goo blog サービス終了のお知らせ 

Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

『演劇的アプローチ』・・・?

2009-09-28 23:26:19 | 表現すること
秋の夜もすっかり更けて、虫の音が心地よく響いています。

明日は、「子ども支援者養成講座」は、お休みをして
母親のセルフヘルプグループ「はじめのい~っぽ!」の集まりを開きます。


(いつもより早めに家を出て、チョコッと印刷をする予定ですので)

こんな時間にも拘わらず、もう少しだけお話をしておきましょう!


(実は一昨日の土曜日に、いつものように、少し後ろめたいような気もしつつ)

こまばアゴラ劇場で、青年団のお芝居

作:内藤裕敬さん(南河内万歳一座)演出:平田オリザさんによる

「青木さん家の奥さん」を観てきました。

私にとって、最初の頃に観た「火宅か修羅か」「眠れない夜はない」や「冒険王」の

静かだけれど、ズシリと心に響くようなお芝居の印象が、とても強かったので

今回のお話の展開や、全体の流れの印象の違いが、原作に寄るのか
あえて、このような形の演出になさったのかは、よく分かりませんけれど

何とも言えない緊張感と、意味を求めるのではないお芝居の可笑しさのようなモノを
感じました。

どちらにしても、ヒトの抱いているイメージが、いかにそれぞれ千差万別であって
そのズレを知ってか知らずか、
ヒト同士のコミュニケーションの危うさや捉えどころのなさが強調されていて
とても、面白くもコワくも感じました。


サテ…コミュニケーションということで、平田オリザさんと連行さんという方による
『コミュニケーション力を引き出す 演劇ワークショップのすすめ』という新書を
劇場で見つけましたので、思わず買ってしまいました。

私自身、だいぶ前に一回だけですが
「かめおかゆみこさんのワークショップ」に参加したことがありますが

その時に、体験したのが、確か「インプロビゼーション」だったと想います。

「演劇教育」と言うアプローチもあるようですし
子どもたちの「コミュニケーション力」を伸ばしたり「人間関係づくり」に対しても

演劇的アプローチが有効であるとも、言われているようです。


(以前ご紹介したことのある本の写真を貼りつけておきますね!)


               


たまたま、今日届いた親の会の会報にも

「演劇ワークショップ『演劇遊びでコミュニケーションを学ぼう』」という企画が
載っていました。


いわゆるフツウのお子さんよりも、コミュニケーションの苦手さを持つお子さんについては

おそらくパターン化されたソーシャルスキルを、決められた設定の中で学ぶだけでは
なかなか、実際に使えるスキルが身につきにくいことがありますが

身体を動かしながら、愉しい雰囲気の中で
できるだけ自由な発想や感情を表現していく場面を、たくさん経験するのは

一つの良い方法なのかもしれませんね。

それは、たぶん日常生活の中で些細な会話ややりとりを積み重ねて行く上でも

(訓練をしようというような堅苦しさに陥らないような工夫をすれば

即効性や効率性には、ほど遠いとしても)きっと大切なことかもしれません。


お互いの言語や非言語のコミュニケーションの不完全さや伝わりにくさを意識したうえで

色々な方法を、試してみたり工夫をしていくことで


色々なお考えをお持ちの多くの方々とも

少しずつでも分かりあえる努力をしていけますように!!!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。