さて、先日お話いたしました、オープンカレッジの特典といいましょうか
私にとっては、ほんとうにウレシイおまけがついていました。
それというのは…
実は、IDカードを作っていただくと、そのカードがあれば
大学の図書館を利用することができるんです!!
このところ、気になる人やもの・ことについて
アレコレと、本を取り寄せて(たいていアマゾンのユーズドですけれど)
読んだり、読めないまでも家の中に積んでいる…状態になっていました。
家の近くに大きな図書館がないので、買わずに済ませたいのに
なかなか借りて読むことができずにいました。
(家族から、つまり夫やさらには、
kirikouからも「お母さん、本を買いすぎだよ~。全然片づいていないよ~。」
と言われていて…よくよく反省はしつつも、行動は相反していました。)
そんなわけで、このところ短歌の授業が終わるとすぐに図書館に向かって
kirikouが学校から帰ってくる3時前までに、家に着けるよう見計らって
一時間とちょっとの間を、気になっている本を探すのにあてることにしています。
そのキャンパスは、マンションや高級住宅が並ぶ比較的新しい住宅地の一角にあって
芝生や植え込みも美しく、すこし高台になっているので
遠く丹沢方面の山々を見渡すこともできます。
確かに新しい建物からは、本来の伝統を思わせるような雰囲気は感じられませんが
なんだか、とてものびのびとした、さわやかな明るさがとても印象的です。
そんな大学の図書館に身を置いて、若い女子学生さんに混じって本を探していると…
初めのうちは、何だか気恥ずかしいような、場違いな気がしていました。
そうこうするうち、いつのまにか、自分の年格好や外から見える姿のことなど
お構いなしに、すっかり「本の虫」になってしまって
ほんとうに懐かしくってウレシイ気持ちに包まれていました。
広くて4階まである書庫の中に迷い込んで
びっしりと本の並んでいる書架の間で、ページをめくっていると
時間があっという間にすぎてしまい
あれもこれも借りていきたい…衝動に駆られながら
何冊かの本を手にして、カウンターに向かうことになってしまいます。
こんな風に、本に囲まれて過ごすことの魅力を思い出すことができたことは
思いがけないほど新鮮な驚きかもしれません。
そんなこんなで、最初に借りたのは、現代短歌に関する本でした。
次に行ったときは、備え付けられたPCで河合隼雄先生を検索して
いくつかピックアップした中から、書庫に行って手にした数冊の中から選んだのは
「日本語と日本人の心」という文庫本です。
この本は、大江健三郎さんと河合先生と谷川俊太郎さんの
小樽の絵本・児童文学研究センター主催のシンポジウムでの講演や対話を基にした本を
岩波現代文庫から出版したものです。
もともとが講演などのお話をもとにしているので、
文章としては、とても読みやすいのですが
内容は、いろいろな言葉についての大切なことを扱っているように感じて
その読みやすさとは反対に、もっともっと深く考えたり
それ以上に、学んでいかなくてはいけないことを提示しているように思いました。
(と言いながら一度読んでから、まだ読み直せずにいるんですけれど…)
その次に行った時は、前々からそここでその名前を耳にして
どこかしら気になっていながらも、ちょっと手が届かないような
私には難しそうな印象が強かった人の本を検索してみました。
面白いもので、タイトルで「これは!」と思ってメモしてから書庫に行って
その本や近くにあった関連の本を手にとってみるのですけれど
結局、借りてみようと思う本は、
実際の文章の入りやすさ(自分にとっての理解しやすさ?のようなもの)や
内容を確かめてから、自分なりの判断基準で、最終的に決めていることに気づきました。
そんな風にして、いま借りてきて手元に何冊かありますけれど
読みすすめていくには、相当の時間と気力とが要りそうで
2週間の貸し出し期間では、とうてい足りそうにもありません。
さらには、便利なのかどうなのかも決めかねるくらいの勢いで
インターネット上からの情報が、押し寄せてくるように感じられます。
これほどに、気になることがたくさんありすぎる中で
目の前の生活をきちんとこなしながら、何かを考えたり感じたりするには
よっぽど、時間の使い方や、物事の交通整理
(って、イメージしていることがお分かりいただけますでしょうか?)
が、上手にできないと、タイヘンだろうなぁと、つくづく感じました。
実は、私自身のことだけでなく
kirikouについても、似たようなことがいえるのかもしれません。
いま、目の前にあること、気になることに
とてもつよく惹きつけられてしまい、そこに集中してしまう…
おそらく「他が見えなくなるくらい」に、その「集中するという特徴」を
うまく生かしつつ、けれどある時には、上手に(自分で)コントロールすること
さらには、その一点に集中しがちな「視野を、いかにして広げていく」のかしら?
という疑問が、浮かんできました。
図書館という、実際にある空間にいたはずなのに
言葉をめぐって、アレコレしているうちに
どこまでも続く奥深い森のような、底も知れない海のようなところに
いつのまにか、どんどんと引き寄せられてしまったのでしょうか?
着いたところは…
大丈夫!!ご心配なきように!!
日当たりの良さだけが自慢の、いつもの我が家の2階の部屋の
四角いPCの前でしたね…
相変わらず、少しずつしかできませんけれど
様々なもの・ことを、私なりに整理しながら
これからも、お話していけるようにしたいなぁと想っています…
私にとっては、ほんとうにウレシイおまけがついていました。
それというのは…
実は、IDカードを作っていただくと、そのカードがあれば
大学の図書館を利用することができるんです!!
