Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

『ビッグ・ツリー』&『ワークライフバランス』・・・

2009-10-09 20:54:22 | 教育・福祉・医療のネットワーク等
先ほど、行政センターに届いていた本

佐々木常夫著「ビッグ・ツリー」を、一気に読み終えました。


私の手元に来た本の副題は「私は仕事も家庭も決してあきらめない」となっていますが

Wisdomというサイトには、新版の

『ビッグ・ツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて』
という副題になっていました。


ビジネスマンとしても、ハードなお仕事に打ち込みながら

自閉症のご長男と次男と長女のお子さん二人と
うつ病を患って大変な状態の奥様との生活を、送っていらした方の言葉は

私自身も、身近なこととして想像できますので

どんなにか、大変でいらしたでしょうし、それだけに、今現在
いくつもの試練を乗り越えて「家族のきずな」を築いていらしたことの
安心や歓びは、ひとしおでいらっしゃることが、よく分かります。


この本を書かれる前、週刊「アエラ」の2004年11月22日号の
「カエリーマン」という「仕事をスピーディに処理して早く家に帰るサラリーマン」として、
家庭の事情やご家族のことを公表する機会があったそうです。(以下引用)


『 私は自閉症者の親の会に入って同じ仲間たちとの交流を通じ、どれほど励まされ得たものが大きかったことか。家庭に問題があれば、周囲の人たちは様々な形でサポートしてくれる。自分の背負っている荷物の一部を担いでいくれ、勇気や励ましや、優しさをいただくのに、それを隠しておくメリットがあるのだろうか。しかし、私もかつては自分の家族のことを他の人には言わなかったのだから。
 社会が健全な人たちで構成されているという前提で生活基準が設定されるのはおかしいと思う。皆何がしかのハンディや悩みを持ちながら生きているという前提に立っていた方がいいのではないか。事実そういう人たちは大変多い。健全な人でも弱いところやコンプレックスを持って生きていることもある。お互いを理解しながら社会生活を送れたらもっと深みのある幸せな社会になるのではないか。』(引用ここまで)

経済状況の変化や厳しさの中で、そう簡単には「お互いを思いやるやさしい社会」を
今すぐには、作れないとしても

きっと色々な手立てを組み合わせたり、新しい工夫をしたり
私たち自身の「生活や働き方に対する意識を変えていく」ことで

きっと、「少しずつでも、良い方向へ向かって進んでいけますように!」


まずは、我が家でも、夫の目につくところに、さりげなくこの本を置いておきましょう!


サテ…先日、ご紹介したYMCAとつかでの講演会の講師をなさいます
宇野洋太先生のお話の載っているサイトを見つけましたので
コチラでご紹介いたしますね。



川崎のNPO法人サイレントサポートの公開講座の際の講演記録です。

(日だまり工房の方から、掲載のご了解をいただきました。)


既に、本当にたくさんの方々が、様々な場面でお手伝いくださっていることを
最近になって、特に実感できるようになりました。


今後とも、子どもたちにまつわる様々な気がかりや発達障害だけでなく
様々な障害やご高齢の方々の色々なご病気や認知症など


少しでも、より良い手立てや治療法や解決策が見つかりますように!!!


さらに多くの方々のご理解とご協力と、あたたかいご支援を頂けますように!!!



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