に突入してまいりましたので


コチラの方も、それ相応の覚悟をしつつ…

(たぶん、弱虫の私のことですから…ヒーヒ―泣きごとを言いながらですけれど)


ブログで、彼のお話をすることも減ってくると想います。



それならそれで、子どもの成長に伴って

「母としての意識の中の子どもの領域が変化したり減ることもあるはず」と
いうことですから


きっと、もっともっと新しい世界も開けてくるというものです!!


ということで、お昼ごはんの用意もいたしましたので

午後の日差しの中、目的地の住所を確かめてから

「イザ!!関内まで、お出かけです!」



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