このところ、気になる人やもの・ことについて
アレコレと、本を取り寄せて(たいていアマゾンのユーズドですけれど)
読んだり、読めないまでも家の中に積んでいる…状態になっていました。
家の近くに大きな図書館がないので、買わずに済ませたいのに
なかなか借りて読むことができずにいました。
(家族から、つまり夫やさらには、
kirikouからも「お母さん、本を買いすぎだよ~。全然片づいていないよ~。」
と言われていて…よくよく反省はしつつも、行動は相反していました。)
そんなわけで、このところ短歌の授業が終わるとすぐに図書館に向かって
kirikouが学校から帰ってくる3時前までに、家に着けるよう見計らって
一時間とちょっとの間を、気になっている本を探すのにあてることにしています。
そのキャンパスは、マンションや高級住宅が並ぶ比較的新しい住宅地の一角にあって
芝生や植え込みも美しく、すこし高台になっているので
遠く丹沢方面の山々を見渡すこともできます。
確かに新しい建物からは、本来の伝統を思わせるような雰囲気は感じられませんが
なんだか、とてものびのびとした、さわやかな明るさがとても印象的です。
そんな大学の図書館に身を置いて、若い女子学生さんに混じって本を探していると…
初めのうちは、何だか気恥ずかしいような、場違いな気がしていました。
そうこうするうち、いつのまにか、自分の年格好や外から見える姿のことなど
お構いなしに、すっかり「本の虫」になってしまって
ほんとうに懐かしくってウレシイ気持ちに包まれていました。
広くて4階まである書庫の中に迷い込んで
びっしりと本の並んでいる書架の間で、ページをめくっていると
時間があっという間にすぎてしまい
あれもこれも借りていきたい…衝動に駆られながら
何冊かの本を手にして、カウンターに向かうことになってしまいます。
こんな風に、本に囲まれて過ごすことの魅力を思い出すことができたことは
思いがけないほど新鮮な驚きかもしれません。
そんなこんなで、最初に借りたのは、現代短歌に関する本でした。
次に行ったときは、備え付けられたPCで河合隼雄先生を検索して
いくつかピックアップした中から、書庫に行って手にした数冊の中から選んだのは
「日本語と日本人の心」という文庫本です。
この本は、大江健三郎さんと河合先生と谷川俊太郎さんの
小樽の絵本・児童文学研究センター主催のシンポジウムでの講演や対話を基にした本を
岩波現代文庫から出版したものです。
もともとが講演などのお話をもとにしているので、
文章としては、とても読みやすいのですが
内容は、いろいろな言葉についての大切なことを扱っているように感じて
その読みやすさとは反対に、もっともっと深く考えたり
それ以上に、学んでいかなくてはいけないことを提示しているように思いました。
(と言いながら一度読んでから、まだ読み直せずにいるんですけれど…)
その次に行った時は、前々からそここでその名前を耳にして
どこかしら気になっていながらも、ちょっと手が届かないような
私には難しそうな印象が強かった人の本を検索してみました。
面白いもので、タイトルで「これは!」と思ってメモしてから書庫に行って
その本や近くにあった関連の本を手にとってみるのですけれど
結局、借りてみようと思う本は、
実際の文章の入りやすさ(自分にとっての理解しやすさ?のようなもの)や
内容を確かめてから、自分なりの判断基準で、最終的に決めていることに気づきました。
そんな風にして、いま借りてきて手元に何冊かありますけれど
読みすすめていくには、相当の時間と気力とが要りそうで
2週間の貸し出し期間では、とうてい足りそうにもありません。
さらには、便利なのかどうなのかも決めかねるくらいの勢いで
インターネット上からの情報が、押し寄せてくるように感じられます。
これほどに、気になることがたくさんありすぎる中で
目の前の生活をきちんとこなしながら、何かを考えたり感じたりするには
よっぽど、時間の使い方や、物事の交通整理
(って、イメージしていることがお分かりいただけますでしょうか?)
が、上手にできないと、タイヘンだろうなぁと、つくづく感じました。
実は、私自身のことだけでなく
kirikouについても、似たようなことがいえるのかもしれません。
いま、目の前にあること、気になることに
とてもつよく惹きつけられてしまい、そこに集中してしまう…
おそらく「他が見えなくなるくらい」に、その「集中するという特徴」を
うまく生かしつつ、けれどある時には、上手に(自分で)コントロールすること
さらには、その一点に集中しがちな「視野を、いかにして広げていく」のかしら?
という疑問が、浮かんできました。
図書館という、実際にある空間にいたはずなのに
言葉をめぐって、アレコレしているうちに
どこまでも続く奥深い森のような、底も知れない海のようなところに
いつのまにか、どんどんと引き寄せられてしまったのでしょうか?
着いたところは…
大丈夫!!ご心配なきように!!
日当たりの良さだけが自慢の、いつもの我が家の2階の部屋の
四角いPCの前でしたね…
相変わらず、少しずつしかできませんけれど
様々なもの・ことを、私なりに整理しながら
これからも、お話していけるようにしたいなぁと想っています…