Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

ドキュメンタリー映画「演劇1」を観る…

2012-10-25 15:18:46 | 表現すること
昨日は、渋谷でドキュメンタリー映画「演劇1」を観てまいりました。



私が、初めて平田オリザさんのお話を聴いたのは・・・



朝日カルチャーセンターの講座で、2007年8月3日(金)に 茂木健一郎さんとの対談


「脳と演劇」 『リアルは脳の中でつくられる』でした。




お二人の「演劇」や「対話」についてのお話もとても面白く


その前に見つけた、平田オリザさんが演劇について語っていらっしゃる言葉の中の

「意識の分散」ということがとても気にかかりました。



これをきっかけにして、2008年1月に、初めてこまばアゴラ劇場にて「火宅か修羅か」というお芝居を観ました。


これがまた・・・なんとも言えず、言葉でなかなか表現できないくらい


とても静かなラストシーンなのに、身体のどこかを揺さぶられるような感覚を覚えました。



その後、劇場支援会員になって、機会を見つけてはお芝居を見に行きましたね。



(おまけ:「対話のレッスン」⇔「受験の国のオリザ」2008-12の記事です。

  去年と今年は、なかなか観に行けなくて残念ですけれど。)



そして、つい先日から、その青年団のお芝居の制作過程と平田オリザさんを丁寧に追った


ドキュメンタリー映画「演劇1」「演劇2が上映されています!




平田さんがお芝居を演出するシーンや、中学生のワークショップで指導する姿や


劇団を運営していく様子や、地方公演でお芝居の大道具を組み立てるシーン、照明の調整などなど


役者さんも、裏方さんも、一緒になってお芝居を作っていく過程が克明に記録されていて


ほんとうに面白かったです。



「イメージを共有すること」そのために、いろいろな工夫をしていくこと


そして「演劇は、一番面白い遊びです。」との平田オリザさんの言葉が、とても印象的でした。



きっと本来は、「劇場という空間」で、立ち上がる「演劇の表現やその面白さや楽しさ」を


多くの方に知っていただきたいという平田さんの想いが、


映画というカタチで表現をする想田監督のこの作品に、つながったのでしょう。




「演劇」という表現や「人と人とのコミュニケーション」などにご関心がありましたら


ぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか・・・



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